『時候の挨拶』ってどんなもの??
『時候の挨拶』とは、手紙やハガキの頭語の後に続く、あいさつ文のようなもののこと。その季節や行事を踏まえたり、それに応じた心情を表す言葉を使ったりします。
ほかにも相手の健康を気遣う意味もあるので、丁寧な手紙を出すときなどには欠かせない『あいさつ文』でもあります。
『時候の挨拶』は日本のような四季が豊かだからこその習慣*
結婚式の招待状など、フォーマルな場での手紙であれば漢語調を使った(『○○の候』『〇〇のみぎり』『〇〇の折』に続くもの)あいさつ文を、二次会のようなカジュアルな場であれば、すこしくだけた文章にすると良いですよ◎
結婚式招待状を出すときは“結婚式を挙げる時期”ではなく、“招待状を出す時期”に合わせて『時候の挨拶』を含めるようにしましょう。
それではさっそく、漢語調文章タイプと、少しくだけた文章タイプに分けて、1~12月に合った『時候の挨拶』をチェックしていきましょう!
1月(睦月)にピッタリな『時候の挨拶』
■漢語調文章タイプ
年が明けて初めて迎える月でもある1月。そんな1月の『時候の挨拶』には、新年のおめでたさが伝わるようなあいさつ文にすると◎
初春の候
新春の候
厳寒の候
厳冬の候
寒冷の候
小寒の候
大寒の節
降雪の候
■少しくだけた文章タイプ
・寒中お見舞い申し上げます
・新年早々ではございますが~、
・今年は例年にない寒さとのことで、
2月(如月)にピッタリな『時候の挨拶』
まだまだ厳しい寒さが続くものの、春の季節に向かっている様子を表したいところ。
■漢語調文章タイプ
晩冬の候
余寒の候
立春の候
残雪の候
春寒の候
向春の候
春浅の候
■少しくだけた文章タイプ
・立春とはいえ、まだ寒い日が続いております
・余寒厳しい毎日が続いていますが~、
・立春を過ぎ、本格的な春の訪れが待たれる頃となりました。
・寒さの中にも春の兆しが感じられるようになりました
3月(弥生)にピッタリな『時候の挨拶』
厳しかった寒い時期が終わりに近づいて、徐々に春を感じる日の多くなる3月。春のぬくもりや桜の開花が伝わるようなあいさつ文がピッタリです**
■漢語調文章タイプ
解氷の候
早春の候
春暖の候
春色の候
浅春の候
春分の候
■少しくだけた文章タイプ
・寒さの中にも春の訪れを感じる季節となってきました。
・桃の節句を過ぎ、今年の春は例年になく穏やかです。
・春分が過ぎ、桜の開花が待たれる時期となりましたね。
4月(卯月)にピッタリな『時候の挨拶』
4月といえば、新しい年度となる“スタートの月”。桜の開花など明るいあいさつ文にしましょう**
■漢語調文章タイプ
陽春の候
桜花の候
春暖の候
春和の候
惜春の候
春日の候
若葉の候
新緑の候
■少しくだけた文章タイプ
・桜の花のたよりが聞かれる頃になりました。
・うららかな春の訪れとなりました。
5月(皐月)にピッタリな『時候の挨拶』
5月は過ごしやすい気候が続きます。新緑のフレッシュなあいさつ文が◎
■漢語調文章タイプ
新緑の候
薫風の候
立夏の候
青葉の候
若葉の候
■少しくだけた文章タイプ
・新緑の香りがすがすがしい季節になりました。
・木々の緑が目にまぶしい今日このごろですが~、
・夏の気配が感じられる季節になりましたが~、
梅雨に入って雨の日が続く季節でもある6月。洗濯物が乾きにくかったり、湿気が酷かったりとジメジメした時期ではあるものの、季節の花でもある紫陽花などを取り入れて爽やかな文章にするのが◎
■漢語調文章タイプ
初夏の候
梅雨の候
入梅の候
青葉の候
向暑の候
■少しくだけた文章タイプ
・梅雨の季節ではあるもののカラットした天気が続き~、
・梅雨明けが近づき、すがすがしい季節となりました。
結婚式招待状には『時候の挨拶』を取り入れよう♡♡
今回の記事では、『時候の挨拶(1~6月)』についてご紹介してきました。普段使いなれないあいさつ文でもあるので、どんな文章にしたらいいのか悩んでしまう人も珍しくはありません。慣れない文章に戸惑ってしまうかもしれませんが、『時候の挨拶』は結婚式招待状を作成する時期や結婚式を挙げる時期ではなく、招待状を出す時期に合ったものを含めるようにすることだけは忘れないように気を付けてくださいね**7~12月の『時候の挨拶』については次の記事でご紹介していきますので、そちらも是非チェックしてみてくださいね!!
卒花エディター*経験者だから分かるプレ花嫁さんのお悩み解決のお手伝い!
節約術やDIYなど結婚式準備に関する情報配信をします。