お月見とは?
十五夜の中秋の名月と、それより後の十三夜に月を見る風習。秋の澄み切った夜空に、月が美しく浮かぶ様子を楽しむ、風情あるイベントです。今年の中秋の名月は10月6日。十三夜は11月2日になります。暑さの和らいだ時期には、美しい月が見られること間違いなしです。
お月見といえば月見団子
月に見立てたおだんごを食べることで月の力を分けてもらい、1年の健康と幸せを得ると信じられてきました。お米の粉で作ったおだんごをお供えすることには理由があり、無事にお米が収穫出来たことへの感謝と、来年への豊作祈願が込められています*おだんごをピラミッド状に積み重ねるのは、高く積み上げることで、感謝の気持ちを月に届けようとした名残だそうですよ♪ちなみに、関東と関西では食べ方が違います。関東ではおだんごには味をつけず、あんこやみたらしあんをかけて食べます。一方関西では、おだんごにこしあんを巻き付けます。
お月見はグルメなイベント?
中秋の名月の時期はサトイモやサツマイモを収穫する時節にあたるため、「芋名月」とも呼ばれます。そのため、サトイモやサツマイモを使った料理をコースに入れてみるのもおすすめです*
サトイモ
親イモの周りに子イモや孫イモがつくことから、これからの繁栄を表す縁起の良い食べ物です*花言葉は「愛のきらめき」といわれています。素朴で飽きの来ない味から煮付けや魚料理の添え物として活躍してくれます。
サツマイモ
秋の料理に欠かせないサツマイモの花言葉は「乙女の純情」「幸運」。サツマイモはほくほくしたものからねっとりしたもの、しっとり系とたくさんの品種があるので、食べ比べを行ってみるのもありです。
ブドウ
ブドウをお供えする地域もあります。他の作物と同じく、収穫祈願の一種で供えられます。ブドウはツルのある植物なので月と人を結びつけるものとして、とても縁起の良いものと考えられてきたそうです。人と人を結びつけてくれる果実として、取り入れてみましょう♡
ウェディングブーケにお月見のテーマを取り入れるなら?
パンパスグラス
ススキと似た見た目のパンパスグラスは、ふわふわの大きな花穂が特徴的です。インテリアやブーケによく使われ、ブーケにすると他のお花を引き立ててくれます。花言葉は「雄大な愛」。花穂は陽の光に照らされると銀白色に輝き、キラキラと美しいです*
ススキ
古代日本で、神様が降り立つ依り代と考えられてきたススキ。邪気を払う力があるとも言われています。花言葉は「活力」「心が通じる」。淡い色合いでどんなカラーとも合い、秋らしいオレンジやブラウン、ワインレッド、かわいらしいアプリコットやコーラルピンクとも合わせることができます◎9月から10月にかけて最盛期の花、ダリアやコスモスを合わせるのもおすすめです。
ピンポンマム
ピンポン玉に例えられるほど丸みのあるピンポンマム*まん丸に開いた様子は、満開の状態。かわいい形で、黄色や白色、オレンジ、ピンクなど、カラフルな色合いが特徴です。装飾にはもちろん、ブーケにもおすすめです。黄色と白色のピンポンマムは、まるで月のよう♪小さな月として、装飾に使ってみるのも良いかもしれません。生花が長持ちすることから、ウェディング後にも楽しめます。
お月見がテーマのウェルカムスペースは?
ウェルカムスペースに飾りたい、お月見インテリアにはススキやパンパスグラス、ウサギやおだんごのぬいぐるみなど、さまざまなものがあります。穏やかでアットホームな雰囲気を演出してくれますよ♡最も手軽な方法は、ウサギのぬいぐるみを飾ることです。愛らしいインテリアがあると、ゲストも注目してくれますよ♪
お月見がテーマのネイルも
結婚式は指輪交換やケーキカットなど、手元に注目が集まるシーンが多いです。写真にも残るので、華やかなネイルをしましょう*お月見なのでまんまるの月や、ふわふわのウサギ、星などのモチーフを取り入れてみては?夜空を表すネイビーや濃いパープルがおすすめです◎ウサギと夜空の組み合わせは愛らしさとともにとても風情を感じさせますね。
お月見は風情あるイベントながら、結婚式のテーマとしてもおすすめです◎みんなで月を思うという演出は、穏やかな気持ちにさせられます。温かい雰囲気の結婚式も一生の思い出になりますね♪

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