入籍をしない事実婚ってどうなの?メリットとデメリットをご紹介!!

入籍をしない事実婚ってどうなの?メリットとデメリットをご紹介!!

「事実婚」。「会社の先輩が事実婚にしたって言ってた!』など、ちらほらと聞く人もいるのではないでしょうか。事実婚とは「入籍はしないけれど、事実上の夫婦として生活を送る」ということ。最近では、「わざわざ入籍する必要がない」というカップルさんたちも増えているみたいですよ。籍をいれなかった場合、入籍している人と比べるとどう違うのでしょうか?今回の記事では、事実婚のメリットとデメリットをご紹介していきます!


「入籍しない」=「事実婚」なの?

「事実婚」っていうワードを耳にすることが、最近ちらほら増えてきました。「結婚をする」=「入籍」というのがまだまだ一般的な考えではありますが、「同棲と何が違うの?」と疑問にもちがち。事実婚とは、「お互いが夫婦であるという意志がある(事実上の夫婦である)」
「同居している」などと言われているようです。お互いに生計を一緒にし、夫婦として認識しているかどうかが、同棲カップルとの違いなのかもしれませんね。

*事実婚*のメリットってなに?

では、事実婚という選択肢をしたとき、いったいどんなメリットがあるのかを見ていきましょう!

名字を変えなくていい

まず1番に頭に浮かぶのがこれですよね。入籍した場合は、男性か女性のどちらかの名字に変えなければいけません。これは法律で定められていること。ですが、「彼の名字になりたい!」と思う人もいれば、反対に「今の名字が好き」「ずっとこの名字で生きてきたから、変えたくない」「愛着があるから変えるのに抵抗がある」「仕事に支障がでるから変えたくない」と思う人もいます。最近では、こうした変えたくない派の人もちらほらいるようです。バリバリ仕事をしている人からすると、名字を変えるとなると、社内社外問わずいろんな人に報告をしなければいけなかったり、面倒な変更手続きをしなければいけなかったりして、ちょっと煩わしく感じる人もいるのだとか。

こうして考えてみると、入籍するのではなく事実婚という選択肢をする理由も分からなくはないですよね。入籍をしないと決めた場合、運転免許証やパスポート、クレジットカードの変更手続きや、携帯電話の名義変更、その他諸々の面倒な手続きもせずに済みます。こうした手続きをしないで済むのが、事実婚のメリットでもあります。

*事実婚*のデメリットってなに?

メリットがあれば、デメリットもあるはず。では、事実婚のデメリットってなにがあるのでしょう?

事実婚の1番のデメリットは、「配偶者控除」あるいは「扶養控除」など税金関連が認められないということ。事実上の夫婦であろうと、法律上夫婦ではないので税金を軽減したくてもできず、少し損をしてしまうことになります。

2つ目のデメリットは、もし2人のあいだに子どもができたとき、生まれてきた子どもは「婚外子」になってしまうということ。子どもは母親側の戸籍に入りますが、もし認知してもらえなかったとき父親の欄は空白になってしまうことに。つまり、「父親と子どもは親子関係ではない」と、法的に認められないということになってしまいます。親子関係を法的に認めてもらうためには、「私の子どもなので認知します」という認知の手続きをする必要があります。この手続きをしなければ、父親の扶養にはいることはもちろん、相続をうけることもできません。

3つ目のデメリットは、「遺産相続の権利がない」ということ。法律上の夫婦の場合は、相手が亡くなったとき、パートナーに遺産が相続されますよね。
ですが、事実婚の場合はされません。もし、自分の遺産を相手の相続したいときは「遺言書」を残さなければいけません。(生前贈与という選択肢もあります。)遺言書を残しておかないと、どんな条件であっても相手に遺すことはできないので注意が必要です。また、生命保険は原則事実婚の相手を受取人にすることはできないので気をつけてくださいね。

″ふたりらしく″生きるために

日本では事実婚はまだまだ浸透していませんが、いろんな夫婦のあり方があります。ふたりのライフスタイルのカタチから、事実婚を選ぶカップルさんたちも増えてくるかもしれません。

でも、どんな結婚のカタチをとるのかは、ふたりが決めること。入籍するのか、事実婚を選ぶのかということよりも、ふたりがふたりらしく生きることが大切だと思います。たとえば、入籍せずに事実婚を選ぶ理由が、「職場では新しい名字じゃなくて、これまでどおり旧姓で過ごしたい」だとします。最近って、入籍しても職場では旧姓のままでいる人が増えているんですよ。もし入籍したくない理由が、「職場で名字を変えたくない」だけなのであれば、入籍することを考えてみてもいいのではないでしょうか。

また子どもの扶養や相続などを考えて、出産のタイミングで入籍してもいいかもしれませんね。どんな夫婦の在り方であっても、ふたりがふたりらしく生きていけるカタチを選んでください*

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