そもそも「お車代」とは?
まずは、「お車代」について簡単におさらいしておきましょう!お車代とは、遠方から来てくれるゲストに対して交通費や宿泊費を全額、もしくは一部負担するための心付けのことを言います。
・新幹線や飛行機で来てくれるゲスト
・宿泊が必要なゲスト
・特別な役割を引き受けてくれたゲスト(主賓・乾杯・スピーチ・余興・受付など)ト
このようなゲストに対して負担を軽減するために新郎新婦さんから渡すのが「お車代」です*
お車代を渡すことをゲストに伝えておくメリット・デメリット
ここでは「お車代を渡すことを事前にゲストに伝えるべきかどうか?」について、メリットとデメリットをお伝えしていきます**
■事前に伝えておく場合のメリット
① ゲストに安心して参加してもらうことができる
遠方からのゲストは、「交通費や宿泊費が結構かかるけど大丈夫かな…」と金銭面的な不安を感じることがあります。事前に新郎新婦さんから「お車代を用意しています」と伝えておくことで安心して参加しやすくなったり、「行きたいけれど交通費がネックで迷っていた」と思っていたりするゲストの背中を押すことができます◎ご祝儀や洋服などで何かと出費がかさむ結婚式。「お車代がありますよ」と伝えてあげることで、ゲストへの思いやりが伝わりやすくなりますよ♪*。
②欠席のリスクを減らすことができる
実際のところ交通費の負担が大きいことで参加を迷っているゲストも少なくありません。ですが事前に「お車代をお渡しします」と伝えておくことで、「それなら行こう!」と思ってもらいやすくなります◎特に親族や親しい友人に対しては、「来てもらいたい気持ち」を伝える1つの手段にもなります♡
■事前に伝えておく場合のデメリット
①お金の話が前面に出てしまう
お車代の話を事前に伝えるとゲストによっては「そこまでしてもらわなくても…」「なんだか申し訳ないな…」と、かえって気を使わせてしまう可能性も。「交通費や宿泊費まで負担してもらって申し訳ないな…」と感じさせてしまうケースもあるので注意が必要です。
②受け取りを辞退される可能性もある
「お車代をお渡ししますね」と伝えたときに「いやいや、そこまでしてもらわなくて大丈夫だよ!」と辞退されるケースもあります。せっかくの気遣いが空回りしてしまうこともあるので、伝え方には注意するようにしましょう。
お車代をゲストに伝えるときのスマートな伝え方
■招待状に同封する場合
招待状の文面や付箋に以下のように書くとスマートです◎
【例文】
「ご足労をおかけしますので 当日ささやかではございますがお車代を用意させていただきます」
このとき、「ささやかですが」という言葉を添えることが大切◎「お気遣いなく」という意味を伝えることで気楽に受け取ってもらうことができます**
■直接伝える場合
親族や親しい友人には、電話やLINEで直接伝えたいという人もいると思います。
【例文】
「遠方からわざわざ来てもらうことになるので、交通費の一部ですがお渡しさせていただきますね。」
このような言い方であれば、あまり気を使わせずに伝えられることができます**
ゲストに伝えない場合はどうする?
「お車代を渡すことは伝えず、当日サプライズ的に渡したい」という人もいるかと思います。そのような場合は、受付や挙式後に「本日はご遠方からありがとうございます」とお礼の言葉を一言添えてから渡すと◎
【お車代の渡し方】
・封筒に入れて渡す(表書きは「御車代」にする)
・受付係から渡してもらうorお見送りのときに新郎新婦さんが渡す
事前に伝えていなくても心のこもったお車代の渡し方で十分気持ちは伝わりますよ♡
結婚式のお車代でゲストへの感謝の気持ちを伝えよう♡
今回の記事では、結婚式での「お車代」を渡すときのタイミングについて解説してきました。事前に伝えるか、当日伝えるかは二人の考え方次第!!ゲストに安心して参加してほしい場合は事前に伝えるほうが良いですが、サプライズで感謝を伝えたい場合は、ゲストとの関係性などで決めるといいかもしれません**結婚式当日に遠方から駆けつけてくれる大切なゲストに心からの「ありがとう」の気持ちを伝えられるよう、素敵なお車代対応をしてくださいね♪
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