1.引き出物の由来
まずはじめに、引き出物の由来について皆さんはご存知でしょうか?引き出物とは、平安時代に宴席の主が庭に馬を「引き出して」宴会に参加してくれたお客様に贈ったことが由来とされています。そこから、宴会参加者へのお土産という意味合いをもち、古くは「誰にも同じものを用意する」ことが通常とされていました。しかし近年では、招待客の年齢層や性別なども多様化しているため、参列層ごとに引き出物を分けたりする光景も多く目にするようになりました。それでは、実際に選ばれている引き出物にはどんなものがあるのか、見ていきましょう。
2.カタログギフト
参列してくれるゲストの年齢層や性別はさまざま。人によって好みも違います。そんなとき、一番幅広くゲストの好みに応えられるのが、カタログギフトではないでしょうか?最近ではカタログギフト内の種類も増え、ゲストが使えるもの・ほしいものを確実にキャッチすることができるカタログギフトは、ゲストの層が広い新郎新婦の結婚式の引き出物としておすすめです。しかし一方で、「引き出物は重いものでないと!」という年配の方の意見もあるようです。それでも、いろんな商品から自由に選べるカタログギフトは、新郎新婦からの贈り物を確実に使用してもらえる可能性も高く、人気の引き出物のひとつと言えるでしょう。
3.食器類(コップや小皿など)
意外と自分では買わないけれど、普段使いができるものとして、小さめのブランドの食器やコップ・グラスなども人気の引き出物です。自分で買うには高くて手が届かないけど、時々使うものとして人気が高いようです。同じ食器類でも気をつけたいのは、持ち運びが大変な大きいお皿などの食器類。遠方からのゲストや二次会まで参加してくれるゲストの状況などにも配慮して、引き出物選びはしたいところですね。
また、もらって嬉しいギフトとしても人気のある食器類ですが、同時にもらって困ったギフトとして挙げられるようです。新郎新婦の名前や写真入りの食器類は、ゲストの日常生活には馴染みづらく、棚の奥にしまわれてしまったり処分に困ってしまったりということもあるようなので、食器を選ぶ際には注意も必要ですね。
4.バス用品
タオルなどは消耗品のため、家に数があっても困らないということで結婚式の引出物として選びやすいギフトのひとつ。素材の良いものを選べば、こちらも意外と自分では購入しないということで喜ばれること間違いなし。タオルは軽いので、持ち運んでもらうゲストにも負担をかけなくて良いですね。
5.ケアグッズ
男性・女性で引き出物を分ける場合に最近人気が上がっているのが、男女別によく使われるケアグッズ。例えば男性の場合には、シューズケアセット。ビジネスや正装の場では必ずと言って良いほど必要となる革製品。しかし、意外とそのケア製品は持っていない男性も多いよう。また持ち運びもしやすい重量のため、引き出物としても喜ばれやすい贈り物です。
女性の場合にはメイク用のブラシセットなども人気。自分ではあえて揃えないけれど、あったら使う、日常に必要なもの、という観点で喜ばれる贈り物のひとつ。年齢層や男女で引き出物を分けられる新郎新婦のチョイスとして考えてみてはいかがでしょうか?
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