プロフィールムービーとは?
披露宴で流すムービーのこと。式に来て下さったゲストに、新郎新婦の生い立ちや出会いなど、ふたりの積み重ねてきた人生を知ってもらいます。ご両親や友人にとっては、小さい頃から現在までの再確認になります。新郎新婦にとっては、小さい頃から現在までの人生を再確認し、よりいっそう新たな気持ちで結婚の誓いを挙げることが出来ます。
プロフィールムービーをつくるには?
■製作会社に発注する
確実な方法。会社によって出来ることや料金が変わってくるので、相談しながら決めて行きましょう。
■自作する
思い出に残る方法。自作するのはそれなりの労力がかかりますが、それだけに流したときの感動もひとしお。ほとんどの式場では、自作ビデオを持ち込む際、マニュアルや解説を受けたりします。自宅のパソコン・スマホと式場の再生環境は違うので、気を抜いて作ると、膨大な修正作業が必要になってしまう場合も。
あれこれあります! 注意点
■1.コメントや、動画内の文字が読めない
背景に文字が同化してしまい、読めなくなるミス。動画製作で最も多いミスです。
確認作業中にそういった箇所を見つけたら、文字の色を変える、文字に影をつける、中を塗り潰した枠で囲むなどで目立たせましょう。文字の大きさや、動く速さも確認しましょう。あまりに小さかったり速かったりすると、スクリーンから離れた場所の人が読めない場合があります。
■2.編集画面と本番の画面が違う
プロジェクターとパソコン・スマホでは、画像の表示できる範囲が違います。そのため、一度はリハーサルしておくのが必須です。
■3.再生形式が違う
DVD-Video、AVI、MOV、MP4など、ムービーには様々な形式があります。自作するときは式場としっかり確認し、合った形式で作成しましょう。特に、保存する形式を選ぶ必要がある自作中は気をつけましょう。
■4.写真や動画の比率が合っていない
スクリーンには4:3、16:9など、様々な大きさがあります。製作環境と本番での比率が違うと、動画が大きく引き延ばされてしまいます。そのため、人物が太って見えたり、全体がぼやけてしまったり、画像の端がカットされてしまうことがあります。
■5.著作権関係のトラブル
著作権のトラブルは、BGMに関するものがほとんど。音楽は全て自由に使っていいという訳ではありません。市販されているほぼ全ての曲に著作権料が発生します。多くの式場では、会場で許諾を得ているので、どの曲が使えるかどうか確認しながら進めましょう。自分たちで演奏する場合も、著作権料が発生する場合があります。
どうしてもイメージに合った曲がないと言うときは、フリー音源を使いましょう。専用のサイトからダウンロードして使いますが、著作権がないため、自由に使うことが出来ます。
■6.リハーサルをちゃんとする
自宅で動いても、式場とは映像の設備が違います。一通り流して、改善点や問題点を見つけましょう。再生テストは、式の1~2週間前に行うことが多いです。
ムービーの時間配分は?
一般的なプロフィールムービーは5分ほど。内訳は以下の通り。
名前や2人の簡単な紹介:15秒。
お互いの生い立ち:それぞれ1分30秒ほど。
出会いから今まで:1分。
締めのメッセージ:30秒。
これが、ちょうどいい長さです。曲は1曲をフルサイズで流すか、2つ以上の曲を編集して流すのが良いでしょう。写真の流す時間は、曲のリズムに合わせましょう。ベースのリズムを2回繰り返すごとに、写真1枚が心地良い速さです。
また、映像をスタートさせる前と後に、5秒程度、静止画だけのシーンを入れておくと良いでしょう。多くの式場ではすぐに映像が始められるように、一時停止の状態にしてから再生します。さらに、映像を再生するときは式場のパソコンからの再生となるので、デスクトップやメニュー画面が見えてしまいます。雰囲気に水をさしてしまうので、余裕を持たせておいた方が賢明です。
写真の取り込み方
スマホやデジカメなどにある、画像データを使います。ですがデータ上にない、アルバムやスナップ写真しかない場合は、スキャンして取り込みます。スキャンの時間はまちまちで、写真の枚数によっては時間がかかることがあります。早めに準備をしておきましょう。
また、スマホやデジカメで撮っている場合でも、データが膨大すぎて欲しい写真が見つからないという場合があります。
時間配分が大切
動画製作は、簡単そう、早くできると思ってはいけません。時間の余裕をたっぷり見て、大体4ヶ月前から開始するのが良いでしょう。1ヶ月目でイメージ作り、ソフト作りを行います。2ヶ月目で写真、BGM選び。データを探したり、写真をスキャンします。動画製作で最も時間のかかる部分です。3ヶ月で制作。最後に仕上げ、調整。
大切なムービーなので、急造りにならないように、少しずつやっていくのがいいですね。
どうでしたか?
披露宴の最初に挙げるムービーです。思い出に残るものを作りたいですね!
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