誕生石で一生の思い出に!5月~8月ver.
婚約指輪や結婚指輪では、ダイヤモンドと他の宝石も合わせてつけるのもデザインの一つです。その他の宝石を選ぶ基準となるのが、誕生石。誕生石とは、その名の通り自分が生まれた月に対応した宝石のこと。それを身につけることで、加護や幸運を受けられると伝えられています。
■選び方
自分の生まれた月の宝石を付けるのが基本。ですが、月によっては2つ以上誕生石が設定されていることがあります。その場合は、自分の好きなものを選んで付けても良いと言われています。特別に願を掛けたい月に対応した石を合わせて身につけることで、石の力を掛け合わせることもできます。
*5月*
■エメラルド
透明さを感じるグリーン。
世界4大宝石の一つと言われ、古代エジプトの美女、クレオパトラも愛した石として有名です。最も古いものでは、女神ヴィーナスに捧げられる宝石として、紀元前4000年前のバビロニアで使われていました。古代より、行動力や直感を高める、叡智を象徴する石とされています。愛を表す力がとても強く、幸せな結婚と恋愛のお守りとして大変有効です。その効果は相手にも伝わるので。浮気も防ぐとか。主な原産地はコロンビアです。
このように、ダイヤモンドと組み合わせるのもステキです!
■翡翠(ひすい)
新緑のような、鮮やかな黄緑。
健康長寿や家内安全、仕事の成功など、堅実な人生において大切なことを願う時には欠かせない石です。古来よりその効能が知られていて「奇跡の石」として崇められていました。そのため日本では昔から、祭儀に使う勾玉として使われてきました。
福を呼び込み、災いから守る効果があり、もしものための厄除けとして身につける人もいます。また忍耐力を高め、調和を運ぶ力があり、どんなトラブルでも冷静かつ沈着に乗り越える力を与えてくれるそうですよ!婚約指輪にはうってつけの宝石ではないでしょうか?♡
翡翠の主な原産地はミャンマーや日本です。
語源は中国にいたカワセミに由来していて「翡」は赤、「翠」は緑を意味し、カワセミのお腹と羽の色をイメージしてつけられたそうです。鮮やかな緑の石には、自由な鳥のイメージがぴったりですね!
*6月*
■パール
色は白。他に黒やピンクなどもあります。
海で育まれる命の象徴であり、マイナスのエネルギーを退け、プラスのエネルギーを呼び込んでくれると考えられてきました。またストレスを和らげ、災難から身を守ってくれるとも言われています。
パールの輝く純白は清らかな気品を放ち、慈愛や上品さといった女性的な魅力をアップさせてくれます。パールは悪から守護するパワーが強く、冠婚葬祭などの装いでよく身につけられますが、これは悪霊から身を守るためというおまじないに由来しています。母貝の中で少しずつ育くまれるといった点から、安産のお守りともされています。
主な原産地は日本で特に愛媛県、長崎県、三重県で採れるものが色、形、輝きともに最高峰とされています。
■ムーンストーン
透明~乳白色。淡い黄色や水色のものもあります。
月のエネルギーを固めたような、優しく女性らしい石です。月は女性の象徴であることから、女性の幸せな人生をサポートする力に溢れています。愛する人と絆を深めたいとき、良縁に巡り会いたいときなどの恋愛や結婚に関して効力を発揮します。また月の満ち欠けに体を合わせてくれる効能があるとされ、ホルモンバランスを調整してくれるとも言われています。ちなみに愛を思わせる輝きから、「恋人たちの石」「愛を伝える石」とも呼ばれます。原産地はスリランカです。
*7月*
■ルビー
鮮烈な深紅。
多くの高貴な女性が身につけた石で、宝石の女王と呼ばれていました。そのため昔から勝利をもたらす女神のような石として崇められていました。古代の戦士は、これを持って戦いに赴いたといわれています。
また身に付けることで情熱と不屈の精神力を養います。カリスマ性を高め、恋愛のアプローチの後押しにとっても最適です!エネルギー活性作用が強く、生命力を高める働きをします。権力の象徴でもあり、アクティブに生きたい女性にうってつけですよ♡
名前の由来はラテン語の「Ruber」から。主な原産地はミャンマー、タイ、スリランカなどです。
■カーネリアン(紅玉髄)
太陽のようなオレンジ~赤色。
目にするだけで元気がみなぎると言われています。可能性を生み出し未来を創る石とされ、臆病な気持ちを退け、迷いを断ち切ってくれると言います。例えば新しいことを始めるとき、重要な決断をするときに支えてくれる石です。また、モチベーションや好奇心を向上させ、思考力・集中力も高めてくれます。
名前の由来はラテン語で「新鮮な」「肉」を表す「Carneolus」「Carnis」を合わせたもの。エネルギーを満タンにできそうな名前ですね!また原産地はブラジル、ウルグアイ、インドなど。高品質のカーネリアンはインドから採れ、太陽の光を受けているためより強い赤色をしています。
*8月*
■ペリドット(カンラン石)
明るい黄緑~緑色。
太陽の石といわれ、明るい光で心を満たし、希望と前向きさを与えてくれます。内面の魅力を引き出し、目標を実現する後押しをしてくれます。ネガティブなエネルギーから身を守り、怒りや悲しみに陥らせない効果があります。落ち込んだときにこの宝石を身につけると、元気が湧いてくるとか♪
和名の「カンラン」は、「オリーブ」を意味する言葉に由来していると言われています。また、ギリシャでは明るい黄緑を金色に見立て、「黄金の石」とも呼ばれます。原産国はアメリカ、中国、ミャンマーなどです。
■サードオニキス(紅縞瑪瑙)
陽気さを感じるオレンジ色。全体に赤い縞模様がついています。
2つとして同じ模様がないことから、個性を大切にする友愛の象徴とされ、信頼や愛情をもたらし、人間関係や夫婦関係を円滑に回す効果があるといわれています。
また、世界中の様々な地域で、お守りやアクセサリーとして身につけられました。日本でも、出雲大社のご神体はこの紅縞瑪瑙といわれています。語源は、赤茶色を指す「Sard」、縞模様を指す「Onyx」です。原産地はブラジル、ウルグアイ、インドなどです。
誕生石の中には衝撃に弱いものがあるため、結婚指輪の内側に留める方も多くいらっしゃいます。石によってはお店に断られてしまう場合もありますので、各店舗で確認してみましょう。誕生石を加えることでオンリーワンの結婚指輪になりますよ。
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