“冒頭の挨拶文”は、ゲストに贈る最初のおもてなし!
結婚式招待状は、ただ日時や場所をお知らせするものではありません*新郎新婦さんからゲストへの最初のおもてなしでもあるんです!結婚式の招待状の挨拶文は次の流れが一般的◎!
・冒頭のあいさつ
・時候の挨拶
・結婚式、披露宴への招待の本文
・差出月
・差出人名
・日時、会場の場所
・出欠返信日
招待状の冒頭に書かれる挨拶文は、言ってみれば「ようこそ!」「こんにちは!」「お元気ですか?」という言葉でもあります*日本では、文章でもまず相手を敬い、丁寧な言葉で季節の挨拶や安否を気遣うのが基本◎ここの一文を季節の挨拶などにして、ゲストへの気遣いを込めるのがマナーでもあります。
【文例】
「〇〇の候 皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます」
「春暖の候 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
“結婚の報告”は、感謝の気持ちを添えて◎!
最初の挨拶のあとは結婚の報告とこれまでお世話になったことへの感謝を伝えます。
【文例】
「私たちはこのたび結婚する運びとなりました」
「このたび私たちは結婚式を挙げることとなりました」
“結びの言葉”で、出席してほしいという気持ちを伝えよう
結びの言葉では、「出席してもらいたい気持ち」や「一緒に喜びを分かち合いたい」という思いを伝えましょう*
【文例】
「つきましては 日頃よりお世話になっております皆様に ぜひご列席賜りたく ご案内申し上げます お忙しい中とは存じますが ご出席いただけましたら幸いです」
「つきましては 日頃よりお世話になっております皆様に お集まりいただき ささやかな披露宴を催したいと存じます ご多用とは存じますが ご出席いただけましたら幸いです」
そのまま使える!パターン別の挨拶文例3パターンをご紹介♪*。
ここでは、結婚式招待状にまるごと使える文例を3パターンご紹介していきます*
■どんなパターンにも使える基本の文例
「拝啓 新秋の候 皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは 結婚する運びとなりました
これもひとえに皆様の温かいご支援の賜物と心より感謝いたしております
つきましては 日頃よりお世話になっております皆様に
お集まりいただき ささやかな披露宴を催したいと存じます
ご多用のこととは存じますが ぜひご出席をお願いいたしたく ご案内申し上げます
敬具」
■親族や上司など目上のゲストが多い!フォーマルな文例
格式あるホテルなどでの披露宴なら、かっちりした文章にするのが◎
「謹啓 仲秋の候 皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます
このたび 私たちは 結婚する運びとなりました
つきましては 日頃よりご厚情を賜っております皆様に
ささやかではございますが 披露宴を催したく存じます
ご多用とは存じますが ご臨席賜りますようお願い申し上げます
謹白」
■友人や同僚ゲストが多め!カジュアルな文例例
ガーデンウェディングやレストランウェディングなどのアットホームな結婚式の場合は、少し砕けた表現を使ってもOK◎!
「秋の気配が感じられる季節となりましたが 皆様 お元気でお過ごしでしょうか
このたび 私たちは結婚することとなりました
皆さまへの感謝の気持ちを込めて ささやかなパーティーを開きます
ぜひリラックスした気持ちで遊びに来てください!」
結婚式招待状を作成する前に知っておきたい!避けたほうがいい表現や注意点
お祝いの場では、「避けたほうがいい言葉」や「使ったらいけない言葉」があります。特に結婚式では「別れ」「終わる」などのネガティブワードや、繰り返し使う「重ね言葉」は避けた方がベター◎!
■避けたほうがいいワード
忌み言葉:切れる/裂ける/離れる/終わる/終える/失う/戻る/帰る/返す/冷める/壊れる/去る/流れる
重ね言葉:たびたび/くれぐれも/しばしば/ますます/重ね重ね/再び/またまた/いろいろ/次々
■ネガティブワードは前向きな言葉に言い換えよう
結婚式ではネガティブワードを避けて次のような前向きな言葉を選ぶようにしましょう*
・終わる→結びに、無事にお開きとなる
・失う→卒業する
・再び→このたび/あらためて
・離れる→旅立つ/新たな門出/歩み始める
・忙しい→ご多用
結婚式招待状はゲストへの感謝の気持ちを込めて届けよう♡
これから始まる結婚式準備!その第一歩が招待状でもあります*招待状は、結婚式の詳細だけでなく、二人からゲストへの感謝の気持ちを伝えるものでもあるんです。だからこそ、文面ひとつひとつに「ありがとう」の気持ちを込めて準備してみてくださいね*大切なゲストと、素敵な時間を過ごすために、ふたりらしい言葉で招待状作りに取り掛かってくださいね**


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