香水の種類には何がある?
パルファム(Parfum)
最高品質の香水のことで持続時間が最も長く、5~7時間香ります。
オールドパルファム(Eau de parfum)
持続時間が4~6時間の程よく長めに香るものです。パルファム系は香りが濃く強いので、ほんの少しだけつけましょう*
オードトワレ(Eau de toilette)
持続時間3~5時間の香水でちょうど良く香るので、最も人気の種類です。
オーデコロン(Eau de cologue)
持続時間が1時間と香水の中でも最も短い種類です。濃度が低いので気軽につけることができますが、すぐに香りが切れてしまいます。
香水の歴史って?
香料の歴史はとても古く、紀元前3,000年前のメソポタミアから始まり、古代エジプトや中国などさまざまな場所で使われてきました。16世紀頃に香料をアルコールに溶かした今の香水の基となるものが作られました*マリー・アントワネットはバラやスミレの香水を使っていたそうです*
ウェディングフレグランスはどう選ぶ?
■季節で選ぶ
同じ香水でも体温によって香り方が異なるので、季節によって香水を変えるとより香水を楽しむことができます◎寒い時期には、濃いパルファムやオールドパルファムを、暑い時期には、軽いオーデコロンがおすすめです。 春向けの香りは、甘くて爽やか、新たな始まりを感じさせるものがおすすめです◎お花系の香りやさっぱりとしたミントやグリーン系の香り、シトラス系の元気が出るものなどが挙げられます。夏は、気温が高く湿気も多いので、濃厚なものは香りがこもってしまい相手に不快感を与えてしまう可能性があります。シトラスやグリーン、マリン系などフレッシュなものを選びましょう*
涼しくなってきて過ごしやすくなる秋には、温かみのある香りが好印象です。ローズを中心とした香りや、ウッディ、スパイス系がおすすめです◎洋梨などのフルーツ系や金木犀も秋らしい香りでピッタリ!さらに寒くなる冬は、甘くて濃厚な香りがゲストの記憶に残ります。濃いローズやバニラ、ムスクといった甘いものが冬らしいです♡
■結婚式のテーマで選ぶ
ナチュラルでシンプルなウェディングには、軽めのジャスミンやローズ、ロータス、カメリアなどのフェミニン系の香りが似合います◎大人っぽくしたいなら濃いローズやイランイラン、ムスクなど重厚なものを選びましょう。かわいらしい雰囲気にはアプリコットやバニラ、ピーチなど、甘い香りが気分を盛り上げてくれます♡
■ブーケのお花で選ぶ
ブーケに使われるお花に合わせて香水を選ぶのもおすすめです。バラが使われていれば同じローズ系の香り、芍薬がメインならピオニーとムスクなど、同系統のものを選ぶと失敗しにくいです。
身に着ける以外にも!ウェディングフレグランスのアイデア
■招待状に振りかける
結婚式のイメージに合わせて招待状に振りかけてみましょう。受け取ったゲストが香りを楽しんでくれるだけじゃなく、結婚式に対してのわくわく感を高めることができます◎つけすぎると香りが強くなってしまうので、ほんの少しで十分です。
■受付やウェルカムスペースで香らせる
結婚式の第一印象を決めるウェルカムスペースで香りを広めるのもGOOD◎フローラル系の甘い香りや、ウッディ系の爽やかな香りがおすすめです◎アットホームな雰囲気にしたいならゲストがリラックスできる香りも良いですね!招待状に振りかけた同じ香りにするとより結婚式へのわくわく感が高まります♡
ウェディングフレグランスで注意するポイントは?
■香水を付けすぎないこと
何よりも香り過ぎないようにしましょう。前もって必ずつける練習をして、匂いがしすぎず、かといって弱すぎない、良い塩梅を探しておくと失敗しません!
■ドレスやアクセサリーの素材を考える
ドレスやアクセサリーの素材によっては、香水に含まれる成分でシミになってしまうことがあります。衣装などに振りかけず、耳の後ろが最も適切な場所です。グローブをつけない場合は手首もおすすめです◎
■香りを試すこと
香水は、どうしても試してみないと分からないものです。イメージする香りに近づけるため、購入前に必ず香りを試すことが大切です◎お店で購入する場合は、店員さんに相談して選ぶのもおすすめです。もしオンラインショップで購入する場合は、まずはミニサイズのものを購入しましょう。
ウェディングフレグランスは、料理の邪魔になる、ゲストによっては香水に馴染みのない場合があるなどの理由からNGとされることもあります。けれど、適切に使えば新郎新婦さんを特別な存在として引き立ててくれます*五感で感じる結婚式は、人の心に強く残るので、ぜひ上手に使って素敵な結婚式にしましょう♡♡
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