略式結納って?
略式結納は花嫁側の家や近くのホテル、料亭などに両家が集まって結納品を取り交わすものです。仲人を立てることなく、すべて新郎新婦と両家で執り行います。結納品も品目数が少なかったり、場合によっては結納金だけの場合もありますよ。
略式結納にも程度がある
一概に略式結納といっても、地域や家柄によって違いがあります。
・仲人を立てるか立てないか
・どこで結納を行うか
・結納品の内容や品数
・食事の内容や誰が費用を持つか
略式結納でも、上記のポイントを決めなければいけません。仲人は立てないのが一般的ですが、略式結納であっても仲人を立てているカップルもいますよ!ちなみに結納品は正式なものであれば9品必要ですが、略式の場合は5~7品だけの場合もあります。結納品の数は両家と話し合って決めると良いでしょう◎
またお食事会と合わせて料亭で結納を行っているカップルも多く、レストランも人気です。料亭やレストラン、ホテルで結納をする場合は、食事の内容も考える必要があります。会場と話し合って、予算はどれくらいか、どのような料理を用意するのかを話し合いましょう*その時の費用は誰が持つのかを事前に決めておいてください!新郎新婦が負担する場合が多いですが、場合によっては両家が負担しているケースもあります。
一般的な略式結納の流れ
カップルによって違いはありますが、一般的な略式結納の流れをご紹介させていただきます。
■結納品の飾り付け
和室の場合は床の間か床の間の前、洋室ならテーブルの上に結納品を飾り付けします。男性側から先に飾り付けをするのが基本です。その後、女性側が飾り付けをして着席します。
■はじめの挨拶
基本的には男性側の父親が進行していきます。開宴の挨拶を経て、儀式がはじまります。
■結納品を納める(男性→女性)
まずは男性の母親が結納品を壁板に乗せて、お盆ごと女性の前に運びます。一礼して席に戻り、男性の父親が「ご縁組の印として結納の品々を納めさせていただきます。目録をお改めの上、幾久しくお納めください。」と述べます。
■女性から受書を渡す
女性側が結納品の目録を確認し、確認が済んだら戻します。「ありがとうございます。ご結納の品、幾久しくお受けいたします」と述べ、受書を男性に渡します。この時「受書でございます。幾久しくお納めください」と一言添えます。
■結納品を納める(女性→男性)
先ほど説明したのと逆バージョンです。地域によってはこの行程がない場合もあるので、事前に確認しておきましょう!
■男性から受書を渡す
先ほどと同じで男性から女性に受書を渡します。
■婚約記念品の披露
婚約記念品を準備している場合は、お互いの両親にお披露目してください。一般的には婚約指輪を記念品として披露します。
■締めの挨拶
最後に男性の父親が締めの挨拶を述べて、終わりになります。
儀式が終わったら全員での写真撮影をして、食事会に進んでいきます。
略式結納のメリット4選
略式結納には4つのメリットがあります。どんなメリットがあるのか見ていきましょう*
■そこまで気を張らなくてもいい
結納といえば堅いイメージがありますが、仲人も立てなくていいのでそこまで気を張る必要はありません。また服装も堅苦しいものではなく、セミフォーマル程度で大丈夫です◎もちろんカジュアルすぎるのはいけませんが、正式結納よりは気が楽ですよ♪
■両家の絆が深まる
略式でも結納を行うことによって、両家の絆が深まります。なかなか両家で集まって食事しながら会話をする機会はないですよね。少し堅苦しい印象ではありますが、結納の場を設けることによって両家の親同士で話がしやすいんです。結婚は二人が結びつくだけではなく、両家も結びつくので、両家が仲良くなってくれることで嬉しくなりますよね*
結婚へのけじめが付けられる
もともと結納は男女の婚約を正式に認めるための、日本で古くから行われている儀式です。これは今も変わらず、結納を行うことで結婚へのけじめをつけることができます◎これから二人で暮らしていくんだ、結婚するんだとけじめが付けられるので、気が引き締まりますよ。中には交際年数が長すぎて結婚に対してゆるく考えているカップルもいますが、結納をすることで付き合った当初の新鮮な気持ちが味わえます!
まとめ
今回は略式結納について詳しくまとめていきましたが、いかがでしたか?正式な結納は堅苦しすぎてあまり好まないカップルもいると思います。そんな時は略式結納をしてみてはいかがですか?ちゃんと日本の伝統を感じられつつも、けじめをつけられるのでおすすめですよ♡
現役プランナーやドレスショップ店員・カメラマンなど
ウエディングのプロが可愛い花嫁さんのための情報を発信します!