美しさの極みであるウェディングドレス。でも、なにか個性が欲しい……そんな時は、自分そのものをデコレーションしてしまいましょう。
今回はボディフラワー・パールについてご紹介します。
ボディフラワー・ボディパールとは、花びらやパールを肌につけ、花嫁様をより華やかに、美しく魅せるボディアレンジのことです。
ファンデーションで肌の色を調えてから、つけまつげ用のグルー、ワセリン、アイプチのりなど、肌に優しい素材でくっつけます。つける部分はドレスから見えている部分であればどこでもOK。手首や顔もOKです。
どんなドレスでも和装でもつけることができますが、特に、デコルテや背中が開いたデザインのドレスがおすすめ。開いた肌から、花びらやパールを見せることができます。
素材を肌につけるので、施術料金が追加されます。材料が多くなるほど値段は上がり、数種類の花材で2万円ほどかかります。
ボディフラワーに使う花は?
使う花はなんでもOK.ブーケと花材を合わせれば統一感が出ます。ボディにつける花とブーケでカラーや花の種類を変えて、デザインに緩急をつけるのも。
アーティシャルフラワーはもちろん、生花も使えます。鮮やかな花々は、花嫁様をフェミニンに引き立ててくれます。
花はかすみ草、オンシジウム、デルフィニウム、季節の花など。あまり大きな花はつけず、かすみ草の花ひとつといった小さな花や、大きめの花びらをつけていきます。
小さな花はささやかな美しさを、大きな花は艶やかに見せてくれます。なりたいイメージによって変えていきましょう。
オールシーズン使える花は、バラ、マーガレット、ガーベラなど。特にバラは、色彩でも、香りでも彩ってくれます。
特別感を出すために、誕生花を取り入れてみるのもおすすめです。
また季節に合わせて、
春はさくら、夏はあじさいやヒマワリ。秋の花であるコスモスやキンモクセイ、冬はシクラメンの花びらなどを選ぶと、季節感をたっぷりと演出してくれます。
ボディパール
お花の鮮やかさとは違い、シンプルで上品なイメージに仕上げてくれます。カワイイ系からクール系まで、どんなタイプも引き立ててくれます。
大きさは様々。サイズを揃えて統一感を出したり、敢えてサイズの違うパールを使うことで、メリハリの付いた美しさを見せてくれます。
もちろん、花やビジューと合わせて使うのも。
ビジュー・ラインストーン
ひとつぶでも存在感があるビジューやラインストーン。パールよりもきらびやかな印象をプラスしてくれます。さらに、きらきら輝くビジューは、肌を美しく見せてくれます。
カラーストーンは美しく光り輝き、特に豪華な印象に。たくさん付ける場合は、色合いがにぎやかになりすぎないように、メイクやドレスとの兼ね合いを考えておきましょう。
どこにつける?
肌が露出している場所なら、どこでもつけることができます。
髪は、土台がシックな色なので、ホワイトのパールやビジューが際立ちます。
目のすぐ下に一粒ずつ付ける、耳のラインに沿ってつける、ということも。パールの輝きをさりげなく取り入れることができます。
首回りや手の甲につけて、ぱっと見てネックレスや指輪のようにするのも。アクセサリーとは違う印象を与えるため、ゲストとの話題になります。
和装と合わせる
ボディパール・フラワーは、ドレスだけではなく、和装とも合います。
パールが加わることで、あでやかかつ、おしとやかな着物姿に。花びらは着物の奥ゆかしさ・美しさを引き立ててくれます。ビジューは豪奢な柄と合わさり、さらにゴージャスなイメージに仕上げてくれます。
取り入れるコツは?
どの程度の華やかさにしたいか、具体的にイメージすることが大事。特に花材の量には気をつけましょう。色の濃い花は、花びらひとつで与える印象が大きく変わってきます。
控えめな色合いのパール・小さめのビジューも、つけすぎはNGです。
また、小さなパールと大きなパールでは、存在感が違います。素材の大きさでも印象は変わるので、なりたい姿を具体的に思い描いた上で、ヘアメイクのスタッフさん、ボディメイクのスタッフさんと相談していきましょう。
接着剤が肌に合わない可能性もあるため、事前にパッチテストを行っておくと安全です。かゆくなった、肌が赤くなった、と引っかいて落としてしまう……なんてことはないようにしましょう。
また、接着剤は汗や摩擦でも取れてしまいます。挙式中やゲストへの挨拶回り、ガーデンウェディングの際は、注意して動きましょう。
ボディメイクはブーケやアクセサリーだけでなく、フラワーシャワーと組み合わせることでも美しさを発揮します。パールをまとった華やかな花嫁様を、鮮やかな花びらが祝福する、素敵な光景を贈ることができます。
フラワーやパール、ラインストーンを使ったメイクは、一生忘れられない思い出の日の「特別感」を引き出すぴったりのコーディネートです。
ボディメイクで、心も体も美しく魅せて下さいね!

