先日発生した台風19号
被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い復旧を願っています。
さて、ニュースでも取り上げられていた*結婚式問題*
台風や地震などの予期せぬ自然災害が発生したときに
結婚式を予定していた場合、
どんな対応をするのが正解なのでしょうか…??
今回の台風19号直撃の日は
10月の3連休ということもあり
たくさんの新郎新婦が結婚式を控えられていました。
この日のために一生懸命準備をされてきたお二人。
そんな二人の気持ちを考えると、心が痛くなります…。
わたしもかつてはプランナーとして
結婚式場で働いていました。
今回は、
【新郎新婦】【ゲスト】【プランナー】の3つの目線から
台風や地震などのトラブルの際の”ホンネ”を考えてみます**
まずは【新郎新婦】
二人の頭に一番最初に浮かぶのは<ゲストのこと>
交通機関の計画運休が発表され、
ゲストが式場まで足を運ぶことが難しくなる。
また、ゲストの安全も心配なところです。
「ゲストに申し訳ない気持ちをもって結婚式をするのは正直辛い。」
「もしゲストに何かあったら後悔すると思う。」
二人が悪いわけではないのに
どうしようもない”罪悪感”を感じてしまう…
結婚式はゲストに日頃の\感謝の気持ちを伝える場/と考えていた
新郎新婦ほど、決断をするのに時間が掛かります。
そして、もうひとつは<結婚式場のキャンセル料>
これは結婚式場によって対応が異なります。
このような事態になったときは、
いち早くプランナーさんに連絡をして
判断を仰ぎましょう**
たくさんの業者によって成り立っている*結婚式*
すでに、引き出物やお料理、装花やケーキなどが
納品されていることがほとんどです…。
このアイテムたちの<キャンセル料問題>が出てきます。
ただでさえ、何百万円というお金がかかっている結婚式では
キャンセル料も莫大にかかってくることも。
▪キャンセル料を払うことが出来ないので、結婚式を決行する
▪キャンセル料を払ってでも、結婚式を延期/キャンセルする
新郎新婦は、このどちらかの判断をする必要が出てきます。
今回の件で、一番辛い思いをしているのは
間違いなく新郎新婦。
でも、どうすることも出来ないのも本当。
そんな中、最終的な決断をしなくてはいけないのです。
\大切な結婚式だから/と
【延期】を選ぶ新郎新婦が多いものの
事情はそれぞれ**
「自分たちにとって、何が一番優先なのか」
を考えることによって答えが見えてくるかもしれません。
次に【ゲスト】
台風が近づいているニュースを耳にすると
ゲストもそわそわ。
ゲストが心配になる点として
▪結婚式の開催有無
▪行けない場合、欠席連絡はいれるべき?
▪新郎新婦に連絡をして聞くのも、少し気が引ける…
▪断ってもいいもの?
などなど。
新郎新婦の辛い気持ちはくみ取りながらも
自身や家族の安全も気になるところ**
このような緊急事態のとき、
ゲストが何よりも知りたいのは
【結婚式をするのかどうか】
新郎新婦の事情もあると思いますが、
なるべく早く判断してあげることが必要◎
また、もし【結婚式をする】という判断をした場合は
<無理をしないでほしい>という旨を伝えてあげることが
配慮として大切です◇
そして【プランナー】
私たちプランナーも
意気消沈している新郎新婦の姿を見るのは
とっても辛いです。
対応は、それぞれの会場・会社によって異なります。
下された判断の中で
私たちがしてあげられることは、何でもする
という気持ちでいます**
実際に、台風直撃の中
結婚式を開催した経験もあります。
交通機関が遅延していたり、運休になっているので
まずゲストの集合がバラバラ。
状況を見ながら、挙式開始時間を決めるので
もしかしたら時間通りに始まらない…なんてことも
あるかもしれません。
そして、式場スタッフも
交通機関の乱れにより、十分に人数がそろわない
というケースもあります。
料理がスムーズに出てこない…
ということも実際にあったりします。
それでも、今出来ることは最大限にする
少しでも新郎新婦、そしてゲストに楽しんでもらう
そんな気持ちでお手伝いをしています!
ですが、やはり私たちプランナーとしても
結婚式の【延期】をおススメすることがほとんどです。
再度日にちを合わせることは大変かもしれません。
ゲストに申し訳ない気持ちがあるかもしれません。
最終的には、お二人の判断に任せることが多いですが
参考にしてみてください**
台風や地震などの、自然災害時の
結婚式の対応についてのお話でした。
やりきれない思いがそれぞれにあり、
どうしたらいいのか分からなくなるかもしれません。
でも周りを見れば
二人の結婚を祝福するゲストたち、
そして二人を支えるプランナーがいます**
みんなで助け合いながら、
大変なときを乗り越えれば、絆はもっと強くなる。
そう信じて、一緒に乗り越えていきましょうね*
結婚式に関する幅広い知識を持った元プランナー。
日本だけじゃなく、海外での可愛い花嫁さん情報も発信します!