結婚式のスタイルは大きく分けて教会式、神前式、人前式、仏前式の4つがあります。
教会式とは?
キリスト教の教えに沿って二人の愛を神に誓うスタイルです。バージンロードを歩いてベールダウン・ベールアップを行うのもキリスト教式だからこそ!会場は結婚式場のチャペルや、町の本格的な教会で挙げ、挙式には親族や友人、職場関係と幅広くゲストを呼ぶことが出来ます。ただし、本格的な教会では宗派が違う場合は参加を断れられたり、参加するには条件があったりします。事前に確認しておきましょう。
教会式を行うキリスト教にはカトリックとプロテスタントの2つの宗派があります。
カトリックは、全世界の中で12億人以上の信徒がいる最も大きな宗派です。教会は礼拝を行う公式な場なので、二人もしくはどちらか一人がカトリックの信徒でないと挙式ができません。祭壇には十字架にかけられたキリストの像があり、式を進めるのは神父です。いろんな色のバージンロードがありますが、カトリックでは赤色または緑色と決められています*
プロテスタントは、中世の宗教改革でできた宗派です。プロテスタント教派では、シントでなくても結婚式を挙げることができます◎祭壇にキリストの像はなく、式を進行するのは牧師でバージンロードは白色です。カトリックとプロテスタントどちらの場合にも、町の教会で式を挙げるには事前の講習が必要です。ちなみに、ホテルのチャペルは教会型の結婚式場なので、講習の必要もなく、信仰がなくても結婚式を挙げることができます*
神前式とは?
神道の神々に結婚の誓いをするスタイルで、親族同士が結びつくという考え方をします。
神主が祝詞を奏上し、三々九度の杯を交わした後、巫女が舞を踊ります。その後、玉串を捧げて契りを結びます*
会場は神殿や神社、また専門式場やホテルにある神殿で行います。神前式は、親族しか参加できない場合もありますが、収容人数に余裕があれば友人も参加が出来ます◎花嫁さんは白無垢や色打掛、黒引き振り袖などを着て、新郎さんは紋付羽織袴を着ます。花嫁さんのヘアスタイルは文欽高島田に綿帽子や角隠しですが、最近ではシニヨンなどの洋髪を選ぶ花嫁さんも多いですよ◎
費用は、10万円~40万円ほどで、一般の神社で行う場合には貸し切りになるので、追加で費用がかかる場合もあります。神前式でも指輪交換をすることができ、玉串奉奠の後に行います。また、新郎新婦さんが行う儀式として、大中小3つの杯で交互にお神酒を飲み、永遠の契りを結ぶ誓杯の儀があります。
仏前式とは?
仏様とご先祖様に感謝を捧げ、来世も結びつくことを誓うスタイルです。寺院でご先祖様に結婚を報告後、仏様に感謝を捧げます。仏前式は、新郎新婦さんどちらかがその寺院の宗派の信徒であることが基本ですが、最近では関係なく執り行うことができる寺院も多くあります*花嫁さんの衣装は白無垢が一般的です。仏前式では友人の参列も増えていますが、基本的には親族のみとされています。寺院によって異なるので、前もってしっかりと確認しておきましょう!
また、数珠の持参が必要なので、ゲストへは忘れずに伝えておく必要があります。費用は5万円~30万円ほどで、衣装や着付け、写真、披露宴などの料金は別途負担となります。ちなみに、ホテルや専門式場で行う仏前式の場合は、衣装や着付けなどがプランに含まれていることがあり、少しお手頃な価格になることも*また、仏前式ならではの演出として指輪交換にあたる念珠授与の儀式があります。これは白い房の念珠を新郎さんに、赤い房の念珠を花嫁さんに与えられ、挙式終わりまで持っているというものです。最近ではその儀式の前後に指輪交換を行うことも増えていますよ♪
人前式とは?
親族や友人など、ゲストに結婚の承認をしてもらうスタイルです。宗教や格式にとらわれることなく、進行や演出を自由に決めることが出来ます◎演出次第で落ち着いた雰囲気にも、アットホームにもできるのが魅力的です♪♪ゲストと一緒に作るサンドセレモニーなど、ゲスト参加型の演出も人前式なら叶います。
また、人前式では挙式を挙げる場所も選びません!チャペルや式場だけでなく、ホテルのガーデンやロビー、水族館やレストランなどでも行うことができます。ちなみに、人前式の費用は、どんな結婚式にするかによって変わります。10万円以内で済む場合もあれば、50万以上費用をかける新郎新婦さんも*平均的に10万円~30万円以内といわれています。
いかがでしたか?
結婚式においてお互いの宗教観や価値観でどんなスタイルにするかは変わってくるもの*ぜひ二人で話し合って素敵な結婚式を挙げてくださいね!
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