花嫁の手紙に込められた意味と魅力
花嫁の手紙は、結婚式の中でも特に“感謝の象徴”とも言えるセレモニー。
これまで大切に育ててくれた両親への「ありがとう」を、ゲストの前で改めて伝える時間です*
普段はなかなか言葉にできない気持ちも、この日だからこそ素直に伝えられる…そんな特別な意味を持っているんです。
また、花嫁の手紙は両親だけでなく、これから家族になる新郎の両親や友人・兄弟姉妹へ向けた感謝の言葉を含めるケースも増えていますよ◎
結婚式は新しい人生のスタート!
だからこそ、過去を振り返りながら、これから先の未来への誓いも込めることができるのが花嫁の手紙の魅力なのかもしれません♡
花嫁の手紙を書くときの基本的な構成
いきなり書こうとすると、何から書き始めていいのか迷ってしまうもの!
まずは、ここで解説する「基本の流れ」を意識していくとスムーズに書き始めることができますよ♪
■①はじめの挨拶
まずは、ゲストや両親への感謝を込めた導入からスタート!
【例文】
「本日は私たちの結婚式にお越しいただき、ありがとうございます。
これまで育ててくれた家族に、感謝の気持ちを込めて手紙を書きました。」
この一言で、ゲストも温かい気持ちで耳を傾けてくれるはず!
■②幼少期の思い出
次は、小さい頃のエピソードを交えると◎より心に響く手紙になりますよ。
【例文】
「小さいころはよく風邪をひいて、夜中まで看病してくれましたね。
あのとき、心配そうな顔をしながらも笑顔でいてくれたお母さんの顔を今でも覚えています。」
■③思春期や社会人になってからのエピソード
少し距離ができた時期も、正直に書いてOK◎
「大学生になって行動範囲が広がったことで、本当にたくさん心配と迷惑をかけたと思います。本当は大丈夫かなと思っているはずなのに、反対することなく、いつも背中を押してくれてありがとう。」
進学や就職などの節目のタイミングの出来事を振り返ると、成長と感謝が伝わりやすくなりますよ*
■④結婚を迎えた気持ち
結婚を機に感じた家族の大切さや、新しい家庭を築く決意を伝えるところ。
「今日この日を迎えられたのは、いつも支えてくれた家族のおかげです。
これからは〇〇さん(新郎)と一緒に、私たちらしい家庭を築いていきます。」
未来への言葉で締めると、手紙全体が前向きで明るい印象になりますよ♪
■⑤結びの言葉
最後にもう一度、感謝を込めた言葉で締めくくりましょう!
「これまで本当にありがとう。これからもずっと元気でいてください。大好きです。」
花嫁の手紙は長文じゃなくてもなくても大丈夫◎
「ありがとう」の一言に、すべての思いが込められているはずですよ♡
花嫁の手紙を書くときの3つのポイント
■無理に完璧を目指さないこと
丁寧すぎる文章よりも、あなたらしい言葉のほうがずっと心に響くはず。
感情をそのまま言葉にすることを意識して書くと◎
■具体的なエピソードを入れる
「ありがとう」だけではなく、どんなときに、どんな気持ちだったのかを添えると◎
聞いているゲストや両親の心に残りやすくなりますよ。
■声に出して読んでみる
書き終えた後は、長さや読みやすさなどを確認するために実際に声に出して練習をすることが大切!
読みながら涙が出てしまっても◎それはそれで素敵な演出ですよ♡
花嫁の手紙を「書かない」という選択もあり◎
実は最近、「花嫁の手紙を読まない」という選択をする花嫁さんも増えているんです。
中には、「手紙を書くこと自体がつらい」「両親との関係が複雑」というケースもあるかと思います。無理に書こうとせず、“今の自分にできる形で感謝を伝える”のが1番大切なこと!“読まない=感謝を伝えない”ではなく、自分らしい形で伝えるという新しいスタイルを選ぶのも◎
ここでは、「読まない派」におすすめの演出アイディアを紹介していきます♪
■司会者や新郎に代読してもらう
自分では読めないけれど、手紙自体は用意しておきたい方におすすめ◎
感情が爆発して読めなくなってしまう心配もなく、落ち着いて感謝を伝えることができますよ*
■ムービーレターを作成する
写真や映像にナレーションを添えて、手紙の内容を映像化する方法も人気!
家族との思い出写真をスライドショーにして上映するスタイル♡
ムービーなら、感動的な雰囲気を演出できるだけでなく、照れくさい気持ちも和らぎそうですよね。
■両親へのメッセージカードを贈る
式中では読まずに、挙式前や後日プレゼントと一緒に渡す方法も。
写真立てや花束、記念品に添えるようにしてもいいかも♪
「みんなの前では照れくさいけど、手紙そのものは残したい」という人にぴったりのスタイル。
感謝の気持ちを伝えるのは手紙だけじゃない♡
花嫁の手紙は、感動のシーンを生む定番演出でもありますが、読むか読まないのかどちらを選んでもOK◎大切なのは、「ありがとう」の気持ちを、あなたらしい形で伝えること!涙で声が詰まっても、短い言葉しか言えなくても、その一言に込めた想いは、きっと家族の心に届くはず。
手紙を書くのが苦手な人も、演出を通して気持ちを表現すれば十分♡
ぜひ、自分らしい“ありがとうの伝え方”を見つけてくださいね♪


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