主賓とは?
主賓とは、ゲストの中で一番格が高い人を意味しています。主賓の役割としては、ゲストの代表者として新郎新婦さんへのお祝いのスピーチである祝辞を述べることです。一般的に主賓は、新郎側と新婦側のそれぞれから一名ずつ選ぶものですが、新郎側と新婦側のどちらか一名のみの場合もあります。また、家族婚やカジュアルな結婚式にしたいからと主賓を立てないパターンもありますが、問題ありません!家族婚では親族を主賓にしても構いません。ただし、家族や親族によっては主賓なしの結婚式を反対される可能性もあります。両親に相談をして決めましょう*
主賓挨拶は誰にお願いする?
主賓挨拶をお願いする人は3パターンあります。一番多いのが会社の上司です。役職の高い人や、普段からお世話になっている直属の上司にお願いをしましょう*転職や退職した直後でも前職でお世話になっていたなら前職の上司を選んでもOKです。次に、学生時代にお世話になった恩師です。職場関係のゲストを呼ばない場合、恩師へ依頼するのがおすすめです◎さらに、親族にお願いするパターンもあります。職場関係のゲストを呼ばず、家族や友人のみの場合は、親族にお願いすると良いですよ!また、両家のバランスを考えながら選ぶことも大切です◎
乾杯挨拶とどう違うの?
乾杯挨拶は主賓に続く立場の人が披露宴のスタートとして乾杯の発生を行いますが、主賓挨拶はゲストの中で一番格の高い人がゲストを代表して新郎新婦さんへ祝辞を述べます。二人の主賓に主賓挨拶と乾杯挨拶をそれぞれ依頼したり、一人の主賓に祝辞から乾杯までお願いしたりするパターンもあります*
依頼するタイミングは?
いきなり招待状でお願いするのはマナー違反になります。遅くとも招待状を発送する2~3ヶ月前には伝えましょう!断られたり依頼された側の準備が必要だったりするので、それらを考えて早めにお願いをすることが大切です。また、お願いする時は可能であれば直接会って依頼をします。誠意を込めて顔を見てお願いすることがマナーですが、どうしても難しい場合は電話で依頼をしましょう。
お願いしたら御礼を忘れずに
御礼は、お車代をして現金を渡します。金額の相場は、1万円以上を包むのが一般的です。結婚式当日に新郎新婦さんの両親から渡しますが、両親からは挨拶のみで受付から御礼を受け取るスタイルでもOKです◎さらに、結婚式後は3日以内に電話または手紙で御礼を伝えます。また、一般的に主賓から頂くご祝儀は5万円以上のことが多い傾向にあります。引き出物については他のゲストとは差をつけておきましょう!感謝の気持ちを込めて素敵な引き出物を選びたいですね*
主賓・乾杯挨拶をなしにするケースも
最近では、職場関係のゲストを招待せず、親族や友人のみを招待してカジュアルでアットホームな披露宴にしたいと考える新郎新婦さんが増えています。主賓挨拶をなしにする場合、代わりに友人代表スピーチを入れたり、新郎新婦さん二人からウェルカムスピーチ、そのまま乾杯の発声など、アレンジしたりすることがきます◎ただし、親族によっては気にする人もいるので、あらかじめ主賓について両親へ相談するのがベターです。
主賓を依頼する時は、結婚の報告や結婚式に参列してほしいことなど順番に伝えましょう*また、披露宴のスケジュールが決まったら主賓挨拶の順番や待ち時間も伝えておくと親切です。今後の付き合いにも関わってくることなので、丁寧に、そしてマナーを忘れずに依頼してみてくださいね!
現役プランナーやドレスショップ店員・カメラマンなど
ウエディングのプロが可愛い花嫁さんのための情報を発信します!