忌み言葉ってなに?どんな言葉?
「そもそも忌み言葉ってなに?」という人もいるかもしれません。忌み言葉は、結婚式のようなお祝いの場において「不を連想させるもの」や「別れを意味する言葉、漢字」は避けた方が良いとされています。中には気にしない…という人もいるかもしれませんが、目上の人や年配の人の中には気にするゲストもいるかもしれません。発言している側としては深い意味を込めて言っているつもりはなくても聞いている側は不快な気持ちになることも…。誰がどんな気持ちになるか分からないので、お祝いの場や大切な場所では忌み言葉は避けるようにしましょう。
忌み言葉ってどんな言葉があるの??
普段使っている言葉の中にも忌み言葉と言われるものがあります。「え、これも忌み言葉なの?」と驚いちゃうほど日常的に使っている言葉もあるので、スピーチの原稿を作る前に確認しておきましょう**
■不を連想させる言葉
結婚式はお祝いの場なので、不を連想させる言葉は避けるようにしましょう。
【例】消える、落ちる、断る、裂ける、捨てる、流れる、飽きる、薄い、泣く、滅びる、別々、戻る、忘れる、亡くなる、忙しい、去年、最後、悲しい、繰り返す、何度も、再び、四、九
■別れを意味する言葉
結婚式の場では“別れ”を意味する言葉や連想させる言葉もタブー。
【例】別れ、終わる、切る、去る、離れる、失う、逃げる、短い、カットする、冷める
■重ね言葉
同じ言葉を繰り返し使った言葉を「重ね言葉」と言います。重ね言葉もお祝いの場では避けた方が良いと言われているので、なるべく違う言葉を使うようにしましょう。
【例】たびたび、またまた、いろいろ、重ね重ね、ますます、次々、いよいよ、くれぐれも、まだまだ、わざわざ
忌み言葉を違う言葉に言い換えるときのコツ
忌み言葉とはいえ、先ほど伝えた言葉以外にもまだまだたくさんの言葉があるので、どんな言葉なら使っていいの?これもダメなの?と分からなくなってしまいますよね。ここでは忌み言葉を言い換える時のコツや言い換えワードについて解説していきます**
■言い換えるときのコツ①違う言葉にかえてみる
使おうとしている言葉が忌み言葉だった時は、違う言葉で使えないかな?と考えてみましょう**意外と違う言葉でもしっくりきたり使えたりすることもあるので試してみると◎
■言い換えるときのコツ②前向きな言葉にかえてみる
忌み言葉はマイナスな言葉が多く感じますが、せっかくの結婚式。できるだけ前向きな言葉を使って過ごしたいところ。後ろ向きな言葉ではなくて、前向きな言葉で溢れた結婚式にしたいですよね**
■言い換えるときのコツ③使っている漢字が忌み言葉の場合は平仮名にするのも◎
使っている漢字がタブーと言われている場合は、その文字を平仮名にするのも1つの方法です。
■忌み言葉一覧と言い換えワード
・お忙しい中→ご多用のところ
・帰る→帰省する、帰宅する
・飽きる → 満足する
・何度も→頻繁に
・ケーキを切る→ケーキにナイフを入れる
・スタートを切る→スタートラインに立つ
・笑いの絶えない→笑顔で溢れた、笑顔でいっぱいの
・最後に→結びに
・短い時間→つかのまの時間
・料理が冷める→料理が温かいうちに
・終わる→お開きにする
・職場を離れる→家庭に入る
・去年→昨年
・頑固→我慢強い
・四(し)九(く)→ 四(よん)九(ここのつ)
■重ね言葉一覧と言い換えワード
・くれぐれも宜しくお願いします→今後ともよろしくお願いします
・重ね重ね→あわせて
・いろいろな、次々→たくさんな
・まだまだ未熟者ではありますが→今は未熟者ではありますが
・わざわざ→ありがたく、そのために
・ますます→一段と
・皆々様→皆様
■ネガティブな言葉一覧と言い換えワード
・気が弱い→優しい
・頑固→意志が強い
・頼りない性格→控えめな性格
・神経質→几帳面、周りをよく見ている
・仕切る→リーダーシップ、頼りがいのある
・冷たい→落ち着いている、冷静
・負けず嫌い→責任感が強い
・若い→フレッシュな
忌み言葉だけじゃない!避けたほうがいい話題
忌み言葉以外にも、結婚式では避けた方が良い話題があります。
■自慢話や過去の栄光
どんなに凄い話であっても、自ら自慢話をする場所ではありません。ゲスト全員が聞いていて楽しめるような話題を選ぶようにしましょう。
■子どもの話題
ゲストの中には様々な事情によって子どもが欲しいと思っていても授かれない人もいるかもしれません。悪意がないとはいえ、傷つけてしまったり、不快な思いをしてしまったりする可能性もあるので、子どもの話などデリケートな話題はしないようにしましょう。
■下ネタや暴露話
いろんな年齢層のゲストが出席しているので、下ネタや新郎新婦さんの暴露話は避けるようにしましょう。あくまでもフォーマルな場ということを忘れずに過ごすことが大切です◎
結婚式にふさわしい言葉を使って過ごそう
忌み言葉の中には普段から何気なく使っている言葉もあるので、うっかり使ってしまうこともあるかと思います。そういった場合は、「失礼しました」と添えて言い直すのも◎ただ、ゲストが気にしていないようであれば、そのまま訂正せずに過ごすのも1つの方法です。
最低限のルールは守りつつ、自分らしいスピーチをしてくださいね♪*。
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