新郎新婦の人生の節目ともいえる結婚式。新郎新婦が主役の日なので、ふたりが楽しめないと意味がありません。とはいえ、結婚式はゲストに結婚の報告と感謝の気持ちを伝える場でもあります。わざわざふたりのために足を運んでくれるゲストのために、新郎新婦は「おもてなし」をする必要があります。「私たちのために来てくれてありがとう」と伝えるだけでなく、「形」としても伝えることが大切。結婚式当日は何かと忙しく、1人1人とゆっくり話すことが難しいものです。
そこで、多くの人たちはお礼の形として「引き出物」に力を入れるよう。ゲストにとっては当たり前の品ではありますが、引き出物こそが日頃の感謝の気持ちを伝えることのできるアイテムなのです。ゲストの中にはどんな引き出物なのか楽しみにしている人もいるので、ぜひ引き出物選びにはこだわってみましょう。とはいえ、「どんな引き出物がいいのかな?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、ゲストに喜ばれる引き出物や、選ぶときのポイントをご紹介していきます。選ぶときは、「軽くてコンパクトなもの」を意識すると◎負担なく、持ち帰りやすいものが良いとされています。「ゲストに負担をかけないもの」を観点に選ぶのもおもてなしと言えますよね。では、さっそくゲストに喜ばれる引き出物を見ていきましょう!
引き出物選びの注意点*「大きい物が良い」とは限らない
引き出物だけではありませんが、誕生日プレゼントなど何か貰うときに見た目が大きいものや、重さがある物だと、「なんだろう?」とウキウキしたり、お得な気持ちになったりすることってありますよね。
こうした人の心理から、引き出物選びの時も「大きいモノのほうが良い」「重たいモノのほうが喜ばれる」と思っている人たちが多いようです。ですが、これは大きな間違い!
引き出物が大きいと「なにこの大きい引き出物!」と喜ばれることもありますが、ゲストが持って帰るときに負担をかけないかということまで考えて選ぶようにしましょう。
重たい荷物を持って帰るというのは、少なからず負担を感じる人はいるので、「ゲストに負担のないモノ」を意識して選ぶことも「おもてなし」の1つとも言えますよ。
引き出物を選ぶときは、大きさや重さで選ぶのではなく、品物の質で選ぶのがポイントです。
貰って嬉しい引き出物と嬉しくない引き出物エピソード
では、ゲストはどんな引き出物なら嬉しいのか、逆にどんな引き出物だとガッカリするのでしょうか。ゲストの本音を聞いてみました。
■こんな引き出物だったら嬉しい
・二次会にも参加する予定だと、軽い物がいい。重い荷物を持って二次会にも参加するのは正直しんどいから、軽いものが良い。
・カタログが嬉しかった。自分で選べるのも嬉しいし、何よりかさばらないのが良かった。
・高級ブランドのものが嬉しかった。大きさは小さいけれど、質の高いものだと嬉しいし、テンションも上がる。
・ゲスト一人一人違う引き出物だった。新郎新婦が一生懸命考えてくれたんだな、と感じることができて嬉しかった。
■ガッカリした引き出物
・大きくて重たくて、持って帰るのがしんどかった。
・大きな放送のわりには、中身が小さかった。それはそれでガッカリ。
・とにかく重くて、帰る途中に邪魔に感じてしまった
・実用的ではないもので、親にあげた
・新郎新婦の写真が印刷された食器は使い道にも困ったし、処分にも困った。
ゲストの本音を聞くと、やはり「大きいもの」は負担がかかるようですね。引き出物をその点「小さいもの」「コンパクトなもの」を贈ると二次会に参加する時も荷物の邪魔にならず、帰宅する時も負担がかからずに済むので喜ばれる傾向にあります。
引き出物選びをするときは、ゲストの負担にならないものを意識すると良いかもしれませんね。
「小さくてコンパクトな」引き出物をご紹介♪
「小さくてコンパクトな引き出物って、どんなものがあるの?」と悩んでいる人もいますよね。ここでは、そんな引き出物をご紹介していきます!
■ダントツ人気!名入れ箸・高級箸
軽くて、小さい。コンパクトなことから、圧倒的に人気のある「お箸」。お箸には、「幸せの架け橋」という意味もあるようで、お祝いの場にはピッタリなアイテムとされています。ほかにも「健康」「長寿」の意味もあり、最近では引き出物として選ぶ人も増えているようですよ。
ゲストの名前を入れることによって、オリジナル感・特別感が増すので、とても喜ばれます。お箸を使うたびに「このお箸、○○ちゃんたちの結婚式でもらったんだー!」「あの結婚式、素敵だったな」と思い返してもらえるきっかけになりそう。
お箸を引き出物に選ぶ人は、席札代わりに用意する人もいるそうですよ。
■定番アイテム♪カタログギフト
引き出物の大定番ともいえるカタログギフト。自分で選べるということから喜ばれますが、何度も結婚式に行ったことある人にとっては「まだカタログギフトか〜」とつまらない印象をあたえてしまうことも。とはいえ、やはりカタログギフトは不動の人気!今もなおたくさんのカップルさんたちに選ばれ、ゲストに喜ばれているようです。
カタログギフトは、「今、必要なもの選ぶことができる」「選ぶのが楽しい」「届いたときに嬉しい気持ちになる」という点が喜ばれている理由にあがります。
いくら仲良いとはいえ、相手が何が欲しくて、なにが必要なのかは分からないもの。たとえばペアのマグカップを贈ったとしても、自宅にたくさんコップがあって、「また増えちゃったなー・・・」「もう置くスペースがない・・・」という人もいるかもしれません。良かれと思って贈ったものが、実は迷惑をかけてしまうことも起こりえます。
その点、カナログギフトだとゲストが欲しいと思ったものを選ぶことができるので、こうした問題が起こらずに済みます。
「欲しいものが無かった」という声もありますが、最近では、カタログギフトはのジャンルも増えているようです。
北欧を専門に取り扱ったカタログギフトや、食器専門カタログギフト、アウトドア専用のカタログギフト、スイーツ専門のカタログギフトはなど、本当に様々。ゲストの顔ぶれを見て、どんなカタログギフトにするか決めるのも良いですね。
■有名ブランドのメイクアイテム
女性ゲストにおすすめなのが、有名ブランドのメイクアイテム。有名ブランドのものってお値段もするし、なかなか自分では手が出せないですよね。
チークやアイシャドウはゲストの好みもあるので、メイクブラシなどが無難。毎日使うメイクアイテムを贈るのも素敵なアイディアですよ♪
■高級スイーツ
「結局のところ、形に残らないものが嬉しい!」「消耗品だと、場所にも困らないから良い」という人も多いようです。
高級ホテルのお菓子などは、ゲストやそのご家族の方にも喜ばれそうなアイテムです。
素敵な引き出物を贈ろう♡
いかがでしたか?今回の記事では、「小さくてコンパクトな引き出物」についてお伝えしてきました。
引き出物を選ぶときは、ゲストの気持ちになって選ぶことが大切。「これを受け取って、嬉しいかな?」「帰るときに負担をかけないかな?」と、考えてから選ぶようにするといいですよ。
「おもてなし」の心が込もったステキな引き出物で、ゲストに喜んでもらえるといいですね♪
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