結婚式の計画を立てるにあたって、招待客全員の思い出に残るような結婚式をしたいと誰もが思うはず。しかし実際のところ結婚式での完璧なBGMや引き出物、デコーレーションなどよりもみんなの記憶に残ることって「ここはこうしてほしかったなあ……」と言ったような楽しくなったところだったりするんです。そこで今回は招待客のために新郎新婦が気をつけるべきことをまとめてみました。
招待客にとって役に立つ情報をしっかりと提供すること
結婚式には遠方から出席してくれる人も何人かいますよね。そして小さな子どもを連れて参加してくれる友人もいるはず。そういった人たちは結婚式の会場がある場所初めてやってくるということも多くあります。そこで式場までの行き方をしっかりと招待客に提供すること、また結婚式に出席した後に宿泊を考えている人のために式場近くのホテルをいくつか提案する等、招待客のとって役に立つ情報をしっかりと提供するようにしましょう。
結婚式の内容を招待客に話しすぎないこと
結婚式の準備をしているときにワクワクする気持ちを抑えられずにソーシャルメディア上で今どんなことをやっているか公開したくなる気持ちもわかります。でもすべてを事細かく公開してしまうと、招待客にとってなんのサプライズもなくなってしまうのです。テーブルコーディネートや食事、ドレスなどは当日のお楽しみにしておいたほうが、招待客はもっとあなたの結婚式を楽しめるはずです。
招待客にたいして忍耐強くいること
あなたの最高の日をお祝いするために多くの人が結婚式に参加したいと考えてくれます。しかしその中には、ぎりぎりにならないと出席できるかどうかわからないという人もいて、なかなか人数が確定できずにイライラすることも出てくるでしょう。けれど彼らは決してあなたのことを怒らせようとしているのではなく、彼らなりに出来る限り参加する方法を考えてくれているだけなのです。招待客にたいしては忍耐強くいることを心がけましょう。
招待客が困らない席表を作ること
完璧な席表を作るために苦労するカップルはとても多いのが事実。その一方で招待客も自分がどのテーブルに座ることになるのか不安に思っている人も多いのです。全く知らない人の隣に座りたくないと思うのは普通のこと。招待客がテーブルで気まずい雰囲気にならないためにも、知り合いが全くいない人の隣には誰とでも仲良く出来る人を配置するなどの考慮が必要になります。
テンポの良い進行を心がけること
長過ぎるスピーチ、食事が出てくるのが遅い、ドリンクがなかなか出てこないなど、結婚式の進行のテンポが悪いと招待客達が退屈してしまうこともしばしば起こります。これまでにつまらない長いスピーチを聞きながらちらっと時計をみたりした経験ってみなさんにもあるはず。スピーチをお願いする人には長くでも10分以内でとお願いするようにして、料理やドリンクのスピードについてもウエディングプランナーに口うるさくお願いするようにしましょう。
引き出物よりもデコーレーションよりも食事に一番気を使うこと
デコレーションや新婦のドレスは結婚式の目玉ではあるのですが、招待客の記憶に深く残るものの一つが食事。結婚式で出てきた料理が美味しかった、美味しくなったという事実はみなさんの中でもしっかりと記憶に残っていませんか?新郎新婦に渡すご祝儀には結婚式での食事代や飲み物代が含まれていると多くの人が考えています。そこで食事に対してはより一層気を使うことを忘れないようにしてください。また食物アレルギーやベジタリアンメニューの希望等も招待客に尋ねるようにするとより親切で良いでしょう。
余興には細心の注意を払うこと
招待客には楽しい時間過ごしてもらいたいものですよね。しかしゲストはあなたと同世代の友人から年配の会社の上司や祖父母まで年齢は幅広いはず。そのため余興には細心の注意を払うことが必要です。あなたと新郎しかわからないようなネタを披露されても、参加者はつまらないし、あまりにもドを超えた下品なネタは参加者たちの居心地を悪くすることになってしまいます。余興を考えてくれている友人にはあなたとパートナーが考える、やってほしいことととやってほしくないことが先に伝えておいた方がよいでしょう。
金額よりも心のこもったものを準備すること
お金をかければかけるほど、豪華な結婚式はできます。でも実際に心に残るのは高価な引き出物やデコレーションよりも手書きで一人ひとりに当てられたメッセージカードなど、招待客一人ひとりのことを新郎新婦が考えて時間をかけて準備したことが分かるものだったりするのです。
他の人とは違う、ユニークな結婚式にしたいと考える人も多いと思います。しかし大切なのはあなたとパートナー、そして招待客がその1日を楽しめること。招待客が「招待してくれてありがとう」「参加してよかった」と思うような結婚式になるよう、これらのことを心がけながら計画を立てていってみてくださいね。
現役プランナーやドレスショップ店員・カメラマンなど
ウエディングのプロが可愛い花嫁さんのための情報を発信します!