もし彼がくれた婚約指輪が完全にあなたの好みではなかった場合には、そのことについて彼と2人きりのときに話すようにしましょう。彼に恥ずかしい思いをさせないためにも、友達の前や家族の前で「婚約指輪のデザインがあまり好きではない!」なんて言うのは絶対にNG。もしかすると友達や家族が、彼の指輪選びにアドバイスをした可能性もありますからね。あなた自身も一生に一度のプロポーズで差し出された指輪が嫌いなデザインだったという気まずい状況以上に、気まずい状況を作り出したくはないですよね?
そして重要なのは、指輪のデザインの話を持ち出す前に、彼と結婚することをどれほど楽しみにしているか、プロポーズがどんなに嬉しかったか、指輪のダイヤモンドがすごく素敵であることなど、ポジティブな面をたくさんコメントしてから、「でもデザインがちょっと私には合わないかも」という話をするようにしてみてください。
いつ彼に伝えるべきか
婚約指輪をとても気に入ったふりをし続けたり、がっかりし続けて、だいぶ時間が経った頃に言い出すよりはなるべく早く伝えるべき。タイミングとしては、ラブラブな時間を過ごしている時の方がいいです。例えばごちそうを作って2人で家で食事を楽しんだあとや、ベッドで2人でごろごろしているとき、ソファーで2人で心温まる恋愛映画を観たあとなど。
一番やってはいけないのは、別の件で言い合いをしているときに指輪のデザインが嫌いであることを持ち出すこと。喧嘩の最中にはよりキツイ口調になる上に、自分自身でもひいてしまうほど酷いことを言ってしまう可能性があり、彼をひどく傷つけてしまう可能性があります。
指輪へのコメントはとてもセンシティブなもの。彼があなたのために一生懸命指輪を選んでくれたことを忘れないでください。
彼にどのように提案するか
ただ一言「私はこの指輪があまり好きじゃない」と伝えるのではなく、どうやってその問題を解決できるか彼に提案してあげるようにしましょう。まずは彼が指輪を買ったショップに指輪の交換や返金をしてくれるかどうか確認をとります。また、彼のくれた指輪のダイヤモンドはそのままキープして、リングの形をリモデリングするという方法もあります。
指輪の交換や返金が可能であり彼も了承してくれた場合には、今度は一緒に指輪を見に行くようにしましょう。ここで一つ大切なのが、あなたが指輪を選ぶときに必ず彼の意見も聞くようにすること。彼が最初に選んでくれた指輪はあなたの好みではなかったものの、彼のセンスが悪かったわけではないということを伝える意味合いもあります。そしてこの婚約指輪は彼があなたのために購入してくれるものでもあるので、彼の気持ちも含まれているべきですからね!
ソーシャルメディア上での婚約発表はひとまず避けておく
婚約指輪があまり好みではなく、交換をお願いしたいと思っている場合には、ソーシャルメディアなどで婚約発表と共に指輪の写真を投稿したりするのはひとまず避けましょう。ソーシャルメディアの投稿で最初に彼から貰った指輪を見ていた人が、後にあなたが違う指輪をつけていることに気づいて、それについて質問してくることがあります。「嫌いなデザインの指輪を貰ったから交換した」なんて話は、彼の名誉のためにもなるべくしないほうが無難。そのため、指輪の交換を考えている人は、交換したあとにソーシャルメディア上で指輪を見せびらかすことにしましょう。
リングを好きになるよう努力する
せっかく彼が選んでくれた指輪が気に入らなかったと本人に伝えるのは、やはり彼のことを傷つけてしまいそうだからできないという人もいるでしょう。その場合には、彼がくれたエンゲージメントリングを好きになるように努力すること。
あなたにとってパーフェクトに好みのデザインではなかったかもしれませんが、彼はきっとあなたが好きになってくれるだろうと想いながら、その指輪をチョイスしたことを想像してみてください。結婚式の後には、結婚指輪のみ着けるようにして、婚約指輪は大切にしまっておく人も多くいます。もし、努力してもその指輪を好きになることができなかったら、結婚式のあとには婚約指輪を外して、保管しておくようにしましょう。
婚約指輪は決して安い買い物ではありません。それに、誕生日やクリスマスプレゼントよりも選ぶのが難しいギフトです。もし、あなたが受け取った婚約指輪が好きではなかったとしたら、彼の気持ちを最大限に考慮しながらその解決策を考え
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