まずはバージンロードについてお勉強
実は「バージンロード」は和製英語なので、海外では通じません!欧米などの海外では「ウェディングロード」や「アイル」と呼ばれています。教会の祭壇に向かう通路を指し、ウェディングドレスを着用するようになった中世ごろからそう呼ばれているそうですよ♪
なぜ日本ではバージンロードと呼ぶようになったのでしょう?
日本では、花嫁さんは無垢であるべきとの考え方から「バージンロード」と呼ぶようになったと言われています♡
バージンロードの意味
かつて教会の床下には悪魔が潜んでいると言われ、結婚式に床に白い布を引き「花嫁を悪魔から守る」と信じられていました。カトリックでは赤い絨毯、プロテスタントでは白い布が引かれます。
バージンロードは、「花嫁の人生」を表したものと言われます。まずはチャペルの扉が「誕生」を意味し、チャペルの扉が開く前の段階はお母さんのお腹の中にいる状態なのです。
歩く前のベールダウンの意味
扉が開いたところで待っているのがお母さん。痛い思いをして産んだ大切な娘を送り出す儀式が「ベールダウン」です。邪悪なものから花嫁を守ると言われるウェディングベールをお母さんがおろして上げます。いってらっしゃいの気持ちをこめて、最後の身支度を整えるベールダウンは「産まれた瞬間・0歳」の状態を意味します。
いよいよ歩み始めます
まっすぐ伸びるバージンロードは「花嫁がこれまで歩んできた過去」を表し、大人になるまでの道のりを意味します
脇で支えてくれている父親と母親に感謝をし、これまでの思い出を振り返りながら一歩一歩進んだ先で待っているのは新郎です。
終点で待つのは新しい未来
終点で待つ新郎に出会った瞬間「未来」が始まります!
これからの結婚生活に起きる困難や苦労を二人が力を合わせて乗り越えていくと言う意味をこめ、二人一緒に祭壇への階段を登って行き「永遠の愛を誓う」のです。
これからの人生に向かって踏み出す退場
退場する時は「これからの新しい人生への第一歩を踏み出す」との意味があり、これから始まる結婚生活への心踊る晴れた気持ちと、これまで育ててくれた両親への感謝の気持ちをこめて歩き出しましょう*
歩き方
歩く時は目線はまっすぐ、胸を張って前を見て歩きましょう!
バージンロードはゆっくり歩くのが基本です。右足を出して左足を揃えて、左足を出して右足を出すの繰り返しです。進んでは揃えるというように、ゆっくり丁寧に進んで行きます。この歩き方にも意味があり、赤ちゃんのヨチヨチ歩きを表現し、これまでの成長をかみしめながら歩んで行きます。緊張からか思っているより早く歩きがちになってしまうので、深呼吸をしながらゆっくり歩くことを心がけましょう!
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