そもそも『お車代』ってなに??
『お車代』には2つの意味があると言われています。
1つ目は、『交通費をお返しする』ということ。
というのも、ご祝儀までいただくのに交通費や宿泊費まで支払ってもらうのは、あまりにも金銭的負担が大きいからです。お招きする側という立場ということを忘れないようにしましょう。
2つ目は、『主賓や乾杯のご発声をお願いした人へのお礼』です。
この場合は、実際にかかる交通費にプラスして、多めに包むのがマナー。
最近では『お礼』や『お気持ち』『ありがとう』などと書かれたポチ袋に入れてお渡しする人も多いようですが、『主賓や乾杯のご発声をお願いした人』の場合は『御車代』と書かれたものを選ぶのがマナーです。
『お車代』はどんな人にお渡しするの?包み方は?
お車代をお渡しする対象は難しいもの・・・。『どんな人にお渡ししたらいいの?』と迷っているカップルもいるかもしれません。
基本的に、お車代は、こちら側からお願いして結婚式に来ていただいたゲストにお渡しします。
具体的に言うと、
・主賓や乾杯の挨拶、スピーチをお願いしている人
・新幹線や飛行機を使って、遠方からわざわざお越しいただく人
などが挙げられます。
お渡しするときは『現金』が基本。現金をそのまま裸の状態でお渡しするのではなく、きちんとご祝儀袋やポチ袋に入れて渡すようにしましょう。包む金額によっては折りたたむこともOKですが、なるべくお札を折らず入れることができるご祝儀袋が良いでしょう。
お車代を渡すときの基本マナー①*周りのゲストに気づかれないよう“さりげなく”が大切
お車代をお渡しするゲストはごく一部。全員のゲストにお渡しするものではないので、あからさまに渡すと周りのゲストだけでなく受け取るご本人も気まずくなってしまいます。まわりに気づかれないように、『さりげなくお渡しする』ということを忘れないようにしましょう。
お渡しするときは小さめのポチ袋にしたり、手紙と一緒に渡したりするなど工夫するようにすると良いですよ◎
お車代を渡すときの基本マナー②*お車代は平等の金額設定に
ゲストがお車代の袋を開封した時に『少ないな』と思われないような金額にすることが大切。また、ゲスト同士の金額はなるべく平等にするようにしましょう。
というのも、ゲスト間で『〇〇円包んであった』『私は〇〇円だった』などといった会話もやり取りって意外とあるものなんです・・・!
ゲスト同士の金額が違ってしまうと微妙な雰囲気になってしまうこともあるので、あまりケチケチすることなく、なるべく平等にするようにしましょう。
お車代を渡すときの基本マナー③*事前にゲストに伝えておくこと
遠方からお越しいただくゲストの場合、式場までの交通費+宿泊費などだけでなく『ご祝儀』もあるので、金銭面的にかなりの負担をかけてしまうことになります。
遠方からのゲストに関しては、安心して出席してもらうためにも、招待状を発送する前に『お車代の有無』について伝えておくようにしましょう。
ゲストには次のようなことを伝えておきましょう。
・交通費のみの負担なのか(片道代のみ、あるいは往復代分など)
・交通費+宿泊費の負担なのか
・事前に交通チケットの手配をしておくなど
またゲストによっては遠慮して『負担しなくていいよ』などと、式場までかかる費用を教えてくれないこともあるようです。
そういった場合であっても、あくまでもご招待する側ということを忘れず、式場までかかる費用を調べて負担するようにしましょう。
お車代を渡すときの基本マナー④*親戚へのお車代は両親に相談する
場合によっては、日頃お付き合いのない親族を招待することもあるかもしれません。そういったケースの場合はご両親に確認してからにするか、お任せするのが無難。
親戚間でのやりとりがあるかもしれないので、金額設定をご両親に相談するか、任せてしまうほうが良いでしょう。
もしお車代をお渡しするのであれば、ご両親が負担するのか、新郎新婦が負担するのかも相談しあうようにしてくださいね*
『お車代』をお渡しするときは感謝の気持ちを忘れないで**
今回の記事では、『お車代をお渡しするときのマナー』についてご紹介してきました。お車代をお渡しするときは、『さりげなく』が基本!!ほかにもゲストをご招待しているので、周りのゲストにも配慮してお渡しするようにしましょう*
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