コロナウィルス感染拡大に伴って、
結婚式のスタイル・規模の変更を検討されている花嫁さんの声をよく聞きます。
県をまたぐ遠方ゲストの招待を取りやめる方、
友達や会社の方は招待せず、家族だけのスタイルへの変更、
ゲストを呼ばず2人だけの挙式にするなど・・
結婚式の規模縮小を考えられているお2人が多いよう。
しかし、コロナが流行し始めた2020年2021年と異なる点は、
延期ではなく、結婚式を決行する上で「規模縮小」の判断をされる方が多いという点。
未だ収束が見えないコロナですが、
いま「出来る形で結婚式がしたい」、という花嫁さんたちの希望。
これは、皆さんが結婚式を前向きに考えてくださっているからこその動きだと思います。
招待人数を減らし、少しでも感染リスクを低くするという考えは
何よりも安全に結婚式を執り行うためには必要な判断なのかもしれません。
規模縮小をしたとしても、「結婚式が出来る」という点が大切で
何事もなく無事に執り行えることの方が、優先順位が高くなってきていると感じることもあります。
そして最終的な判断は、新郎新婦が下さなければならないことが一番辛いこと…
しかし、このような状況下といえども
一度招待したゲストに断りを入れるのは、とっても心苦しいですよね・・。
ここでは、コロナの影響により結婚式の規模縮小を決断し
招待できなくなったゲストへのお詫びの方法や伝え方をご紹介。
2人にとって前向きな1歩を踏み出す、参考になればと思います!
決断のタイミングによっては、
招待状を送付済、メッセージで伝えただけ、など状況も様々だと思います。
規模縮小が決まり、招待出来なくなってしまったゲストには
取り急ぎ電話やLINEなどのメッセージでその旨を伝えましょう◎
招待状をすでに送っているからといって、
いきなり書面で招待出来ない旨を伝えてしまうと、唐突で冷たい印象に感じられることも。
友達や会社の先輩、後輩には、メッセージで。
会社の上司や恩師には、可能であれば直接や電話で。
コロナの状況とゲストの安全を考慮した結果、
結婚式は執り行うけど、家族(親族)だけですることになったことを
まずは伝えましょう。
その際に、「ご祝儀やお祝いは頂かない意向」も伝えておくと丁寧◎
ゲスト側も、一度招待されていたので「何かお祝いを贈った方が良いのでは?」
と考える方もいらっしゃるからです。
ゲストに余計な心配を掛けないように、こちらから出来る配慮のひとつですね*
ゲストに予め結婚式スタイルの変更を伝えた後に
おわび状として書面を送ると、より丁寧です。
これは、すでに招待状を送った方への送付でOK。
ここでは、おわび状の例文もご紹介しておきます*
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謹啓 ○○の候 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
先般 ご案内申し上げました私たちの結婚式に際しまして
ご祝福をいただき ご臨席のお返事を賜りまして 誠にありがとうございました
その後も刻一刻と変わりゆく社会状況を踏まえ 改めてふたりで話し合った結果
皆様の安心・安全を第一に考え
予定しておりました結婚式は 親族のみで執り行うことといたしました
ご予定いただいておりました皆様には心よりお詫び申し上げます
時節柄 どうかご自愛のうえお過ごしください
略儀ながらお詫び申し上げます
謹白
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封書にするとより丁寧ですが、ハガキでもOK。
招待状作成時の注意点と同じく、句読点はつけません。
また返信用はがきも必要なしとなります。
デザインは華やかすぎず、シンプルなものが適切。
残念なお知らせではありますが、婚礼関係のおめでたいことに変わりはありませんので
文章だけの簡素な書面にする必要はありませんよ!
送る前にプランナーさんに確認してもらえると安心です◎
また、予定通り招待する方にもフォローの連絡を入れておくのが◎
このような状況下で、結婚式が行われるのかを不安に思われている方もいらっしゃいます。
規模やスタイルを変更し、感染防止対策を徹底して行うことを伝え
安心して参加して頂けるように、出来る配慮はしておきましょうね!
また無事に結婚式を執り行った後には、
招待出来なかった方々にも報告が出来るといいですね*
安全に執り行えた安堵感、そして幸せそうな2人の様子をみて
これで良かったんだ、と思って頂けるはず。
ゲストも新郎新婦が難しい状況にいることは十分に分かっています。
だからこそ、ゲストから頂くあたたかい言葉たちには心から癒されますね!
コロナ渦での苦渋の決断。
結婚式の規模縮小、スタイル変更などによる、ゲストの対応方法をお伝えしました◎
大切な人たちのことを想って2人が決めたことなら、きっとゲストも受け入れてくれるはず。そして、その気持ちをきちんとゲストに伝えることが、いまの2人に出来ること。
この記事が、結婚式を前向きに考える方の背中を押すそんなきっかけになればと思っています。
コロナに負けず、一緒に頑張りましょう!!
結婚式に関する幅広い知識を持った元プランナー。
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