立食パーティーの楽しみ方*
結婚式披露宴の料理といえばゲスト一人一人が着席し、コース料理のように、席まで料理が運ばれてくるスタイルを想像する人が多いと思います。こうした着席スタイルとは逆で、立食パーティーではビュッフェスタイルでの食事が基本となります。
ビュッフェスタイルとは、大きなテーブルにたくさんの料理が運ばれて、食べたいものを自分のお皿に取り分けるスタイルのこと。
このような立食スタイルのパーティーでは着席スタイルとは違い、料理と会話を立っておこないます。つまり食事というよりは、会話を楽しむことを目的にしています。
そんな立食パーティーにも着席スタイルと同じようにおさえておきたいマナーがあるので、しっかり把握して立食パーティーを楽しみましょう。
立食パーティーの基本マナーをおさえておこう
テーブルに並んだ料理の中、食べたいものを自分のお皿に取り分ける立食パーティーでは、着席スタイルとは違ったマナーがたくさんあります。基本ルールをきちんと知っておきましょう。
■お皿やグラスなど食器の持ち方
立食パーティーでは利き手ではないほうで食器やグラスを持ちます。利き手はあけておくのが基本のスタイル。つまり右手が利き手の人の場合、左手で食器やグラス、スプーンなどを持つことになります。
ただ、立食パーティーに慣れていない人は食器など全てを片手で持つことって難しいですよね。無理して持つと、落として割ってしまうことも。不安な人は食事用テーブルに置くと、落とす心配もないので安心ですよ。
ときどき、1度に何枚ものお皿を使っているひとがいますが、実はタブーな行為。立食パーティーのような場では、1度につき1皿ということを覚えておきましょう。新しい料理を取りに行くときは、また新しいお皿に交換するのが基本とされています。
■料理の取り方
コース料理では、前菜からメイン、デザートという流れが基本ですよね。立食パーティーも同じで、前菜、メイン料理、デザートの流れで取るようにしましょう。そして料理を取るときは、人の流れに沿って取っていくのがマナー。割り込んだり、逆らったりせずに、きちんとマナーを守りましょうね。
ビュッフェスタイルの場合好きな料理を思う存分食べるそとができますが、あまりにもたくさんの量を取ってしまうのはタブー。ほかの人も同じものを食べることになるので、独占してしまわないように気をつけてください。
料理をお皿に取り分けるときは、3種類ほどの料理を、お皿の半分より少し多い程度に取り分けるようにするのが基本。「7〜8割くらい」と覚えておくと良いですよ。
お皿いっぱいに取り分けるのは避けるようにしましょう。
せっかく取り分けたのに、お腹いっぱいで食べられない・・・ということだけは避けてください。取り分けるときは、食べられる分だけ取り分けることが大切です。
ビュッフェ形式のパーティーではレストランビュッフェのように、つい家族や友達の分まで取り分けがち。ですが、これはタブーな行為なんです。立食パーティーでは、自分の分だけ取り分けるようにしましょう。
立食パーティーの注意点
立食パーティーでは、食べながら歩くのはNG。食事をするときは、必ず食事用テーブルで食べるようにしてください。式場によっては、椅子を用意してくれているところもあります。これは食事するときに使うのではなく、すこし休憩したい人が使うものなので食事をするために座るのは避けましょう。ときどきカバンや荷物を椅子の上に置いて場所取りをしている人がいますが、これはマナー違反とされているので気をつけてくださいね。立食パーティーであっても謝辞やスピーチ、余興は通常通りおこなわれます。誰かが話している時などは、食事中であっても耳を傾けるようにしましょう。
基本的マナーをおさえて、大人の立ち居振る舞いをしよう
今回の記事では、立食パーティーの基本マナーをお伝えしてきました。
立食パーティーはアットホームな雰囲気にしたい人や、カジュアルウェディングをテーマにしたカップルたちから人気のあるスタイル。着席スタイルとは違って少しくだけたイメージがありますが、立食スタイルにもマナーがあります。しっかりとマナーをおさえて、結婚式を楽しみましょう。
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