白無垢とは?
白無垢は神前式や仏前式などの和装の結婚式で着る衣装です。和装には色打掛などもありますが、白無垢は最も格式の高い衣装なんです。基本的には挙式の時しか着ることができません。白色には純粋、純潔というイメージがあることから神聖な色として昔から考えられ、その白色を用いた白無垢は「どの家風にも染まる」という意味が現在まで受け継がれています。
白無垢を着る理由
白色の衣装は生まれた時と死ぬ時に使われます。白色は生まれ変わりの意味を表していて、生まれ育った家で一度死に、相手の家の嫁として新たに生まれるという意味があります。ちなみに赤色には「生まれ変わる」という意味が込められているので、色打掛で赤色の衣装を着ている花嫁さんが多いんですよ!
白無垢で必要な小物
白無垢は最も格式が高い衣装として知られていますが、実は白無垢を着るためにはたくさんの小物が必要になるのです。
■綿帽子
白無垢を着ている時のみ使われる頭から額まで覆い隠すような大きな布のこと。挙式が終わるまでは新郎以外には顔を見せないという意味があります。
■角隠し
夫に従うという意味が込められていて、髪の毛にかぶる帯状の布のこと。
■帯揚げ
「子宝に恵まれますように」と願いが込められている帯の形を補正してくれるもの。
■帯締め
「幸せが永遠に続きますように」と願いが込められている帯を固定するための紐。
■抱え帯
装飾品の1つで昔は裾をたくしあげて動きやすくするために使われていたそうです。
■筥迫(はこせこ)
「夫以外の男性に染まることはない」という意味が込められていて、現代でいう化粧ポーチのようなもの。
■末広(すえひろ)
小さな扇子のようなもので開くのはNG。ずっと閉じたまま使わなければいけないもの。
■懐剣(かいけん)
「自分の身は自分で守る」、「魔除け」の意味が込められているもの。
■簪(かんざし)
浴衣や着物を着る時にもよく使われるもので魔除けの意味があります。
■肌襦袢(はだじゅばん)
1番最初に着るもので、着物が汗や皮脂で汚れないようにする下着のようなもの。
■半襟(はんえり)
長襦袢の裾に縫い付けて使います。装飾の意味もあるが本来は汚れを防ぐためにするもの。
■長襦袢
肌襦袢と掛下の間に着るもの。
白無垢の相場
白無垢は購入するととても高いので、ほとんどの花嫁さんはレンタルしています。白無垢のレンタル代の相場は約10万〜17万円ほどで、ウェディングドレスや色打掛をレンタルした場合よりも費用を抑えることができます◎白無垢はワンサイズのみになっているので体型を気にせず誰でも着ることができるのが良いところなんです。小物も一緒に借りますが、肌襦袢など肌に直接触れるものは購入しなければいけないことも*どこまでレンタルすることができるのかは事前に確認しておくと良いでしょう!
白無垢を着るときの注意点
■時間に余裕を持つ
白無垢を着る場合、着るのもメイクやヘアセットにも時間がかかります。着物はドレスよりも簡単に着られるものではないので、準備には時間がかかるので余裕をもって行動するようにしましょう◎
■崩れないよう意識する
着付けの人がしっかりと着せてくれるので問題はないと思いますが、大きな動きをしてしまうと着崩れしてしまうことも。。。当日は会場内をたくさん歩く場合もあるので、着物が崩れないように注意しておきましょう!
■事前にカツラを試着しておく
地毛でヘアセットをする花嫁さんもいますが、カツラを使う花嫁さんもいます。カツラにもサイズがあるので、もし使う場合は予め試着しておきましょう!式の途中でカツラがずれてしまったら恥ずかしいですし、写真にも恥ずかしい姿が写ってしまうので試着は必須です☆
白無垢は何重にも衣装を着るのでその分しっかり着付けてはくれますが、崩れやすくもなります。家族や親族を後ろに率いて歩く儀式もあるので、崩れないように意識しておきましょう◎もしもの時に備えて崩れた時の対処法などを事前に聞いておくと良いですね♪♪
まとめ♡
今回は白無垢について小物や注意することなどをご紹介しました!昔から受け継がれている白無垢を着て神聖な結婚式を挙げてみませんか?♡白無垢はたくさんの素敵な意味が込められている縁起物です。今でも10人に1人は白無垢を選んでいるほど人気の高い衣装なんですよ♪日本ならではの結婚式をしたいと思っている花嫁さん、神前式や仏前式がしたいと考えている花嫁さんはぜひ参考にしてみてくださいね!
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