沢尻エリカさんや藤原紀香さんなど、芸能人の間でも人気になっている神前結婚式。ウェディングドレスも良いけれど、着物と袴で和のムードたっぷりの挙式に憧れる方も増えてきています!意外と知らない、神前結婚式についてご紹介します。
1 神前結婚式の歴史
現在のような神社で行われている神前結婚式の形が一般の人に普及するようになったのは、明治以降と言われています。明治33年に大正天皇(当時は皇太子)の結婚の儀が宮中賢所大前で執り行われたことにより、神社の神前にて行う神前結婚式が民間に広まっていったと言われています。
2 衣装はどうする?人気の衣装は?
新婦は白無垢や色打掛などに身を包み、新郎は紋付袴がベーシック。
婚礼でのみ組み合わせ可能なコーディネートもあり、この時しか着れない、とっておきの思い出を残せます。
☆新婦
・大人気!最も、格が高い「白無垢」
打掛、掛下、小物類も白で統一し、綿帽子や角隠しを合わせます。ヘアスタイルは「文金高島田」が代表的。最近は白地に赤のラインが個性的な「赤ふきの白無垢」も人気!
・ 武家女性の礼装「色打掛」
白無垢の上に、色打掛を羽織ります。挙式はもちろん、披露宴で着用する方も多く見られます。挙式の場合、角隠しと合わせる組み合わせが一般的です。
・ 昔ながらの「黒引き振袖」
江戸時代から昭和初期まで、一般的な花嫁衣装として着られていました。おはしょり部分をとらずに裾を引いた黒字の振袖で、洋髪や豪華な帯でアレンジが楽しめます♪
☆ 新郎
・ 正礼装「黒五つ紋付羽織袴」
白足袋に白草履を合わせた婚礼正装。最近は黒だけでなく、グレーや白などを着る人も見られます。
3 どこであげられる?
初詣や観光スポットとしても有名な大きな神社から、地域密着な地元の小さな神社まで。様々な神社で執り行うことができます。
都内の有名どころでは、現在の神前結婚式の基礎を作り上げ、恋の神様としても有名な「東京大神宮」や、有名人の挙式でも話題の「明治神宮」など。
有名どころの神社には、披露宴までトータルでサポート可能なウェディングサロンが併設され、ブライダルフェアも行われているところも多いです。もちろん、挙式のみも可能!
小さな神社でも、挙式を受け付けているところが多数。お母様や祖母から受け継いだ着物を持ち込んだり、よりアットホームで自由度の高い挙式も可能。HP等に挙式に関する記載がなくても社務所等に問い合わせると挙式受付や相談を受け付けてくれることも!
4 費用・相場感
基本的に、3~10万の「初穂料」または「玉串料」を挙式代として神社に納めます。
その他、白無垢や色打掛などの衣装レンタル代に20万~30万がかかると言われていますが、これらがパッケージになっている神社もあります。神社によって、金額感も受けられるサービスも大きく変わってきます。
意外と知られていないですが、本殿や神社内は、提携カメラマン以外撮影タブーの神社も多数。その場合、提携のカメラマンに発注し、写真代・アルバム代がかかります。
5 まとめ
日本ならではの神前結婚式。神社はパワースポットになっていることもあり、新郎新婦だけでなく、参列者からも喜ばれることも多いです♪また、居合わせた一般参拝者の方からも祝福されたり、写真も撮られたりすることも!
実際足を運んでみて、雰囲気を確かめてくださいね♪
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