高校時代に2人は交際、けれど卒業とともに別々の道へ
ロン・パルマーさんとキンバリー・ディーンさんは10代の頃に出会い、交際をスタートさせるもの1981年にロンさんが高校を卒業することをきっかけに別れることに。2人は恋人関係は解消し、それぞれの人生を歩み始めましたが、破局後も友人として連絡は取り合っていたのです。
「もし50歳になってもお互いにシングルだったら、結婚しよう」という約束
友人として関係を続けていた1990年初期、2人はある約束をします。それは「もし50歳になってもお互いにシングルだったら、結婚しよう」というもの。当時、それぞれに恋人ができたり破局したりと、ロンさんもキンバリーさんも恋愛に疲れていたのだとか。お互いの近況を報告し合ったりしているなかでふと、ロンさんが冗談交じりに「このままだと、僕は財産を残す相手がいないかもしれない」とつぶやいたことに対して、キンバリーさんも深い意味はなく「じゃあ、もし50歳になってもお互いにシングルだったら結婚しましょうよ」と提案しました。2人は軽く約束を交わすも、そのことについて話を持ち出すことはその後ありませんでした。
それぞれ家庭を持ったけれど、50歳の時に運命が変わる
キンバリーさんはその後、1人の男性と結婚し2人の子どもたち、カイラさんとコナーさんをもうけ、ロンさんも他の女性と結婚しました。しかし、キンバリーさんもロンさんもそれぞれの結婚生活はうまく行かず2016年、キンバリーさんはロンさんから一本の電話を受け取ります。それはロンさんが離婚したという内容でした。それから6か月後、キンバリーさんも当時結婚していた男性と離婚することに。
2016年9月、2人は再び恋人として交際をスタートすることを決めました。そしてなんとこの時、2人の年齢は50歳。そう、昔冗談交じりに結婚しようと言っていた、あの年齢だったのです。それから2人は交際を続け2017年の大晦日に婚約、2018年6月1日に遂に結婚にいたしました。
今でもお互いの新しいことをどんどん知っていくことにワクワクしている2人
ドラマのような話だけれど、数十年の時を経てようやく一緒になれたことにとても幸せを感じているというロンさんとキンバリーさん。とは言え、2人が再び交際をスタートしたというニュースについて、昔からの友人や家族達はそれほど驚いていなかったそう。きっと周りが認めるほどの素敵なカップルだったんでしょうね。
2人は「もし若い時に結婚していたらどうなっていたんだろう?」と考えることもあるそうですが、この回り道があったからこそ幸せになれたのだと信じているんだといいます。
若い頃に交際していた期間もあり、今までも友人関係をずっと続けてきたロンさんとキンバリーさんですが、新婚生活の中でお互いに新しく知ることがまだまだたくさんあり、これから未来をともに歩んでいくことにとてもワクワクしているそうですよ。
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