クレールストーリアとは?
キャンドルを使って、感謝を伝えるとてもロマンチックな演出のこと*メッセージキャンドルとも呼ばれます。クレールストーリアというちょっと聞き慣れない名前は、フランス語とイタリア語を組み合わせているそうです。クレールとはフランス語で「明るい」、ストーリアはイタリア語で「物語」、それぞれを合わせると「明るい物語」という意味になります。感謝の気持ちを伝えるという温かい物語、また二人の明るい未来を願う、前向きなメッセージがクレールストーリアにたくさん詰まっているのです♡♡
やり方は、クレールストーリア専用キャンドルをゲストテーブルに置いておき、披露宴のお開き前やキャンドルサービスなどの演出で火を灯した後にフタをします。もちろん行うタイミングや演出方法は自由です◎ゲストが一斉にキャンドルにフタをすると真っ暗になりますが、ほのかな明かりと共にメッセージがふわっと浮かび上がります。その瞬間はとっても感動的♪♪また、「フタをする」ということで、新郎新婦さんからの想いや願いを封じ込めるという意味合いもあるそうですよ!
どんなキャンドルを使うの?
クレールストーリアは、ガラスケースに半透明のジェルが入った専用のものを使い、キャンドルのフタにはゲストへ向けたメッセージを書いておきます。そのキャンドルに火をつけてフタをすると、フタにメッセージが浮かび上がるんです*ちなみに、いろんなカラーのキャンドルがあるので、ゲストのイメージカラーや、結婚式のテーマカラーに合わせて選んでみましょう。クレールストーリアは、熱に反応してフタに書かれたメッセージが浮かび上がるため、キャンドルの火が消えるとメッセージも消えますが、再び火を点けるとまた見ることが出来ます◎ゲストにはプチギフトとして持って帰ってもらうと、思い出の品になりますよ*
どうやって用意をする?
ネットショップで購入したり、演出として取り扱っているなら結婚式場で用意したりすることができます。ショップや結婚式場によって異なりますが、1個1,000~1,500円程度で販売されています*キャンドルサービスの相場は3~5万円程度なので、ゲストの人数によってはキャンドルサービスを行うよりもお手頃な価格で行うことができるんです!
取り扱いには注意を!
キャンドルの火はどんなに小さくても危険なものです。クレールストーリアを行う時は、会場が薄暗くなっていることもあり、手元が見えないことで危険なことがたくさんあります。例えば服を焦がしてしまったり、溶けたロウがこぼれて床を汚してしまったり、あるいは火傷をしてしまったり…ゲストによってはお酒を飲んでいることもあり、手元から滑ってしまうこともあります。大きなトラブルにならないように出来る限り注意して行いましょう!また、キャンドルリレーの時に火を使わないLEDキャンドルを代用するのも1つの方法です。息を吹き込む時に反応するセンサーがついているので、ろうそくと同じような感覚で扱うことが出来ます◎
クレールストーリアをやってみるとどう?
ゲスト同士で火をリレーしていけば、言葉を交わさなくても繋がりが感じられます♡火に気を付けてゆっくりと灯します*
フタをする直前の火が閉じ込められていく瞬間は神秘的です♡♡キャンドルだけの光で包まれる会場はとっても美しいです。フタをした後にゆっくりとメッセージが浮かび上がります。
熱によってだんだんと文字が浮かび上がります。じんわりと現れる文字は、何が出てくるのかな?と興味が湧きますね♪*
添えるのはメッセージだけでなく、イラストもOK◎メッセージが思いつかない場合は、絵で想いを伝えましょう♡♡小さなイラストでも嬉しい気持ちになりますよ。
他にもある! キャンドルを使った演出
■キャンドルリレー
新郎新婦さんが火のついたキャンドルをゲストが持つキャンドルへと灯した火を繋いでいく演出です。最後に新郎新婦さんがメインキャンドルを灯します。ほのかな明かりと共に、祝福の想いを繋いでいくという意味が込められているんです!欧米では昔からキャンドルの火は、「闇を照らして悪霊を払う天使を呼んでくれる聖なるもの」「キャンドルの数だけ天使が舞い降り、幸せになれる」として扱われてきました。また、キャンドル明かりを最後に吹き消すことで願いが叶うと言われています。
■ユニティキャンドル
欧米では定番のセレモニーで、キリスト教式の結婚式で行われる伝統的な演出です。細いキャンドルを2本、太いキャンドルを1本用意し、三又の燭台に立てます。細いキャンドルを両家、太いキャンドルを2つの家族が合わさった新しい家庭に見立てて、両サイドのキャンドルは両家の母親が火を灯します。そして、新郎新婦さんがそれぞれの家のキャンドルを持って、中央のキャンドルに火を灯します。これは、2つの家が1つになるという象徴的な演出なんです♡*
■ブローアウトセレモニー
披露宴の締めくくりにキャンドルの明かりだけを灯し、ゲストが一斉にその火を吹き消す演出です。火を吹き消すことは、「幸せをキャンドルの中に閉じ込める」という意味が込められています*キャンドルを消して会場を暗くした後にエンドロールを上映することで、セレモニーをより思い出深いものにできますよ♪♪
タイムカプセルキャンドル
ゲストに二人へのメッセージを書いてもらい、専用のカプセルに込めてメインキャンドルの中に入れます。新郎新婦さんがお互いへのメッセージを書くとのもおすすめです◎メッセージを入れたら熱で溶けるパウダーを入れて、火を灯すことでメッセージがキャンドルの中に閉じ込められます。そして、結婚記念日などの特別な日に火を灯し続けると、閉じ込めたメッセージが出てくる仕組みになっています。どんなメッセージが見られるのか結婚式後も楽しみになる演出です*
いかがでしたか?キャンドルを使った演出は、その場があたたかい雰囲気になり、心も温めてくれます♡*ぜひ参考にしてみてくださいね!
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