『お詫び状』が必要なタイミングってどんなとき??
結婚式を中止・延期するときは、基本的にはゲストへ『お詫び状』を送るのがマナーとされています。自分たちの結婚式のために予定を空けてくれていたお礼とあわせて、その予定が中止、あるいは延期になってしまったお詫びを伝えるためのものなので、大人のマナーとしてきちんとした対応をするようにしましょう。もし、結婚式当日まであまり日数がない場合は、取り急ぎ電話やLINEなど普段の連絡手段で連絡することもあります。
■結婚式を中止する場合(開催日未定の場合)
もし開催日が未定の場合は、『開催日は決まっていない』ということだけでなく、『もし日程が決まった場合は、あらためて連絡させていただく』ということを記載するようにしましょう。
■結婚式を延期する場合(すでに日程が決まっている場合)
招待状と一緒に送ります。お詫び状には『ご無理のない範囲でご検討ください』をいう文面を添えることがポイント。また、新型コロナウイルスの感染状況によっては、ぎりぎりまで出欠を考えたいというゲストもいるかもしれません。そういったゲストのためにも、返信期日を延期するのも1つのアイディアです。その場合は式場側と相談するようにしましょう。
ゲストへ贈る『お詫び状』のポイント
■用紙を決める
招待状と一緒に送るのであれば、招待状と同じカードサイズを選ぶと◎
すでに招待状を発送済みでお詫び状のみを送るのであれば、A4サイズの用紙などに記入し送るか、あるいはハガキを使うようにしましょう。結婚式当日まであまり日数がない場合は、取り急ぎ電話やLINEで伝えてもOK◎その場合は後日改めて『お詫び状』を送るようにすると良いですよ。
■頭語/結語の書き忘れに注意
お詫び状はあくまでもゲストへ送る大切な手紙。
そのため、『拝啓/敬具』、『謹啓/謹白』を書き忘れないように気を付けましょう。
会社の上司など目上の方へのお詫び状は、より丁寧な『謹啓/謹白』のほうを使うと良いですよ◎
■時候の挨拶から始める
お詫び状は送る季節に合ったご挨拶から始めるようにしましょう。時候の挨拶はその月によって変わるので、心配な人はインターネットなどで確認してから書き始めるといいですよ◎
(文例)
まだまだ残暑が厳しいですが~、ΟΟ様におかれましては益々活躍のこととお喜び申し上げます
■連名で送る
お詫び状は必ず夫婦連名で送るようにしましょう。名前は文末に記載するのが基本。
【文例】ゲストへ贈る『お詫び状』の書き方
■結婚式を中止する場合(開催日未定の場合)
残暑お見舞い申し上げます。
このたび、(新郎の名前)、(新婦の名前)の婚礼に際しましてご祝福をいただき、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
突然のことでございますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けまして◯月◯日に予定しておりました挙式・披露宴を延期させていただくことといたしました。
ご多用の中ご予定いただいたにも関わらず誠に申し訳ございません。
改めて日程が決まりましたらご連絡をさせていただきますので、その際はぜひともご光臨をお待ち申し上げております。
■結婚式を延期する場合(すでに日程が決まっている場合)
残暑お見舞い申し上げます。
このたび、(新郎の名前)、(新婦の名前)の婚礼に際しましてご祝福をいただき、ご臨席のお返事を賜り誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大の可能性を懸念し、皆様の安全を考えた結果◯月◯日に予定しておりました挙式・披露宴を延期させていただくことといたしました。
改めて令和◯年◯月◯日に結婚式を挙げたいと考えております。
何卒ご了承いただきご列席を賜りますようお願い申し上げます。
中止・延期するときはゲストへ『お詫び状』を送ろう
以上、結婚式を中止・延期するときに送るゲストへのお詫び状についてご紹介してきました。『お詫び状』を送るときは、自分たちの結婚式のために予定を空けてくれていたお礼と、その予定が中止・延期になってしまったお詫びをきちんと伝えるようにしましょう。
もし結婚式当日までの日程が近い場合は、電話やLINEなど普段使っている連絡手段で伝えるのも◎ただし、目上の人や親族などの方には後日きちんと『お詫び状』を送ったほうがいいかもしれません。『お詫び状』は書き慣れていない人は、ぜひ参考にしてくださいね*
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