【コロナ渦で再ブーム到来】神前式の流れと儀式の意味をおさらいしましょう♪

【コロナ渦で再ブーム到来】神前式の流れと儀式の意味をおさらいしましょう♪

日本古来の伝統的な挙式スタイル【神前式】 神殿で行われる和婚のことをそう呼んでいます。【神前式】って実際に参列した経験があるという花嫁さんも少なく、興味はあるけど、どんな挙式なのかはあまり分かっていない・・なんて方も多いのではないでしょうか?今回は【神前式】の挙式の流れと儀式に込められた意味をおさらい♪より神前式の魅力が伝わるきっかけになれば嬉しいです♡♡


日本古来の伝統的な挙式スタイル【神前式】
神殿で行われる和婚のことをそう呼んでいます。

コロナの影響を受け
大人数での結婚式よりも、少人数もしくは親族だけの結婚式が人気を集める中
この【神前式】も注目されている挙式スタイルのひとつです◎

ですが、
【神前式】って実際に参列した経験があるという花嫁さんも少なく
興味はあるけど、どんな挙式なのかはあまり分かっていない・・
なんて方も多いのではないでしょうか?

今回は【神前式】の挙式の流れと儀式に込められた意味をおさらい♪
より神前式の魅力が伝わるきっかけになれば嬉しいです♡♡

【神前式の始まり】


日本で初めて神前式が行われたのは明治33年。
なんと今から122年もの前のこと!

日比谷大神宮(現在は東京大神宮)で行われた
大正天皇のご結婚の慶事が始まりだと言われています。

翌年の明治34年には
一般向けにも行われるようになったことがきっかけで
<神前式>が日本国民に普及したとされています。

日本の伝統的な婚儀やしきたりを現代に受け継ぐ
まさに、日本古来の結婚式スタイルとなりました。

日本の神話「古事記」には
結婚式の起源とされる、男神と女神の結婚物語が描かれています。

この2神が結ばれることで次々と新しい神が生まれ
日本という国が誕生した、という神話が残されていて
神前式は「古事記」や「日本神話」に基づいた儀式であるともされています。

2人の神様のように、深く結ばれ
その結びつきから、新しい命が誕生し、さらに発展する

このエピソードから
神前式には、「家族の結びつき」という意味合いにおいて
深い想いと意義が込められた儀式であるとされています!

【神前式がおススメのカップルの特徴】

上記で紹介した由来より
<神前式>は、結婚を2人だけでなく
家族と家族の結びつきだと考える方におススメです。

神前式は、厳かで緊張感のある挙式が特徴的ですが
形式的な儀式を行うことによって、結婚への強い決意を再認識することが出来ます。

また神前式の基本は、神社で行われることが多く
参列出来る人数は、30名~40名程度。

チャペル挙式のように
たくさんのゲストに参列してもらうことは出来ませんが
大切なゲストに見守られながら、挙式を行うことが出来ます。

コロナ渦の中、家族の結びつきを大切にする
「家族婚」の選択肢のひとつとして、注目されています。

【神前式の基本の流れ】

参進の儀(さんしんのぎ)

結婚の儀を表す雅楽が演奏される中、巫女に先導された
「花嫁行列」が、本殿・御社殿まで進む。

入場

新郎新婦、両親、親族が入場。
神前に向かって、右に新郎、左に新婦の立ち位置となります。

修祓の儀(しゅうばつのぎ)

「修祓」とは罪や穢れを祓い、心身を清めることを意味します。
神主が祓詞(はらいことば)を述べ、お祓いを受けます。

祝詞奏上の儀(のりとそうじょうのぎ)

「祝詞」とは、神様に伝える言葉のこと。
神主が神様に2人の結婚を報告し、お祈りする儀式です。

三献の儀(さんこんのぎ)

別名「三々九度の盃」や「三々九度」とも言われます。
新郎新婦が、大中小3つの杯で交互いお神酒を頂くことで
夫婦の契りを交わします。

誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が神前に出て、誓いの言葉を読み上げます。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

新郎新婦が神前に、神と人の心を繋ぐとされている「玉串」をささげ、
「二拝二拍手一拝」拍手とおじぎをします。

指輪の交換

結婚指輪の交換をします

親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)

両家の親族が、順にお神酒を頂く。

神主挨拶

結婚の儀が滞りなく終了したことが、神主から告げられます。

退場

入場したときと同じ順で、退場します。

【神前式の衣装】

神前式の衣装の基本は<和装>です◎

【新婦】

白無垢

花嫁衣裳の中でも一番格式高く
打掛・掛下・小物など、すべて白で統一された着物。

色打掛

小袖の上から、もう一枚同状の衣を掛けたスタイル。
華やかな色使いのものが多いです。

引き振袖

江戸時代に正式な婚礼衣装として認められていた衣装。
「黒引き振袖+角隠し」という伝統的なスタイルも◎

【新郎】

紋付羽織袴

黒の羽織に黒のしま柄が正装です。
羽二重(はぶたえ)という織り方で織られた黒の羽織、
黒羽二重が最も格式高いとされています。

【神前式を行う場所】

神社

神社の厳かな雰囲気に包まれて本格挙式がしたい方におススメ。
人気の神社は、1年先までいっぱいなので早めに予約を入れるよう
動いてみてください。

館内神殿

ホテルや専門式場などの建物の中に併設されている神殿で行う方も。
駅からのアクセスや、その後のお食事会までの移動を考慮して、
館内神殿を選んだ、という意見も多くあがりました。
また、天候に左右されない点も◎

【神前式の手配方法】

手配方法は様々ですが、一般的なのは3つ。

神社に直接手配

婚礼を行っている神社は、提携のプロデュース会社や衣装会社を持っていることが多いので、そこで打ち合わせも行うことが出来ます。

プロデュース会社を通して手配

専属のプランナーさんが付き、神前式をトータルサポート。
挙式後のお食事会も一緒にプロデュースしてくれることも。
プロデュース料が別途かかります。

ホテル・専門式場で手配

館内神殿で行う場合は、その施設で手配を。
衣装やお花、お食事会もまるっとその施設で準備が整う利便さも。

【神前式の予算】


神前式の挙式相場は、20~25万が一般的。
ここに別途、衣装代金・ヘアメイク・撮影・食事会費用が追加になります。

また挙式料とは別に
神社に納める神様への供物「初穂料」も必要。

初穂料は、神社によって料金が変わりますが
格式高い神社ほど、料金が高くなります。


コロナ渦で、家族との繋がりの大切さを改めて認識したことにより
注目が高まっているのが【神前式】

その由来と意味、儀式の意味をお伝えしました◎

\日本に生まれたことを誇りに思える/
そんな挙式スタイルを、一生に一度の結婚式に選んでみてください♡

この記事のeditor

結婚式に関する幅広い知識を持った元プランナー。
日本だけじゃなく、海外での可愛い花嫁さん情報も発信します!

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