招待状を書くときのマナー
■句読点は入れない
基本的に招待状を書く時に句読点は入れません。結婚式には忌み言葉といって「終わる」、「消える」、「なくなる」などのような言葉があります。これらの忌み言葉は縁起が悪いと言われていて、結婚式のスタッフでも使用することは禁止されています。句読点も忌み言葉と同じように文と文の間に入れることで「終わる」、「途切れる」などのような縁起の悪い意味に取られる場合があるので、結婚式において句読点は不向きです。招待状を書く時は句読点を入れないように気をつけながら書くことがポイントです◎
■差出人の名前を決める
招待状の差出人を書く場合は、お二人の名前で出すか、両家の親の名前で出すかの2種類があります。どちらでも良いですが、一般的には両親の関係者が多く列席していれば両家の名前で、友人や会社関係など新郎新婦さんの関係者が多く列席していれば、お二人の名前でという場合が多いようですよ*どちらを差出人にするのかはお二人でしっかり話し合って決めましょう♪*
適切な招待状でゲストを招待状しよう!
実際に招待状を書く時にも差出人が新郎新婦さんなのか、両家の親なのかで文章が変わってきます。具体的な例文を挙げて説明していきますので、参考にしてみてくださいね!
まず、結婚式の招待状を書く時はある程度の構成が決められています。
・季節の挨拶
・頭語
・結婚式へのご案内
・結語
・差し出し日
・両家の名前or新郎新婦さんの名前
・出欠連絡の締め切りの日
基本的な構成に加えてお二人からのメッセージを添えることで、お二人ならではの招待状を作ることができます◎では早速、例文をご紹介していきましょう!
■差出人が両家の場合
「謹啓 初夏の候 ますますご清栄の御事とお慶び申し上げます
この度(新郎父の名前)長男◯◯と(新婦父の名前)次女◽︎◽︎のは結婚式を挙げることになりました
末永く皆様のご指導とご懇情をいただきますよう披露の小宴を催したいと存じます
ご多用のところ恐縮ではございますがなにとぞ
ご来席くださいますようお願い申し上げます 謹白
日時 令和○年◯月◯日(○) 午前10時開宴
場所 △△
令和◯年◯日吉日
(新郎父の名前)
(新婦父の名前)
なおお手数ではございますがご都合のほどを◯月◯日迄にお知らせ願えれば幸いに存じます」
■差出人が新郎新婦の場合
「謹白 初夏の候 皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
この度 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日ごろお世話になっている方々に
お集まりいただき ささやかな披露宴を催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ご来臨の栄を賜りたく 謹んでご案内申し上げます 謹白
日時 令和○年◯月◯日(○) 午前10時開宴
場所 △△
令和◯年◯月◯日
新郎名前
新婦名前
なおお手数ではございますがご出欠の返事を◯月◯日迄にお知らせ願えれば幸いに存じます」
■人前式の場合
人前式は形式にとらわれず、自由に進行や演出を決めることが出来るお二人ならではのスタイルなので、招待状もそこまで堅苦しい物でなくても構いません。それでも区切りとして敬語であること、必要な情報などはしっかりと記載しておくことが重要です◎
「拝啓 初夏の候
皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます
この度 私たち二人は結婚することとなりました
つきましては日ごろからお世話になっている皆様に私たちの新しい門出の証人になっていただきたく人前にて結婚式を執り行うことになりました
また 挙式の後はささやかながら宴の席も準備しておりますので
楽しんでくだされば幸いです
ご多用中誠に恐縮ではございますが是非ご出席いただきたくご案内申し上げます 謹白
日時 令和○年◯月◯日(○)午前10時開宴
場所 △△
新郎名前
新婦名前
なおお手数ではございますがご出欠の返事を◯月◯日迄にお願い申し上げます」
今回は形式に沿った例文をご紹介しましたが、お二人ならではのオリジナリティーを入れるのも良いですよ*ただし、くだけすぎないように注意して下さいね!
文章は堅くなってしまいがちですが、お二人からの一言メッセージを入れたり、イラストを入れたりすることでお二人だけの招待状を作ることができますよ♪*
まとめ♡
今回は、今すぐにでも使える招待状の例文をご紹介しました!
招待状を書く時は普段ではなかなか使わないような敬語がたくさん並ぶので、どのように書けば良いのか迷っているカップルも少なくありません。基本的なケース毎に例文をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね*お二人ならではの招待状を作ってゲストをお招きしましょう!
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