シンプルでモダンなドレスは「ジバンシィ」
結婚式直前まで、メーガンさんのウエディングドレスは誰がデザインするのかとずっと話題になっていましたが、遂に結婚式当日にその謎が明かされることに!シンプルでモダン、そして上品なそのウエディングドレスを手がけたのは、フランスのファッションブランド「ジバンシィ」のイギリス人デザイナー、クレア・ワイト・ケラー氏。
カルバン・クラインやラルフローレン、グッチのデザイナーとして活躍してきたケラー氏のウエディングドレスとともに、世界中の女性達を感激させたのは5メートルにもおよぶ美しいベール。繊細なお花の収集が施されたそのベールはまさにロイヤルウエディングにふさわしい豪華なものでした。
ドレスの値段については明かされていないものの、製作にかかった時間や高品質な素材などを含め約20万ポンドから40万ポンド(約3000万円から6000万円)と言われています。
メーガンさんが身につけていたこちらのティアラは英エリザベス女王から借りたもの。英国式ウエディングには昔から結婚式の当日に花嫁が身につけると幸せになれるという「サムシング・フォー」というジンクスがあります。「サムシング・フォー」とは1.Something Old(なにか古いもの)、家族に代々受け継がれているジュエリーなど、2.Something New(なにか新しいもの)、これから始まる新しい生活を象徴して新しいものを身につけるのですが、ウエディングドレスやウエディングシューズなど、3.Something Borrowed(なにか借りたもの)、幸運のおすそわけとして人から借りたものを身につけるのですが、ハンカチなどの小物、4.Something Blue(なにか青いもの)、花嫁の純血を象徴するものとして青いものを身につけるのですが、ブルーのガーターベルトなどが主流です。エリザベス女王からティアラを借りたのは、サムシング・フォーにまつわるものだったのかもしれませんね。
初めてメーガンさんのウエディングドレスを見た時のヘンリー王子の言葉
西洋文化において、新郎が結婚式当日まで花嫁のウエディングドレス姿を見ることはほとんどありません。昔から迷信で、新郎が結婚式前に花嫁のウエディングドレス姿を見てしまうと2人の不幸が降りかかると言われているから!もちろんこの伝統にそって、ヘンリー王子もメーガンさんのウエディングドレス姿は、結婚式当日に初めて見ることになりました。メーガンさんがバージンロードを歩いてくる姿を見た瞬間のヘンリー王子の顔はもう、感激で言葉にならないといった表情でした。そしてメーガンさんが隣にやってきたときには「You look amazing. I missed you(とても素敵だよ。会いたかったよ)」と声をかけたそうです。
ちなみに結婚式前日には、カップルはそれぞれ別々の場所で過ごすのも伝統的なしきたりのひとつ。ヘンリー王子とメーガンさんも、結婚式前日18日(金)のお昼からは別々に過ごしていました。
白いバラとシャクヤクの花をふんだんに使ったアーチ
セレモニーが行われたセント・ジョージ教会の中や入り口を飾った巨大なホワイトとグリーンのアーチ。このアーチは結婚式前日の夜一晩かけて、28人のフラワーアーティスト達が作業を行ったそう。使用されたお花はヘンリー王子の母である故ダイアナ妃の大好きだった白いバラと、メーガンさんの大好きな白いシャクヤクの花。花のアーチの総製作費は1500万円とも言われています。
ちなみにメーガンさんが持っているブーケのお花は、結婚式前日18日(金)、メーガンサンとヘンリー王子が暮らすケンジントン宮殿のお庭でヘンリー王子がメーガンさんのために摘んだお花が使われたそう。こういったロマンチックな行動が2人の愛の絆をより深めるんでしょうね。
2人のキスに世界中が大歓声
セント・ジョージ教会でのセレモニーが終了し、2人が教会から出てきたときに初めて観衆の前でキスを披露!この時2人の間ではこんな会話が交わされていたそうです。メーガンさんがヘンリー王子に「Do we kiss?(キスしましょうか?)」と可愛くお願い!そしてもちろんヘンリー王子も「Yeah!(そうだね!)」と答え、世界中が期待していた夫婦としての初めてのキスを披露してくれたのです。このキスの後、2人は結婚式が行われた街ウィンザーを250人の騎兵隊を引き連れて25分間馬車でパレード。パレードが行われた道の歩道には10万人以上の観衆が集まっていました。
結婚式の数日前に、メーガンさんの父トーマス・マークルさんが心臓の手術のため結婚式への欠席を発表。バージンロードを一緒に歩く予定であった父の欠席により、メーガンさんは一人でバージンロードを歩くのではないかと一時は言われたものの、チャールズ皇太子がメーガンさんと一緒にバージンロードを歩くという素敵なシーンもありました。王室のルールをことごとく破っているとも言われている2人ですが、強くたくましく愛を育んでいただきたいものです。
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