「おもてなし婚」ってどんなの?
「おもてなし婚」とは、ゲストへの最大限の配慮と、おもてなしを重視した結婚式のことを言います。「こうしなければいけない」といったものはありませんが、ゲストに楽しんでもらい、なおかつ喜んでもらえることを1番に考えた内容のこと。
多くのカップルさんたちは、「おもてなし」として披露宴で提供する料理にこだわってみたり、引き出物のグレードを上げたりとすることで、おもてなしをしていることが多いようです。料理や引き出物にこだわるということは、ゲスト1人あたりにかかる費用が高くついてしまいます。そのためペーパーアイテムや装花、小物類を節約したり、少人数制にしたりすることで、コストを抑えて工夫しているようですよ。
「おもてなし婚」が人気なワケ*
そもそも昔の結婚式といえば、今ほどフランクな感じではなく、「家族と家族を繋ぐ儀式」のようなものでした。しっかりと結納をし、挙式内容もある程度決まっていることがほとんどだったようです。披露宴も豪華にして、お色直しもしっかりして、といった内容が多かったのではないでしょうか。
それがゲストハウスでの挙式や、ガーデンウェディング、レストランウエディングなど、多種多様なものが増え、新郎新婦のアイディアやオリジナリティ溢れる自由度の高い挙式に人気が高まってきました。すこしずつ結婚式のあり方や考え方が変わってきて、「新郎新婦と関わってきてくれた全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたい」「ゲストにありがとうを伝える場を設けたい」そんな考えの人たちが増えてきたようです。つまり、「感謝を伝えるために、最大限のおもてなしをしたい」ということになりますね。
①料理にこだわる
1番簡単にできるおもてなし方法が「料理」ではないでしょうか。ゲストの多くは、料理を楽しみにしている人がほとんど*よくあるのが、「料理のランクアップ」です。ワンランク上のお肉を提供したり、メニュー数が増えたりすることが多いです。ほかにも、こんなアイディアが考えられますよ♪
・新郎新婦が考えたオリジナルメニューの提供
・新郎新婦の地元の食材を使う
・アレルギーがあるゲストには、他のメニューを用意する
・お子様ゲストがいる場合は、お子様プレートを用意する
・年配の方が多い場合は、和食のメニューにする
・デザートビュッフェにして色々なデザートを楽しんでもらう
ただし、ここで気をつけておきたいのが、ランクアップをすることだけがおもてなしではないということ。ただランクアップすればいいわけではなく、「この人はお肉が苦手だから、お魚料理にしてあげよう」「この人は洋食が苦手だから、和食にしてあげよう」など、ゲストの顔ぶれや年齢などによって、内容を変えることもおもてなしの1つですよ。
②ゲスト参加型の演出を取り入れる
おもてなし婚をするのであれば、進行内容や演出内容にも工夫をしましょう。「どうしたら楽しんでもらえるのか」「どうしたら居心地の良い空間にできるのか」を考えることが大切です。例えば…
・バタバタせずに、ゆっくり食事できるように歓談の時間を長めに取り入れる
・ゲストとたくさんの時間を共有するために、お色直しをしない
・ゲスト参加型の誓いの言葉(ウェディングケーキ入刀)にした
・ゲストにサンクスバイトをする
・ビュッフェ形式にして、新郎新婦自ら取り分けをする
・季節の食材を取り入れて、味も見た目も楽しんでいただく
どの「おもてなし」も、ゲストに楽しんでもらいたいという"想い"を感じますよね。ほかにも少し奮発して、有名人や芸人などを呼んで、ゲストをびっくりさせるというケースもあるようです。
③立地のいい結婚式会場を選ぶ
「おもてなし」の1つとして「立地」があります。ご年配や遠方のゲストが多いとアクセスの悪い会場は嫌がられることも。できたら駅から5分以内と駅近の会場を選んだり、もし遠くても駅から送迎バスやタクシーを手配するようにしましょう。
まだまだある!こんな*おもてなし方法*♡
ご紹介した「おもてなし」以外にも、いろんな方法でおもてなしをすることができます。
■メインテーブル(高砂)をなくす
披露宴会場で新郎新婦が座る「高砂」。"おもてなし"を重視するカップルさんたちの場合、高砂をナシにして、ゲストと一緒のテーブルに座る形が増えてきているようです。ほかにも高砂に座るのではなくソファにゆったり座るのもおしゃれな空間を演出することができますよ◎
■引出物・プチギフトにこだわる
料理や空間にこだわるだけでなく、引出物やプチギフトにもこだわる人が多いです。すこし予算をあげたり、ゲストの年齢や性別にあったものを選んだり、中にはゲストひとりひとりに合った引出物を選ぶ人もいるのだとか。「みんな違うものを選ぶのって大変じゃない!?」とビックリしますが、「喜んでほしい」と考える人は、参考にしてみるのも良いかも◎
最大限の*おもてなし*をしよう♡
いかがでしたか?最近では「おもてなし婚」について取り上げてみました**料理や引き出物だけでなく、演出内容、立地など、いろんな“おもてなしの仕方”があるので、招待するゲストの方たちにあったおもてなしをしてくださいね♪*。
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