衣装によって、合わせるアイテムが違う?
和装の婚礼衣装に合わせる基本ヘアスタイルは「文金高島田」。昔から婚礼時の花嫁さんのヘアスタイルとして結われてきました。前髪・まげ・いち・たぼ・びんの5つの部位に分けられ、日本髪の中でも乱れのない美しい毛流れと丸いシルエットが特徴です。
基本の文金高島田に綿帽子や角隠し、髪飾りなどのアイテムを合わせる場合、ルールがあるのは知っていますか?白無垢には綿帽子・角隠し、色打掛と黒引振袖には角隠しを合わせることができます。綿帽子は白無垢だけが付けられるアイテムなんですよ♪
■綿帽子
頭をすっぽり覆う綿帽子は、「夫以外には顔を見せないという恥らしさの証」と言われています。
丸みを帯びたシルエットの綿帽子は、花嫁を可愛らしく演出してくれるアイテムとしてとても人気です♪かつらに抵抗がある人にもオススメです。ふちや内側が赤になっている赤ふきも人気ですよ☆
■角隠し
花嫁衣装のどのタイプでもあわせられる角隠しは、「角を隠して家庭を守る良妻になる」「嫉妬で角が生えないように、鬼にならないように」との祈りが込められています。角隠しは、文金高島田と髪飾りの上に帯状の白い布をセットします。個性的で粋な仕上がりになることから、黒引振袖の花嫁さんに特に人気です♪
■髪飾り
簪や櫛などの髪飾りは、魔除けのお守りとしてさされます。最も格式の高いべっ甲のかんざしは定番で、高級感と上品さを演出してくれます♪落ち着いた雰囲気の大人の風合いを出したい方にオススメです。可愛らしくきめたい花嫁さんは、花かんざしを選ぶ人も◎
カツラと地毛でどう違う?
私たちのお母さん世代は、かつらの着用がほとんどでしたが、最近は地毛で全部を結う花嫁さんや、半分地毛で半カツラを選ぶ花嫁さんが増えてきています♪
カツラの場合は、地毛に比べて形が崩れる心配がないのがメリットです!自分の頭に合うカツラをちゃんと選べば、着け心地もそんなに悪くなく、自然に見えるようになります。最近では、真っ黒のかつらだけでなく、明るい色のかつらを用意しているサロンもあり、より自然な見栄えに近づいています。
地毛で結う場合は、生え際や全体の見栄えが自然に見えるのがメリットです!でも、地毛で結うにはかなりの長さと毛量が必要になってきます。毛先まですかれていないまっすぐ伸びた状態でないと希望通りに結えないことも。
また、式場のサロンによっては、カツラ・半カツラのみに対応していて、地毛で結うことに対応していない所もあります。また、カツラ・半カツラ・地毛でそれぞれ価格が違います。
洋髪ってどこまでOK?
和装に合わせる洋髪は、どんなスタイルでも基本はOK!
その中でも定番なのは、アップスタイルです♪うなじを上品に露出し、横顔もスッキリ美しく見せる為にもアップスタイルが和装には一番オススメされています。
でも、ハーフアップもダウンスタイルでももちろん大丈夫です♪より華やかでファッショナブルな仕上がりを求める花嫁さんや、お色直しでドレスを選ぶ花嫁さんに好まれています。
アレンジの幅は広がっているので、ぜひ自分に似合う和装ヘアを見つけてください!もし迷った時はヘアメイクさんと相談しながら決めましょう♪♪
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