『お心づけ』と『お車代』の違い
『お心づけ』『お車代』というワードを初めて聞いた!という花嫁さんも、きっと多いかと思います。でも、『知らなかった』という理由で用意していなかったら恥ずかしいだけでなく、マナー違反にもなり相手に対しても失礼にあたります。『お心づけ』『お車代』は絶対に渡さなければいけないものではないですが、お礼を伝えるためにもちゃんと渡すのが大人のマナーでもあるんです。
■『お車代』とは
受付や司会、カメラマン、スピーチ、余興などをお願いしたゲストに対して渡すお礼のこと。お車代の中には、主賓や乾杯、遠いところから足を運んでくれたゲストに渡すものも含まれています。
■『お心づけ』とは
『お心づけ』とは、当日にお世話になる人へのお礼のこと。プランナーさんやヘアメイク、司会者など結婚式を支えてくれる人へ、感謝の気持ちを伝えるものを指します。『幸せのおすそ分け』という意味もあるそうですよ。
『お心づけ』と『お車代』の渡し方
お心づけやお車代は新郎新婦からの感謝の気持ちを表すもの。なので、本来であればふたりから渡すのが1番良いのですが、結婚式当日というのはヘアメイクやリハーサルなどでバタバタしていて、なかなか渡す機会がないもの。なので、お互いの両親にお願いして渡してもらうケースが多いようです。両親には事前に『どのタイミングで・誰に』渡してほしいのかを伝えておくようにしましょう。
事前に準備しておきたいこと
当日、『渡し忘れた!』『用意し忘れた!』なんてことを避けるためにも事前準備は大切なこと**ここではあらかじめ準備しておきたいことをお伝えしていきます♪
■『お心づけ』『お車代』を渡す人のリスト表を作成する
まずは『名前』、『なにをお願いした人か』、『新郎新婦との関係性』、『金額』を記載したリストを作成しましょう!
■お金を包む袋の用意
リスト表を基に、必要なアイテムを揃えていきます。『お心づけ』『お車代』は想定しているよりも多くなってしまうこともあるので、お金を包むご祝儀袋は余分に用意しておくと安心ですよ*
■必要な新札の用意をする
お札は必ず新札を用意しておくのがマナーです。銀行の窓口で新札に交換してもらうことができるので、なるべく早く替えておくようにしましょう!直前になって急いで用意したなんてことも、よく聞く話なので、行けるうちに行っておくと良いですよ◎
■リスト表に記載した内容を両親と共有する
用意した『お心づけ』と『お車代』は、前日か当日の受付開始前までには、両親に預けるようにしましょう。預けるときには、『新郎新婦との関係性』や『なにをお願いした人なのか』を伝えておくと良いですよ◎
ご祝儀袋の書き方と平均予算
当たり前のことですが、お札を入れるときは表側が正面を向くようにいれ、向きを揃えておくのが基本。ご祝儀袋にいれる場合は折らずに、ポチ袋に入れるときは三つ折にします。
■お心づけ
お心づけは『ささやかなお礼』を表したものなので、ポチ袋でも大丈夫◎水引などが印刷されてあるものを使うのが一般的ですが、最近ではお洒落なポチ袋を作成する花嫁さんもいますよ♡
受付・・・3,000円~5,000円、あるいは品物
余興・・・3,000円~5,000円
友人スピーチ・・・3,000円~5,000円、あるいは品物
小物類を作ってくれたゲスト・・・5,000円~2万円
二次会の幹事・・・5,000円~1万円
お車代
お車代を渡すゲストというのは、こちらから出席していただくようお願いした大切な人。最低でも『お車代』として1万円を包むのがマナーです。
主賓・・・1万円
乾杯・・・1万円
遠方から来ていただいたゲスト・・・交通費の半額~全額、宿泊代全額負担
マナーを守って『お心づけ』『お車代』を渡そう
いかがでしょうか**結婚式の準備の中で、意外と忘れがちな『お心づけ』と『お車代』。お心づけとお車代というのは、『本日はありがとうございます』と感謝の思いを伝えるための大切なものです。新郎新婦の両親がご挨拶を兼ねて渡すことが多いので、だいたいの相場を知っておきましょう。受け取る側と渡す側の両方が気持ちよく、幸せな気持ちになるためには事前準備がとっても大切です。感謝の気持ちが伝わるように、抜かりなく事前準備をしましょう♪万が一、渡しそびれてしまった場合は、結婚式が終わったらすぐに、お礼状と品物や商品券などといったギフト券などを送るようにしてくださいね。
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