日本ではご祝儀の平均はだいたい、友人であれば3万円程度と言われていますよね。
もちろん、財政事情によっては3万円よりも低い金額のこともありますし、それ以上包む場合もあります。しかし仮に3万円よりも低い金額だったからと言って、友達関係が崩壊するということはほとんど起きませんよね?
ただ、時と場合によっては、そのご祝儀の金額を巡り、「友達と絶交」に発展することもあるようです。
「豪華な結婚式に出席したくせに、ご祝儀が少なすぎる!」と大激怒する新婦
オーストラリア出身のAさんは友人Bさんの結婚式に出席。Bさんの結婚式は招待客も多く、披露宴の最後には花火を打ち上げ、新郎新婦はヨットに乗ってハネムーンに出かけていくという映画のような演出でした。
通常、オーストラリアでは日本のように高額のご祝儀を包むということはあまりなく、友人であれば多くて100ドル(約8000円)の現金や商品券をプレゼントすることが定番。
ただ、AさんはBさんと仲良しの友達で会ったことからご祝儀に200ドル(約1万6000円)、さらにBさんが好きなブランドの高級キャンドル75ドル(約6000円)をプレゼントとして渡したのだといいます。
すると結婚式から3週間後、BさんからAさんに一本の電話が。その内容はAさんのご祝儀が少なすぎるという怒りの電話だったのです。
Bさんの言い分としては、Aさんは夫と一緒に2人で出席していたのだから最低でも500ドル(約4万円)べきだとして、「豪華な結婚式に出席したくせに、ご祝儀が少なすぎる!」と大激怒していたのです。
ご祝儀について文句を言われ絶交
Aさんは最初、Bさんに渡したはずの現金が入ったご祝儀袋がなくなってしまい、キャンドルだけをプレゼントとして持ってきたとBさんが勘違いしているのではないかと思ったそう。
でもそうではなく、食事やドリンク、その他の結婚式の演出にかかった費用は出席者一人に対して250ドル(約2万円)であったことから、夫と2人で出席したのに、275ドル(約2万2000円)分のプレゼントしか持ってこなかったBさんに、真剣に文句を言っていたのです。
さらに、Bさんが以前から欲しがっていたことを知っていたためAさんがプレゼントした高級キャンドルについても「こんなものは結婚式のご祝儀に入らない」「それに、私は小さいサイズではなく、大きなサイズのキャンドルがほしかった」と文句を言い続け、最終的には「あなたは、300ドル(約2万4000円)分の現金のご祝儀の借りがある」とまで、言い放ったのだといいます。
この電話のあと、AさんとBさんは一切連絡を取り合わなくなり、絶交状態に。
せっかく楽しかった結婚式の思い出も、これまでの友達付き合いもすべて台無しになってしまったこのストーリー。みなさんはどう思いますか?
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