1.集まるコミュニティによって披露宴は変わる
第一に考えるべきは「本人達がどんな結婚式をしたいか?」ということです*
世間体を考えることも大切ですが、一生の思い出となる結婚式をするのも、そこに費用を出すのも多くはご自身である新郎新婦さんかと思います。そして、「二人が希望する結婚式・披露宴」の形式や規模、必要となる費用などに、招待客の層や人数はダイレクトに関係するのです。ですので、世間体などは一旦置いておいて、まずは絶対に招待したいゲスト(コミュニティ)を考慮してみるのもひとつの方法です◎
例えば、そのコミュニティが「上司や同僚を中心としたもの」であればきっちりとした雰囲気に、「友人や親族を中心としたもの」であればカジュアルな雰囲気に……といったふうに、コミュニティによって披露宴のかたちも変わっていくものです*
2.人数絞り込みのポイント
そのようなわけで、「やりたい結婚式のイメージ」を二人で明確にすれば、おのずと「誘いたい人のイメージ」も明確になり、結果としてゲスト層の絞り込みも容易になってきます。
ちなみに絞り込みのポイントとしては、
① だいたいの予算
② その予算にあった式場
③ その式場にあった人数
といった順序で絞るのが好ましいと思います*
式場(実施したい会場)が決まると、その会場に適したテーブル配置も同時に明確になるので、席数に収まりきらない人数は呼ぶことができないので、「お声掛けしない」という選択肢も出てくるかもしれないですね。そういった前提を踏まえて、自分達だけでは決めきれない親戚などは両家の親に相談するのもアリです◎
そんなふうに、必ず決めるべきモノゴトの順序を一つずつ踏んでいきましょう!
3.何よりも二人の意見が一致していること
一つずつ二人で話し合って決めていく中で、何より大事になるのが「二人の意見が合っていること」ですね。(当たり前ですが。)
友達中心でやりたいのか、職場のメンバー中心でやりたいのか*
カジュアルがいいのか、きっちりした雰囲気がいいのか*
はたまたシンプルに予算を抑えてやりたいのか*
……といったところをきっちりとすり合わせて臨みましょう!
そこにギャップがあると、その場で収まればいいのですが、二人の間に変な気持ちやシコリを残すことにならないとも限りません。さっきも書いたように結婚は一生の思い出となるセレモニー♩
「君が披露宴に職場の人ばっかり呼んだから、結局あんまり盛り上がらなかったよね……」
みたいなことを何年間も言われ続ける、なんてことにはしたくないですよね!
4.数の調整は友人のコミュニティで行う
たとえ二人で話し合ってどのような式にすると決まったとしても、たいていの場合において親戚は呼ぶことになるでしょう。親戚の人数や、またその中で来てもらいたい方の数が新郎新婦で差が出るのは当たり前◎その場合は二人でまた話し合って、新郎新婦で出席人数にあまり差が出ないよう気を付けるのが得策です。
といって、親戚で数の帳尻を合わせるのって実はすごく難しいんです。減らすに減らせない……そして増やすにしても、今更あまり話したこともない遠い親戚は誘いづらい……。となってしまうのなら、やはりそこは友達のコミュニティで数の調整をするのがベストでしょう!
やり方としては、程度問題はあるとしてもグループ単位やテーブル単位で考える、というのが比較的スムーズに進むのではないでしょうか。
5.結局大事なのは「本人達がどんな式をしたいか」
親が結婚式費用を少し負担してくれるなどの場合、往々にして双方のゲスト数によって負担額は増減するもの。そういった理由から、新郎新婦両方の親が「相手側とこちらとの人数のバランス」を気に掛けることもあります。
しかし、「新郎新婦がどんな仕事に就いているか」や、「結婚式を地元で上げるかどうか」などといった様々な条件により、両家の人数のバランスは揃わないのが普通です。確かにある程度揃えようという意識は大切ですが、それよりも冒頭で書いた「本人たちがどんな結婚式がしたいか?」が何より大事。
あくまでそこを踏まえ、時にはお互いの両親を交えてじっくり話し合いましょう。結婚式や披露宴が良い思い出になるかどうかは、集まってくれる方々によるところも大きいのですから。
現役プランナーやドレスショップ店員・カメラマンなど
ウエディングのプロが可愛い花嫁さんのための情報を発信します!