鏡開きって?
鏡開きは、清酒の入った大きな樽を木槌で叩いて割る演出のことです。お正月などおめでたい時に見られる光景ですが、和婚ではケーキ入刀の代わりに行われる演出の一つです*樽のフタを円満の象徴である鏡に見立て、叩いて末広がりにすることで「今後の二人の幸せを切り開く」という意味があります♡また、大きな樽に入ったお酒をみんなで分け合うことから「幸せを分かち合う」意味も…♡鏡開きを行うのは新郎新婦さんですが、両家の家族と共に行う場合もあります。和装だけじゃなく洋装でもできるので、割った時に衣装を濡らさないように気を付けましょう◎
お酒を樽に入れているので、ほんのり木の香りがするのが特徴です*基本的に清酒を入れますが、お酒が飲めないゲストが多い場合は、ワインやお菓子、お花などを代わりに入れることもできます◎また、鏡割りともいわれることがありますが、「割る」という言葉の縁起が良くないので、おめでたい場面では鏡開きといわれるそうですよ!
いつ行うの?
鏡開きははっきりと決まっていませんが、乾杯前に行うことが多いです。また、室内の演出と思われがちですが、屋外で行うこともできます◎晴れた青空の下ガーデンで行えば、より記念すべき1日になりそうですね♪行う前には、木槌やバールなどでフタをあらかじめ樽から外しておきます。フタは頑丈に閉じられているので、一回で開けようとしても上手く開きません。一度外して樽の上に乗せておくと叩いた時に一発で開けることができるんです!鏡開きをした後は、新郎新婦さん自らがゲストに配ります。一通り配り終わっても残っていれば自由に飲んでもらうスタイルが良いでしょう◎
どこで手に入れるの?
樽酒は酒屋などで売られていて、4斗樽、2斗樽、1斗樽の3種類があり、もっとも一般的に使われるのは大きくて見栄えのよい4斗樽です。かかる費用は約6~8万ですが新品や中古によっても値段は変わり、業者でレンタルをする場合は2万~4万前後になります*式場にお願いする場合は10万以上になることも!また、木槌や枡など小物、樽の処分費用が別で掛かる場合もあるので前もって確認をしておきましょう。
樽にはどのくらいの量が入る?
入るお酒の量は4斗樽で36リットル、約200人分がまかなえます◎ゲストを何人呼ぶか、またお酒をよく飲むゲストは何人いるかを考えておきましょう。けれども当日のスケジュールやお酒を飲む人の割合によってはせっかくの清酒が余ってしまうことも。。。そうならないように4斗樽などの大きいものを用意して、底上げして入れるお酒の量を調節する方法もありますよ!
アレンジを加えた鏡開きも
■ミニ鏡開き
ミニサイズの樽酒は、手に乗る盃サイズが可愛いですね♡ゲストの人数が少ない場合は、ミニサイズを用意するのもおすすめです。各テーブルにミニ樽酒を置いて、お色直し入場した後に1テーブルずつ鏡開きをする演出も人気です*ゲストが鏡開きを間近で見ることができるだけじゃなく、自分たちのテーブルで行われるので、ちょっと特別感があります。
紅白の樽だけではなく、イエローやブルー、パープルを基調としたミニ樽もあります。パステルカラーやカラフルな樽がテーブルの上にあれば目を惹くこと間違いなしです!ウェルカムスペースに置くのも素敵です。
■鏡開きケーキ
樽酒そっくりのウェディングケーキは、見た目にインパクトがあります*お酒が飲めない人でも美味しく味わえることができ、また見て楽しくユーモアのあるケーキです。ウェディングケーキの上にミニ樽を置いて木槌で叩くアイデアも◎切り分けたケーキを枡に盛り付けると、ますます鏡開きらしくなりますね♪
■鏡開きクラッカー
クラッカーが付いた樽酒を開くと紙吹雪やテープが舞い上がります。ゲストが驚くだけじゃなく、披露宴がいっそう盛り上がりますね!鏡開きで使う木槌は小さいものから、二人で持つ大きいサイズなどはさまざまです。何も巻いていないシンプルな木槌が多いですが、紅白のリボンを巻くとおしゃれですよ♪
いかがでしたか?
鏡開きはお祝い事で行われる演出です。お正月だけではなく、季節問わず取り入れることができます◎一つのお酒をみんなで分け合ってお祝いし、幸せな結婚式にして下さいね*
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