ブーケや会場装飾には避けた方が良いお花って?
■香りが強いもの
人によって香りを感じる度合いや感じ方はさまざまです。自分は良い香りと思っていても他の人にとっては苦手な香りという場合もあります。例えば洗練された雰囲気になるユリやカサブランカは見た目が上品で香りも素敵ですが、披露宴会場の装飾としてはおすすめしません。ブーケや食事をするゲストテーブルでは、料理の妨げになるので、避けましょう!代わりにチャペル装花やブーケに使うとGOOD◎
また、ナチュラルで花嫁姿をかわいらしく演出してくれる小花のかすみ草も実は香りが強いです。ボリュームを出すためにたくさん使いがちですが、多すぎるとゲストの食事の妨げになってしまいます。。。
■マイナスな花言葉を持つもの
結婚式でよく見かけるお花にも実は少しネガティブな花言葉を持つお花があります。例えば、アジサイの花言葉は強い愛情や家族団らんという結婚式向きの花言葉がある一方で、色が変わりやすいことから移り気や浮気などといったネガティブな花言葉もあります。
また、女性らしさがあっていろんなお花とアレンジができるアネモネは、恋の苦しみや見捨てられた、などの花言葉があります。人気のお花ですが、由来はギリシャ神話といわれています。戦いの神マルスが恋人のアフロディーテが別の男に恋をしたと思い、その男を嫉妬で殺してしまいます。そして、殺された男の流した涙がアネモネになったという伝説があります。
■縁起が悪いとされるもの
お花には、お葬式を連想させるものや、運気が悪いとイメージさせるものもあります。代表的なものとして菊は、お葬式やお供え物で目にすることが多いお花で、お祝いの席ではあまり好まれません。けれども、同じキク科のピンポンマムは、高貴や君を愛す、真実などの花言葉があり、見た目もかわいいのでウェディングに向いています。また、椿や菊などは和装の柄に使われることもあり、その華やかさはとっても人気です♡*
また、カジュアルなナチュラルウェディングが広まったこともあり、ウェディングドレスにドライフラワーのブーケを合わせる花嫁さんもいます*そんなドライフラワーも少し前までは縁起が良くないとされてきました。理由は風水的な観点から、枯れたお花は運気が下がるといわれているからです。
■ 花粉症やアレルギー性の高いもの
結婚式では、花嫁さんのブーケ以外にもゲストが座るテーブルをお花で装飾します。華やかな見た目も大切ですが、ゲストの中には花粉症やアレルギーで快適に過ごすことができない可能性もあります。結婚式でよく使われるお花やグリーンに花粉が多いものはあまりないですが、花粉処理をしたお花を使う工夫も必要です◎結婚式を挙げる時期にもよりますが、ゲストの中にアレルギーを持つ人がいればフローリストさんに相談しましょう!
最近は気にしない傾向も
ブーケに使ってはいけないお花というのは、基本的にありません。ただ、結婚式に呼ぶゲストの中に縁起を担ぐ方がいる場合に、結婚にはあまりふさわしくない花言葉を持つお花を使っていると気にするかもしれません。そんな時は、その人の気持ちをくんで別のお花にするという判断が円満でしょう*同じお花でもネガティブな言葉とポジティブな花言葉の両方持つお花もたくさんあります。見た目の美しさだけではなく、隠された花言葉にも気にしてみるのも良いですね!また、ブーケの加工に向き不向きがあります。水を吸い上げにくく、すぐにしおれてしまうようなお花は、避けた方が良いです◎
いかがでしたか?*
縁起が悪いとされていたり、ネガティブな花言葉があったりすることからお祝い事には向かないとされているお花は他にもたくさんあります。けれども、今は時代の流れによって変わっている部分もあるので、自分自身のこだわりポイントを見極めてお花を選んでみてください♪♪特にお花の香りやアレルギー性は人それぞれなので注意するのを忘れずに!
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