基本マナー①*招待状が届いたら・・・
招待状が届いたら、1週間以内に返信するようにしましょう。仕事の都合などで予定が分からなくて、返信できない時もあるかと思います。どんなに遅くても招待状に記載してある期日までには、かならず返信するようにしましょう。
■返信ハガキの記載方法
招待状の返信ハガキは、本来であれば毛筆か万年筆が理想ですが、書き慣れていなかったり、そもそも持っていなかったりするので、そういった時は黒のボールペンでok!
▼表面
返信ハガキに記載されてある宛名欄は「行」となっているので、二重線で消しましょう。
消したら、「様」と書き直します。
▼裏面
・出席する場合
まずは、「ご欠席」を定規を使って二重線で消します。ほかにも「ご出席」「ご住所」「ご芳名」の「ご」を消していきましょう。
「出席」に丸をしたら、「喜んで(慶んで)出席させて頂きます」という文章になるように、余白部分にメッセージを付け加えます。
・欠席する場合
欠席の場合でも、出席の時と同様で「ご欠席」「ご芳名」「ご住所」の「ご」を二重線で消します。「残念ながら欠席させていただきます」という文章になるように、余白部分にメッセージを書きましょう。
基本マナー②*ご祝儀の基本
■ご祝儀の相場
一般的には3万円を包むことが多いですが、新郎新婦との関係によって包む金額は異なってきます。
・友人や同僚→3万円
・会社の先輩や上司→3万円
・主賓→5万円
・親族→5〜10万円
友人や同僚、会社関係の人の場合は3万円が相場とされています。ただ主賓の方は5万円と少し金額が高くなるようです。
兄弟や従兄弟など親族の場合は、5〜10万円が相場とされていますが、親族のことなのでいくら包むべきなのかは家族に相談してみると◎
■縁起の悪い数字は避ける
ご祝儀を包むときに気をつけたいのが「縁起の悪い数字」です。
たとえば偶数の金額。偶数は「割り切れる」ということから、昔から「別れ」を意味するものとされてきました。結婚式というおめでたい場なので偶数の数字は避けるようにしましょう。
ほかにも「4」「9」の数字。この数字は、「死」「苦」を連想させることから、結婚式では避ける数字とされてきました。
ご祝儀を包むときは、こうした「避けたほうがいい数字」を意識するようにしましょう。
■ご祝儀袋を選ぶときのポイント
結婚式のご祝儀袋には「結びきり」か「あわじ結び」を選ぶのがマナーです。表書きは「結婚御祝」「寿」と書いてあるものを、水引の下に「氏名」を書きましょう。
■ご祝儀袋の中袋について
お金を入れる「中袋」には、表側に「金○萬円」と記載します。たとえば3万円包むのであれば、「金三萬円」と書きます。
そして裏側には、住所と氏名を書くことを忘れないようにしましょう。
中袋にお札を入れるときは向きを上向きに。向きをバラバラに入れるのは格好悪いので、揃えて入れるようにしてください。お札は新札を入れるようにしましょう。
基本マナー③*基本の服装マナー
結婚式とは幅広い年齢層の方が出席されるので、ゲストとして恥ずかしくないよう服装マナーもしっかりとおさえておきましょう。
■服装
・女性の場合
洋装であれば、ワンピースタイプのドレスが一般的。もし和装にするのであれば、未婚女性は振袖、既婚女性は訪問着や色無地とされています。
・男性の場合
男性の場合は黒のスーツに白のシャツが基本とされていますが、すこし寂しく感じるのであればストライプ柄など、目立ちすぎない程度のものであればok。
ネクタイは白やシルバーなど、華やかなものを選ぶようにしましょう。
■気をつけたい服装
ゲストとして結婚式に出席するときは、次のようなことに気をつけましょう。
・白のドレスを着ないこと
結婚式では、「白は花嫁さんの色」とされています。ドレスを着るときは、白以外のものを選ぶようにしましょう。
・新郎新婦より目立つような服装は避ける
個性的すぎる服装やゴージャスな服装は、かえって新郎新婦より目立ってしまう可能性があるので気をつけましょう、
・全身黒など地味すぎるコーディネートはNG
服装や靴など全身が黒だと結婚式というよりはお葬式になってしまいます。もし黒しかないのであれば、ピアスやネックレスなどで華やかさを出しましょう。
・露出の多い服は避けること
肩や脚が出た服装はNGとされています。
肩が出るドレスを切るときは、ボレロなどを着て露出する部分を少なくするようにしましょう。
・ヘビ革やワニ革、動物の毛皮はマナー違反
こうした動物の毛皮などは、殺生を連想させてしまうことから、おめでたい場ではNGとされています。
マナーを守って、お祝いをしよう*
今回の記事では、ゲストが守りたいマナーについてご紹介してきました。
結婚式には新郎新婦と関係のあるたくさんの方が出席されます。新郎新婦に迷惑をかけてしまわないためにも、最低限のマナーを守ってお祝いをしましょう。
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