コロナ渦の結婚式を経験した卒花さんに聞きました。
まだまだ猛威を振るう「コロナウィルス」
地域によっては、「緊急事態宣言」や「まん延防止措置」が適応されていて
アルコール提供自粛の要請により
披露宴でお酒が提供出来ない、という事態が続いています・・・
お酒を飲むことで気分がよくなり
感染防止対策が疎かになってしまったり、
お喋りの声が大きくなって、飛沫感染のリスクが高まることは
ニュースでも度々目にしますよね。
感染防止対策の一環として
結婚式でのアルコールの提供を「自ら控えた」という選択をした
カップルもいるほど・・。
“お酒を出したくても出せない”という状況の中
結婚式を延期した方もいれば、アルコール提供なしで決行したという方も。
2人の選択はそれぞれでした…
今回は、コロナ渦の結婚式を経験した卒花さんに聞いた
「お酒の提供について」の葛藤・選択・工夫例をご紹介していきます。
アルコール提供の可否については、各市町村によって基準が異なります。
・緊急事態宣言中は酒類提供を停止
・20時までアルコールが提供出来る
・90分以内、50人以下であれば可 など・・・。
式場もガイドラインに従って
出来る範囲で結婚式の運営を続けています。
ですが、ゲストへのおもてなしの大部分ともなる
【アルコール提供の自粛】となると
結婚式の決行を迷うカップルも多くいらっしゃいます。
・お酒の提供が出来ないなら、結婚式を延期した。
・ノンアルコールで結婚式を決行した。
・違う形でおもてなしをした。
など、卒花さんの苦渋の決断と想いがここに現れました。
■【結婚式を延期した】
アルコール提供が出来ずに【延期】を決断したというカップル。
その理由は・・
・通常通りゲストからご祝儀を頂くのに、十分なおもてなしをお返し出来ないから
・お酒好きのゲストが多く、残念な思いをさせてしまうから
・自分たちの気持ちが上がらない、お祝いの席にお酒がないのは少し寂しい
一番多く挙がった意見として
いつも通りの金額のご祝儀を頂くのに、
ゲストへのおもてなしの質が下がってしまうことに申し訳なさを感じる・・。
という意見*
「おもてなし」も「ご祝儀」も
双方の気持ちが込められているものだからこそ、
甘えたくもなりますが・・
「何のために結婚式をするのか」という原点に立ち返ったときに
延期や中止の決断を泣く泣くされるカップルもいらっしゃいました。
■【ノンアルコールでも楽しんでもらえるよう工夫した】
アルコールの提供が出来なくても、”結婚式を決行した”という花嫁さん。
ゲストからの
「ノンアルコールでも、2人を祝福する気持ちは変わらないよ」
という言葉に勇気をもらい、結婚式を決行することを決めた
なんてエピソードも。
2人の結婚を心から祝福してくれる人だけを招待する結婚式だからこそ
申し訳ない気持ちもあるけれど・・
アルコールがなくても自信を持って結婚式をすることが出来たなんて方も。
ノンアルコールでも楽しんでもらえるようにした工夫例は
・ソフトドリンクの種類を豊富にした
・お料理に合わせてペアリング演出を取り入れた
・オリジナルノンアルカクテルを用意した
・ノンアルコールドリンクを取り入れた
<ペアリング演出>とは
スタッフさん(ソムリエさん)がお料理に合わせて
ノンアルコールドリンクを出してくれる演出**
通常であれば、ゲストは好きなタイミングで好きなドリンクを頼みますが
お料理に合ったものを、コースのタイミングで持ってきてくれるので
更にお料理が楽しめそうです♪
また、ノンアルコールドリンクにはビールやカクテルだけでなく
ワイン・日本酒などもあるので、お酒じゃないけどお酒の味を楽しめた!
という感想もありました◎
また、女性には見た目がかわいくてオシャレな
オリジナルノンアルコールドリンクが人気★
結婚式のテーマカラーや、花嫁さんのお色直し衣装
季節のテーマに合わせて
気分のアガるドリンクを考えてみるのもアリですね!
新郎新婦からの気持ちが、ゲストにも伝わります♪
■【違う形でおもてなしをした】
アルコールが提供出来ないことは、仕方がない。
それなら他でカバーして、ゲストへおもてなしをしよう!
という前向きな意見も溢れました*
例えば、ドリンクプランがソフトドリンクのみになり
予算が抑えられたので、お料理や引き出物をグレードアップした!
という方も。
浮いたお金を、自分たちではなく
ゲストに返る何かに使ったという方が多くいらっしゃいました**
また、アルコールが提供出来ない代わりに
■【プチギフトとしてお酒をお渡しした】
■ 【ビール券を引き出物に追加した】
など、申し訳ない気持ちと来てくれてありがとうの気持ちを
お酒ギフトに乗せて贈った、という意見もありました > <
【ノンアルコールの結婚式】って、
実は悪いことだけではありません!!
アルコールなしの結婚式を体験した卒花さんからは
こんな意見も!!
・お酒がなくても、全然盛り上がった!
・酔っぱらって大騒ぎするシーンがなかったので、終始和やかな雰囲気だった!
・新郎はお酒が弱いので…潰れずに済んだ!
・ゲストが車で来れた!
・安心して参加出来た、というゲストの声が多かった!
などなど◎
お酒の提供を自粛することは
ゲストに安心感を与えることにも繋がるんですね。
コロナ渦でのアルコール提供問題について
卒花さんの意見も交えてご紹介していきました◎
いつも通りの結婚式が難しくなった今
新郎新婦のゲストに対する*おもてなしの気持ち*が
より問われるようになってきました。
アルコール提供については
賛否両論、いろんな意見があると思いますが
今一度「結婚式をする意味」に立ち返って
2人で後悔のない選択をしてみてくださいね。
結婚式に関する幅広い知識を持った元プランナー。
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