どうやってできたの?どこからきたの?ウェディングケーキの歴史!

どうやってできたの?どこからきたの?ウェディングケーキの歴史!

ウェディング、といえば誰もが思いつくお菓子であり、みんなに幸せを分け与えられるウェディングケーキ。いつ、どうやってできたのかを紹介していきたいと思います。まずは、現代のケーキをご紹介していきます。


生ケーキ

結婚式では最もポピュラーなケーキ。スポンジケーキをフルーツと生クリームで飾ったケーキで、名前の通りフレッシュなケーキです。ケーキ入刀の後は、切り分けてゲストに振る舞うのが一般的です。幸せのお裾分けですね。

イミテーションケーキ

生ケーキは食べきれないかもしれない…余ったらもったいない…という方におススメ◎ナイフを入れる部分だけに本物を使い、それ以外の部分は作り物というケーキ。値段は生ケーキよりも安く、レンタルで好きなデザインを選ぶようになっています。
主な素材は発泡スチロールと粘土です。比較的軽く、自由な造形が可能です。例えばケーキを大きく傾かせたり、思いっきり高くしたりなど、生ケーキでは難しいようなデザインができます。また、イミテーションなので、結婚式の後も思い出のインテリアとして、ずっと残しておくことができます。また粘土と発泡スチロールさえあれば、自分たちで作ることも♪♪

ウェディングケーキは、どうやってできたの?

結婚式に花嫁と花婿がお菓子を食べる、という風習はとても古くからあり、古代各地の神話や風習に基づいた説がたくさんあります。
古代ギリシャでは、当時の主食であった小麦のビスケットに蜂蜜を混ぜたものを砕き、花嫁の頭の上に乗せたそうです。意味は豊作や子宝に恵まれるように…一族が末永く繁栄するように…ということが込められています。そのビスケットの欠片には幸運が宿るとされ、ゲストはこぞって拾い集めたとのことですよ*
そして時が過ぎ、ぶどうやバターがたくさんとれるようになると、ビスケットではなく小さなケーキとなっていきます。当初のケーキは豊穣を意味するぶどうなどの果物とラム酒を加えたパウンドケーキを作り、花嫁と花婿を祝ったそうです。その後18世紀後半にはそのケーキの上にマジパンとシュガーペーストで、レースのようなデコレーションを施すウェディングケーキが主流となりました。そしてヴィクトリア女王の結婚の際、3段重ねのウェディングケーキが作られ、このことは新聞で大々的に取り上げられたそう!これ以降結婚式の【ケーキ=3段重ね】という認識が広がっていきます。

国によって異なるウェディングケーキ

イギリスでは

ヴィクトリア女王の影響もあり、3段重ねが基本。それぞれの段には意味が込められており、最下段はケーキカットをし、その場のゲストに振る舞うため。中段は結婚式に来ることができなかった人々のために配るため。また上段は保管しておいて結婚1周年の記念や、第一子が生まれたときに食べるためなんです!そのため、上段はスパイスやドライフルーツ、洋酒や砂糖をふんだんに使って保存が効きやすいようにしています。

フランスでは

フランスでは、クロカンブッシュが結婚式のケーキとして使われています。クロカンブッシュとは、小さなシュークリームを砂糖で貼り付けながら、塔の形に積み上げたケーキです。シュークリームといっても、一般的のような柔らかいものではなく、カラメルでカチコチに固められており、配る際に木槌を使って割るほど硬いものです。
またシュークリームの「シュー」はキャベツという意味で、子孫繁栄と豊穣を願っています。その他にも、祝福してくれる人々を表していると言われているため、式に来てくれた人々全員に振る舞えるように出来る限り高く積み上げるのが主流です。だいたい30cmくらいが食べやすいサイズですが、1~2mを超すことも珍しくないそう!硬くて溶けにくいので、トップには花火を挿すことも可能です。

アメリカでは

アメリカでは1段のみの長方形のケーキが多く使われます。大きなケーキに、チョコレートやクリームで文字や絵を書いたものが人気♡色もとってもカラフルでビビットな水色やパープル、ペパーミント色などもあります!新郎新婦がケーキをカットして、ゲストにひとりひとりへ配るアットホームな雰囲気が定番だそう♪♪

斬新なアイデアが出やすいのもアメリカのケーキの特徴で、クリームの塗られていない「ネイキッドケーキ」や飴細工で宝石のような透明感を合わせた「ジオードケーキ」、ケーキの代わりとして「丸=縁、永遠」を彷彿されるドーナツを使う「ドーナツウォール」もアメリカ発なんですよ♡

日本では

ウェディングケーキが作られ始めたのは、明治時代初期と言われていますが、戦争が頻発したためあまり定着せず、再び作られ始めたのは昭和40年代からです。今では生ケーキが主流でマジパンを乗せたり、星型やハート型などの色んな形のデザインがありますが、当時はケーキに入刀することはほとんどなく、大部分がイミテーションケーキだったそうです。

ローマでは

最も古い文献では、アニスを使ったケーキが振る舞われていました。アニスとは、セリ科の一年草で甘くさわやかな香りが特徴*その香りはデザートにぴったりで、パーティーに出されるうちに結婚式にも用いられるようになったと言われています。


いかがでしたか?
何気ない風習でも意外と深い歴史があります。遥か昔からウェディングを通してたくさんの花嫁が幸せになっていったもの…♡あなたも幸せな結婚式にしてくださいね!

この記事のeditor

現役プランナーやドレスショップ店員・カメラマンなど
ウエディングのプロが可愛い花嫁さんのための情報を発信します!

関連する投稿


選ぶ人で披露宴の雰囲気が変わる!司会者選びで確認しておきたいこと**

選ぶ人で披露宴の雰囲気が変わる!司会者選びで確認しておきたいこと**

結婚式の司会者選びは、披露宴の雰囲気を大きく左右する大切なポイントです*


これってオトナの常識!?結婚式のお礼やお車代の渡し方とタイミング

これってオトナの常識!?結婚式のお礼やお車代の渡し方とタイミング

結婚式準備の中で意外と見落としがちなゲストへの「お礼」や「お車代」。特に、主賓や友人代表のスピーチ、余興をしてくれたゲストへのお礼や、遠方から来てくれるゲストへのお車代など、当日までにしっかり準備しておくことが大人のマナーです*ですが、「そもそもお礼ってどの範囲まで渡すべき?」「お車代はどれくらい用意すればいい?」「渡すタイミングやマナーは?」など、意外と悩むポイントが多いのも事実!!そこで今回の記事では、結婚式でのお礼やお車代の基本マナー、金額相場、渡し方やタイミングまで徹底解説します!これを読めばゲストに対して失礼のない対応ができるはずですよ♪*。


春婚をもっと素敵に♡今年の先輩花嫁を参考にした“桜演出”を今からチェック!

春婚をもっと素敵に♡今年の先輩花嫁を参考にした“桜演出”を今からチェック!

春といえば桜。淡いピンクの花びらが風に舞う様子は、日本の春を象徴する美しい光景ですよね。そんな桜を演出に取り入れることで、イベントや特別な日をより一層華やかに彩ることができます。今回は、今年の春に実際に桜演出を取り入れた先輩花嫁さんたちの素敵なアイデアをもとに、来年春に結婚式を予定しているプレ花嫁さん向けに桜を使ったおすすめ演出をご紹介します。


お酒好きな新郎新婦さん必見!結婚式を自分たちらしくより楽しくするアイデア♡*

お酒好きな新郎新婦さん必見!結婚式を自分たちらしくより楽しくするアイデア♡*

お酒が大好きな新郎新婦さんなら結婚式にもお酒好きな自分たちらしさを取り入れたいですよね♡最近では、オリジナルカクテルを用意したり、日本酒やワインをテーマにした演出を取り入れたりと、お酒好きならではのアイデアが人気です。そこで今回は、お酒好きの新郎新婦さんために結婚式をさらに盛り上げる演出やアイデアをご紹介します。ゲストも楽しめる工夫を取り入れて、忘れられない一日を作りましょう!


最高の1日を迎えるために*結婚式当日の過ごし方を解説していきます♡

最高の1日を迎えるために*結婚式当日の過ごし方を解説していきます♡

結婚式は一生に一度の特別な日だからこそ、当日の準備がとっても重要!!ですが、どんなに準備万端であっても細かなことに気をつけて過ごさなければ予期しないトラブルが生じることも…。特に結婚式当日の朝は、緊張や興奮から気持ちが高ぶることが多いので、細部まできちんと計画を立て、完璧な状態で式場に向かうことが大切です◎ここでは、結婚式当日の朝に気をつけたい具体的なポイントを紹介していきます**花嫁として最高の1日を迎えるために、ぜひ参考にしてくださいね♪



最新の投稿


選ぶ人で披露宴の雰囲気が変わる!司会者選びで確認しておきたいこと**

選ぶ人で披露宴の雰囲気が変わる!司会者選びで確認しておきたいこと**

結婚式の司会者選びは、披露宴の雰囲気を大きく左右する大切なポイントです*


イラストで用意するウェルカムボードがかわいいんです♡♡アイデアをぎゅっと集めてステキなウェルカムボードを用意しませんか♪

イラストで用意するウェルカムボードがかわいいんです♡♡アイデアをぎゅっと集めてステキなウェルカムボードを用意しませんか♪

結婚式でお二人にかわってお出迎えしてくれるウェルカムスペース♡♡ 様々なアイディアで用意をしている新郎新婦さんたちがいらっしゃいますが、イラストで準備したウェルカムボードがとってもかわいいんです♡♡


これってオトナの常識!?結婚式のお礼やお車代の渡し方とタイミング

これってオトナの常識!?結婚式のお礼やお車代の渡し方とタイミング

結婚式準備の中で意外と見落としがちなゲストへの「お礼」や「お車代」。特に、主賓や友人代表のスピーチ、余興をしてくれたゲストへのお礼や、遠方から来てくれるゲストへのお車代など、当日までにしっかり準備しておくことが大人のマナーです*ですが、「そもそもお礼ってどの範囲まで渡すべき?」「お車代はどれくらい用意すればいい?」「渡すタイミングやマナーは?」など、意外と悩むポイントが多いのも事実!!そこで今回の記事では、結婚式でのお礼やお車代の基本マナー、金額相場、渡し方やタイミングまで徹底解説します!これを読めばゲストに対して失礼のない対応ができるはずですよ♪*。


春婚をもっと素敵に♡今年の先輩花嫁を参考にした“桜演出”を今からチェック!

春婚をもっと素敵に♡今年の先輩花嫁を参考にした“桜演出”を今からチェック!

春といえば桜。淡いピンクの花びらが風に舞う様子は、日本の春を象徴する美しい光景ですよね。そんな桜を演出に取り入れることで、イベントや特別な日をより一層華やかに彩ることができます。今回は、今年の春に実際に桜演出を取り入れた先輩花嫁さんたちの素敵なアイデアをもとに、来年春に結婚式を予定しているプレ花嫁さん向けに桜を使ったおすすめ演出をご紹介します。


前撮りで指示書に追加◎憧れのプリンセスポーズ♡*

前撮りで指示書に追加◎憧れのプリンセスポーズ♡*

結婚するにあたって前撮りはもはや定番ですよね!せっかくならプリンセスのようなポーズでロマンチックな写真を残しませんか?♡


Strawberry ranking


>>総合人気ランキング