【出産祝いを頂いたら】お礼状の書き方
出産祝いのお返しである内祝い。内祝いには品物とメッセージカードだけではなく、お礼状を添えるのが基本マナーでもあります。相手に失礼のないように、お礼状の基本知識について把握しておくようにしましょう。
■差出人は夫婦連名で贈る
赤ちゃんへのお祝いなので赤ちゃんの名前で贈るのかと思いがちですが、相手は赤ちゃんの名前を知らない人もいますよね。もし、差出人を赤ちゃんの名前にしてしまうと、相手は誰から届いたのか分からずに受け取りを拒否してしまうことも。
いったい誰から届いたものなのかが見てすぐに分かるように、差出人は夫婦連盟にするようにしましょう。
■感謝の気持ちを伝える
内祝いというのは、『お祝いをしてくださりありがとうございました』という感謝の気持ちを込めたもの。そのため、お礼状を添えてきちんと感謝の気持ちを伝えましょう。
文面の中には頂いた品物をどう使って過ごしているのか、まだ使えていない場合はどう使おうとしているのかも記載しておくと良いでしょう。
■文章は“長すぎず短すぎず”を心がける
お礼状の文面には感謝の気持ちや赤ちゃんの名前、性別、産後の状態などを記載します。たくさんの内容を含めなければいけないようにも感じますが、すべて細かく書く必要はありません。要点をしっかりとまとめて、長すぎず短すぎない文章を考えましょう。
一度文章を考えたら、おかしな点はないか、読みづらい文章になっていないかを確認するためにも、ご自身で一度読んでみると良いですよ。読みやすく分かりやすい文章になっているのか確認できてから、実際に書き始めていくことをオススメします。
【出産祝いを頂いたら】お礼状の流れと文例
お礼状は、基本的に次のような構成で考えていくと良いでしょう。
■①時候の挨拶
“時候の挨拶”とは、目上の人への手紙などの書き出しに使う四季の様子を表す文章のことを言います。贈る時期によって異なってくるので、その月に合わせたものを書くようにしましょう。
1月 『三寒四温の候ではございますが』『例年にない寒さでございますが』『新春の候』
2月 『立春の候』『梅のつぼみもまだ堅いようですが』『長い冬もようやく終りに近づいてきましたが』
3月 『早春の候』『まことにしのぎよい時節となりましたが』
4月 『温暖の候となりましたが』『陽春の候』
5月 『新緑の候』『向暑の候』
6月 『梅雨の折から』『初夏の候』
7月 『青葉若葉のみぎり』『炎熱の候』
8月 『暑い日が続いておりますが』『残暑厳しいおりから』
9月 『初秋の候』『さわやかな季節となりましたが』
10月『澄み渡る秋』『虫の声が秋を思わせるこの頃』
11月『小春日和の好季』『初冬の候』
12月『年の瀬を迎え』『歳末ご多忙のおり』
■② 相手の健康を気遣う言葉
つぎに相手の健康を気遣うような文章を入れます。
『○○様におかれましては ますますご健勝のこととお慶び申し上げます』
『無沙汰いたしておりますが お変わりなくお過ごしのことと存じます』
■③ 出産祝いのお礼など
お礼状のメインともいえる箇所になります。ここでは、出産祝いをいただいたことへのお礼を入れましょう。
『このたびは長女(長男など)〇〇へのお祝いを贈っていただきまして 誠にありがとうございました』
『あたたかいお心遣いをいただき本当にありがとうございました』
■④ 赤ちゃんに関する内容
出産祝いをいただいたことへのお礼を入れた後は、赤ちゃんに関することを書きます。
『名前は○○と名付けました。初めての育児に戸惑うこともありますが
親になれたという喜びを噛み締めております』
■⑤ 今後のお付き合いをお願いする言葉
最後に今後も引き続きお付き合いをしていきたいというメッセージを記載することによって、まとまりのある文章になります。
『今後もご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い致します』
『また家族でご挨拶に伺わせていただけたらと思います』
【出産祝いを頂いたら】お礼状を贈るタイミング
出産祝いをいただいたら、なるべく早い時点でお礼状を送るようにしましょう。3日以内を目安にすると良いですよ◎
ですが、産後というのは慣れない生活から忙しく、なかなかお礼状の準備が出来なかったり、外出すら難しかったりすることも考えられます。
そういったときは電話や、相手によってはメールで気持ちを伝えると良いですよ。
お礼状を送り終えたら、後日『出産内祝い』を贈りましょう。
『お礼状』で感謝の気持ちを伝えよう!!
今回の記事では、出産祝いをいただいたときのお礼状についてご紹介してきました。相手への感謝の気持ち忘れずに、心のこもったお礼状を作成してくださいね♪*。
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