結婚祝いをもらったら内祝いを贈るのがマナー
結婚の内祝いは、結婚の報告を兼ねて親戚やお世話になった人へ贈り物をすることです*本来の内祝いは、おめでたいことがあった時にその本人が身内や親族に贈り物をして喜びを分かち合うことが目的でしたが、現代での「内祝い」は、お祝いに対するお返しの意味合いが強く、自らお祝いを報告するようなイメージで贈るケースは少なくなっています。結婚式に参列してくれるゲストへは引き出物が内祝いの役割をしてくれるので不要です。
内祝いが必要なパターンって?
■結婚式に参列しない人からお祝いを頂いた時
結婚式後の1ヶ月以内に内祝いを贈るがマナーです*結婚内祝いが遅くなってしまうと、お祝いを贈った側としては後回しにされている、と感じてしまうものです。非常識な人と思われないように早めに準備をします*ただし、結婚式当日よりも何ヶ月も前にお祝いを頂いた場合は、結婚式を待たずに結婚祝いを頂いてから1ヶ月以内に贈りましょう*
■ご祝儀とは別でお祝いを頂いた時
結婚式に参列したゲストの中で想定以上に高額なご祝儀を頂いたり、ご祝儀とは別でお祝い品を頂いたりした場合は、後日引き出物とは別で内祝いを贈ります。親族によくあるケースですが、もし迷った場合は両親へ相談しましょう!
内祝いの相場って?
頂いた結婚祝いの1/3~半額程度が相場とされています。ただし、目上の人や祖父母のような近い親族の場合、高額な結婚祝いを頂くことがあります。その場合は、頂いたお祝いの1/3前後を目安にしましょう*1/3といっても高額になってしまい、かえって相手に気を遣わせてしまう場合もあるので、そんな時は相場にとらわれず、無理のない金額でお返しを選んでみてください。もし不安な場合は両親に相談しましょう!
内祝いには熨斗を忘れずに!
内祝いの熨斗の表書きは「内祝い」もしくは「寿」が最適です◎表書きの下には、新姓もしくは二人の名前を連名で書きます。配送で贈るなら熨斗が敗れないように内熨斗を、手渡しするなら外熨斗で向きが分かるようにしましょう*
結婚内祝いで贈ってはいけないものは?
切れる・別れるといった意味を連想させる刃物類、薄手のグラスのような壊れやすいものなど縁起が悪いとされるものは一般的にNGとされています。また、人によって好みが大きく分かれる絵画や置物、インテリア雑貨などもおすすめしません。使い勝手が良く、万人受けするから良いのでは?と思いがちですが、現金や商品券もふさわしくないとされています。これらは金額がはっきりと分かってしまうので、下品なイメージに。。。品物を複数送る場合は、数にも配慮することが大切です◎死や苦などの忌み数字や、割り切れる偶数は避けましょう!
結婚の内祝いは、現代では「お祝いへのお返し」といった意味合いが強いものの、本来はお祝いの報告として生まれた慣習です。だからこそ心を込めて渡す相手が喜んでくれるかどうかを考えて選びましょう♡*普段自分ではなかなか買わないような上質なものや、あると便利なものなどがおすすめです。お祝い事にピッタリの縁起の良い食べ物を渡すのも良いですね。
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