結婚式の招待状の準備が整ったら、いよいよ招待するゲストの手元に招待状を送る段階ですね!
式場で招待状を手配した場合でも、ご自身で作った場合でも、発送の作業は新郎新婦で行うことがほとんどです。
招待状の発送は「手渡し」と「郵送」の2パターンに分かれることが多いですが、どちらでも配慮が必要なポイントがいくつかあります。なかなか教えてもらえない招待状郵送のマナーについて、まとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
1.手渡しの場合
結婚式は新郎新婦が「ゲストをお招きする」というスタンスです。
結婚式の招待状を相手に直接手渡ししてお願いするのが本来のマナーといえます。したがって、招待状を手渡しできる人には、手渡しするのが基本です。招待状は、手渡しならば、渡すときに一言添えることができ、郵送よりも丁寧な印象を持たれます。また、手渡しでは「送付する分の切手代の節約ができる」という金銭面でのメリットもあります。
とはいえ、突然相手方のところへ出向いて招待状を手渡しては失礼です。
事前に結婚式の日程をお伝えし、出席していただけそうであれば招待状を持参しましょう♩その際、依頼することがあるゲストに対しては、一言挨拶も添えるようにします。スピーチの依頼などがある場合、軽く打ち合わせもできればいいですね**
2.招待状手渡しの注意点とは?
招待状を手渡しする際は、次のことに注意しましょう!
招待状の宛名に住所は書かない
郵送を想定していたのを急に変更したように思われてしまい、失礼にあたります。お名前のみ書くようにしましょう。
招待状は糊付けしない・封をしない
その場ですぐ確認してもらえるよう、糊付け・封はしないのがマナーです。
中身が出てしまいそうなときは、開けやすいシール(探してみると、婚礼向けの可愛いシールが売っていますよ!)などにとどめましょう◎
招待状に同封する返信ハガキには切手(慶事用の切手)を必ず貼る
手渡しの際に忘れがちなのが返信ハガキ用の切手です。
手渡しした相手に手渡しでの返信を強いるようなことがあっては良くないので、こちらから切手を貼ってお渡ししましょう。手渡しで返信を受け取った際は、快く受け取るようにしましょうね♩
3.手渡しをするゲストとは?
■上席(自分より目上)のゲスト
→約束をして新郎新婦から出向く(かなわない場合は片方でも)
・ 主賓
・ 仲人
・ 乾杯の挨拶や祝辞をお願いするゲスト
・ 恩師
■確実に手渡しできるゲスト
→日常的に会う可能性が高い
・ 会社の上司
・ 会社の同僚
・ 会う頻度の高い友だち
・ 親族・身内
宛名の書き方にも関わってくるため、手渡しが確実にできるかどうか、リスト作成は慎重に行いましょう♩特に、式場でリストを作成して一気に印刷する場合などは、手渡しする可能性を視野に入れておかないとすべての宛名に住所を印刷してしまいます。前もって確認しておきたいですね**たとえ上席のゲストでも、遠方でなかなか直接会いに行けない場合や都合が合わない場合は郵送でもよいとされています。会社の上司や離れて暮らす方などには郵送をうまく使いましょう!
4.郵送の場合
「お招きする」という立場での礼儀を尽すならば招待状は手渡しがマナーです◎とはいうものの、なかなか都合が合わない場合のほうが多いものです…招待状は早くに先方の手にわたり、確実に出欠を把握する必要があるので、素早く手元に届く方法をとりましょう♩♩
そのために、遠方のゲスト、多忙なゲスト、親しい友人など、会う時間はないが気軽に連絡が取れるゲストには、招待状を郵送するのがよいでしょう。もちろん、郵送する場合でも、事前に電話などで招待状を送ることを一言連絡しておくことが大切です◎親しい友人にはメールやLINEなどで連絡をとってから招待状を郵送するのも最近では許容範囲内ですよ。
5.郵送の場合で準備するもの・こと
郵送の場合、宛名書きは住所と氏名を毛筆か印刷で用意します。
ご自身で書くのが一番ですが、文字の美しさを優先される方は、プロの筆耕を頼んでも問題ありません。
切手は慶事用切手を貼りますが、同封物によって重さが変わり、貼るべき切手の値段も変わるので気をつけましょう♩招待状に入れるものを全て一組にしてから、試しに秤などで計ってみると安心ですよ◎もし切手の金額が不足していると、金額の不足が判明したタイミングによっては相手方に不足分の金額の請求が行ってしまうことがあるので、事前に調べてから発送することが大事です**切手を一通ずつ丁寧に貼る作業は意外と時間がかかりますので、余裕をもって準備をすすめたいところです。
6.発送と消印の日付
発送する「お日柄」として、消印日が「大安」もしくは「友引」がよいとされています。
確実に消印を押してもらえるように、また雨など天候の関係で外のポストへの投函では汚れる場合も想定して、直接郵便局へ持参することをおすすめしますよ◎
7.最後に
いかがでしたでしょうか?
単純作業ともいえる招待状の発送ですが、気を付けたいマナーがいろいろとあることが分かりました♩♩発送準備でバタつく前に知っておきたいですね!
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