まずは知っておきたい!「熱中症」ってなに?
“熱中症”と言えば、「暑さで体調が悪くなること」と思っている人が多いですが、実は熱中症ってあなどれないものなんです!熱中症とは汗をかくことで体内の水分や塩分が失われたり、体温調節機能が上手に働かなくなってしまったりして起こるもの。特に、結婚式の場合はドレスコードの関係で涼しい服装ができなかったり、お酒を飲んで脱水になってしまったり、屋外での撮影時間が長かったりと、熱中症になってしまう要素がたくさん!重度の熱中症になってしまうと命に関わってくることもあるので、おもてなしをする側としても配慮する必要があります*

事前準備が大切!ゲストへの配慮は準備段階から
■① 結婚式招待状に「暑さ対策」のメッセージを添える
例えば、「当日は大変暑くなることが予想されます。ぜひ帽子や日傘、ハンカチをご持参ください」など、一言添えるだけでも印象が違ってくるもの♡ゲストからしても「気を遣ってくれているな」と感じることができるので、準備も万全にしてくれるはず!
■② ドレスコードは“ゆるめ”に設定する
男性ゲストならノージャケット可、女性ならサンダルOKにするだけでも、だいぶ楽に感じるはず!形式ばったスタイルも素敵ですが、ゲストの体調を第一に考えてくださいね*
■③ 式場選びの段階から「涼しさ重視」を意識する
式場選びの段階で夏の季節に挙げることを予定している場合は、屋外にはちゃんと日陰があるか、冷房完備か、ゲストが着替えられる控え室があるかを確認しておくと◎空調設備に目がいきがちですが、風通しの良さも重要なポイント!
結婚式当日に用意しておきたい!ゲストのためにできる熱中症対策
■ウェルカムドリンクにひと工夫を
到着したゲストに用意する「ウェルカムドリンク」を“水分補給仕様”に!特に暑い日は、汗と一緒に塩分もどんどん出ていってしまうので、水だけを飲んでいると逆にバランスを崩してしまうことも…。オシャレなカクテルも素敵ですが、暑い日は冷たい麦茶やスポーツドリンク、フルーツジュース、キンキンに冷えたビールが喜ばれがち♪*。氷入りのフルーツウォーターも見た目が可愛くて◎!
■ハンディファンや冷感グッズを配る
地味に喜ばれるのが「ハンディファン」や「冷感グッズ」!最近では、ハンディファンや冷感グッズも100均で手に入ることができるのでコスト的にも◎!ハンディファンはゲストの名前入りにして席札替わりにしたり、プチギフトとして贈ったりしてもいいかも♡他のゲストの前で使うのが恥ずかしいと感じるゲストもいるので、お手洗いにも冷却シートや濡らすと冷たくなるタオルもあると良いですよ◎
■涼める時間を確保する
挙式が終わって披露宴までの待ち時間を「冷房が効いた部屋」で過ごせるようにする、親族の写真撮影の間は室内に戻れるようにするなど、ちょっとした休憩時間があるだけでも全然違ってきますよ*
■日差し対策も忘れずに
女性ゲストの中には、日焼けが気になる人もいるかもしれません。日傘やつばの広い帽子を用意しておくと安心!式場で用意してあることもあるので、事前に日傘などがあるか確認してみるといいかも♪
■プチギフトにも“いたわり”を込めて
披露宴が終わってゲストをお見送りするときにお渡しするプチギフト。その時に、新郎新婦さんから「暑い中、お越しいただいて本当にありがとうございました。どうか水分しっかりとってくださいね!」と声をかけるだけでも、ゲストからの印象も良くなるもの♡プチギフトを「塩分タブレット」や「ポカリのミニボトル」にするのも実用的!
年配ゲストや妊婦さん、子連れゲストには個別の対応が大事!
おじいちゃんおばあちゃん世代や妊婦さん、小さなお子さんを連れたゲストには、スタッフや新郎新婦さんからこまめに様子を見て声をかけてあげると◎「体調は大丈夫ですか?冷房が効いているこちらで少し休憩されますか?」「お水や冷えたタオルをお持ちしましょうか?」など、ちょっとした言葉だけど、このような心配りがゲストにとっては嬉しく感じるもの♡時間がある時でいいので、新郎新婦さんからも声をかけるようにしてあげてくださいね。
夏の結婚式だからこそ、“心配り”が1番重要なんです!
暑さへの配慮ができているかどうかは、“相手を大事に思っているのか”がモロに出てしまうポイントだったりするもの。豪華な演出や高級な料理も素敵ですが、夏の結婚式ではゲストの健康や快適さにも気を配ることが、本当の“おもてなし”でもあります*新郎新婦だけでなく、ゲスト全員が笑顔で過ごせるような夏の結婚式にしてくださいね♡

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